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オニキス

ブラックオニキス(ブラックアゲート・ブラックカルセドニー)について

【和名・黒瑪瑙(くろめのう)|英語・Onyx|主要産地・ウルグアイ/ブラジル等】

オニキスは漆黒の天然石として知名度、人気ともにNO.1といえる天然石です。産出量が豊富で比較的、安定的な入荷が可能です。当店ではビーズを中心に、カボション(ルース)も販売しております。

    オニキスの特徴

    ”オニキスのビーズ"
  • オニキスとは


    オニキスとは、アゲート(瑪瑙、めのう)やカルセドニー(玉髄、ぎょくずい)の一種である天然石です。オニキスの名前の由来は「爪」を意味する古代ギリシャ語です。アゲートの中でも白い縞模様が見えるものを、人の指の爪の白い部分に見立てて呼びました。

    語源からすれば、白い縞模様のついたアゲートを「オニキス」と呼ぶのが本来なのですが、現代ではカルセドニーも「オニキス」と呼ばれています。これは、日本に輸入されてから流通が広がるまでの間に、「オニキス」という呼び名が指す内容に変化が起こったからです。明治時代、「オニキス」という言葉が日本に入ってきたとき、学識者は「オニキス」という言葉を「白い縞模様」ではなく、単なる「縞模様」と解釈しました。そのため、縞模様のあるアゲートが「オニキス」と呼ばれるようになりました。そして「オニキス」という言葉は、さらに長い時を経て、黒いカルセドニーのことも含めるようになったのです。
  • オニキスはクォーツの仲間


    オニキスはアゲート、またはカルセドニーであるので、クォーツ(石英、せきえい)のグループの一種でもあります。そのため、成分上はクォーツと同じSiO2(シリカ)です。クォーツの非常に細かい結晶が網目状に集まり、沈殿したものが緻密に固まった鉱物がカルセドニーです。その中でも、沈殿する過程で鮮やかな縞模様ができたもののみをアゲートと呼びます。そしてオニキスは、アゲートやカルセドニーの中でも特定の色合いをしているものを指す言葉となったのです。
  • オニキスの産状


    オニキスは、主に火成岩や堆積岩の空洞や割れ目に、その成分が沈殿してできます。まれに鉱物の結晶が群生するところに珪酸溶液が流れ込み、オニキスを作ることもあります。中心部に隙間を残して育つことも多く、その隙間にクォーツの結晶ができたり、液体が残っていたりすることもあります。オニキスに入った液体は、何千年も昔の自然環境を保存しているものであり、学術的価値があります。
  • オニキス 鉱物データ

項目
和名 黒瑪瑙 くろめのう
モース硬度 7
結晶 六方晶系 潜晶質
成分 SiO2
比重 2.64
黒、白、褐色、赤、青、緑等
一般的なトリートメント等 一部、染色処理

    オニキスの歴史と産地

    オニキスの産地のイメージ
  • オニキスを含むアゲートの歴史


    オニキスを含むアゲートと人間との歴史は古く、古代にはその硬さや破片の鋭さを利用して、石器の材料に使っていました。

    また、時代が下るにつれ、不思議な力を持つ石としても知られるようになりました。たとえば、11世紀に活躍したフランスの司教マルボドゥスは、アゲートを身につけると人当たりがよくなり、説得力のある言葉を使えるようになり、神の加護も受けられるようになると主張しました。また、19世紀の半ば頃には、アゲートは護符としての人気がとても高まりました。ドイツのイーダー・オーバーシュタインでは、大規模なアゲート加工施設が稼働しており、特に縞模様が目のように見えるように加工された護符が人気を博しました。

    日本でも、古墳時代後期には、中国向けにアゲートを輸出していたという記録が残っています。また、古来より七宝の一つとしてアゲートが挙げられるなど、国外への輸出のみならず日本国内でも大切に使われてきた石なのです。
  • オニキスの産地


    市場に出回るような、上質なオニキスが産出することで有名なのはブラジル、ウルグアイなどの南米です。他にはインド、インドネシア、アメリカ、中国、アフリカ各国など。日本でも産出したという記録が残っています。当店では、ブラジルやウルグアイで産出したオニキスを中心に取り扱っています。

    オニキスの価値と種類

  • オニキスの価値


    市場に出回るような、上質なオニキスが産出することで有名なのはブラジル、ウルグアイなどの南米です。他にはインド、インドネシア、アメリカ、中国、アフリカ各国など。日本でも産出したという記録が残っています。当店では、ブラジルやウルグアイで産出したオニキスを中心に取り扱っています。
  • オニキスの種類


    一口にオニキスといってもさまざまな種類があります。ここでは当店で取り扱っているものを中心にご紹介いたします。
  • ブラックオニキス

    ブラックオニキスのビーズ

    当店では黒いカルセドニーをブラックオニキスと呼んでいます。クールなブラックが引き締まった印象を与えます。
  • フロストオニキス

    フロストオニキスのビーズ

    艶消し処理をしたオニキスです。フロストアゲートとも呼びます。艶がないことで、温かみのある柔らかな雰囲気が演出されています。
  • グレーオニキス

    グレーオニキスのビーズ

    ブラックオニキスよりも優しげでありながら、大人の雰囲気もしっかりと出ているカラーのオニキスです。
  • ホワイトオニキス


    雪を押し固めたようなミルキーな白さが特徴のオニキスです。
  • グリーンオニキス


    夏に生い茂る青葉のような、深みのあるグリーンが印象的なオニキスです。
  • ストライプオニキス


    縞模様のある、アゲートタイプのオニキスです。縞模様と地色のコントラストが美しい天然石です。
  • ブルーオニキス


    海のような爽やかなブルーが特徴のオニキスです。当店ではフラッシュ加工を施した、深海にたゆたうシャボン玉のようにさまざまな色の光が揺れるブルーオニキスも取り扱っております。
  • サードニクス


    紅縞瑪瑙(べにしまめのう)とも呼ばれます。古来より宝石材として珍重されてきました。昔は「もっとも神聖な宝石」として尊ばれていました。

    オニキスのお手入れ

    ”ブラックオニキスのビーズ"
  • 傷がつかないよう、取扱いに注意


    オニキスは傷つきにくさを示すモース硬度が7と、丈夫な石です。しかしながら、より硬度の高いトパーズやルビー、サファイアなどと一緒にすると、オニキスに傷がついてしまう可能性があります。オニキスを保管する時は、他の石とぶつからないよう、仕切りのある箱や小袋に入れるなどして、個別に保管すると安全です。
  • 普段のお手入れは空拭きで


    オニキスは劣化しにくい石ですので、普段のお手入れは空拭きで結構です。オニキスのアクセサリーを身につけた後は、乾いた布で空拭きをすると、オニキスの美しさを長い間保つことができます。
  • 汚れが気になる場合は、中性洗剤やアルコールティッシュで洗う


    オニキスは水に強い特徴があるので、水洗いが可能です。皮脂汚れなどが気になる際は、中性洗剤を垂らしたぬるま湯でもみ洗いをします。汚れが落ちたら、洗剤が残らないように水でしっかりとすすぎます。すすいだ後は、乾いた布で水気をよく拭き取ります。また、アルコールティッシュで軽く拭くことでも汚れを落とすことができます。
  • 直射日光には当てない


    オニキスは長時間直射日光に当てると、含まれる成分が紫外線によって化学反応を起こし、退色してしまう恐れがあります。そのため、直射日光が当たらない場所で保管をしてください。保管する際は、蓋つきの容器に入れておくとよいでしょう。

オニキスの販売商品

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