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アンバー
(琥珀|こはく)
アンバーについて
【和名・琥珀(こはく)|英語・Amber|主要産地・バルト海近郊国/ドミニカ/コロンビア等】
アンバーとは太古の木の樹脂が化石化したものです。厳密には鑑別結果ではバルト海周辺国で産出されるものが「アンバー」、その他の地域で産出されるものは「コーパル」となります。近年では、加工時の原石ロスを減らすために加熱、加圧等の処理が施されることが通常となっています。当店ではビーズを中心に、カボション(ルース)、ペンダントトップ、ブレスレットも販売しております。-
アンバーとは
琥珀(こはく、アンバー)とは、数千万年〜数億年前に生えていた木の樹脂が地層に埋もれ、長い年月をかけて化石化したものです。アンバーは透明〜半透明の塊として産出し、独特のツヤを持つのが特徴です。生まれる過程で古代の小生物、毛や羽、植物の葉や花、古代の水や空気(気泡)が入り込んだアンバーもあり、学術的にも非常に価値のある天然石です。
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さまざまな名前を持つアンバー
和名の「琥珀(こはく)」は、本来は中国名です。古くは「虎魄」と書き、虎の魂が土の中で石になったものと信じられていました。日本における琥珀の名産地である岩手県久慈市の方言では「くんのこ(薫陸香)」と呼ばれています。
英名の「アンバー」は、アラビア語で「竜涎香(りゅうぜんこう)」を意味する「anbar」が由来となっています。竜涎香とはマッコウクジラから採取される香料で、琥珀を燃やすと竜涎香とよく似た香りがするため、この名前がつけられました。また、アンバーは古代ギリシャでは「太陽の輝き」を意味する「エーレクトロン」と呼ばれていました。アンバーはこすると静電気を発するため、エーレクトロンから英語の「electricity(電気)」という言葉が生まれました。また、ドイツ語では「燃える石」を意味する「ベルンシュタイン」と呼ばれます。
このように、アンバーは国によってさまざまな名前を持つ天然石なのです。
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アンバーの産状
アンバーは、樹脂を流した木が地層中に埋もれ、次第に硬化することで生成されます。砂泥岩中に、石灰片を含んでできたアンバーは「ピット・アンバー(山琥珀)」と呼ばれます。また、地層が海に沈み、海水より軽いアンバーだけが地層から流れ出して、遠隔地へたどり着くことがあります。漂着した場所に再び堆積した琥珀は「シー・アンバー(海琥珀)」と呼ばれます。
アンバーより経過年数が短く、完全な化石となっていない樹脂半化石はアンバーではなく「コーパル」と呼ばれます。これを加熱処理し、硬度を高くしたものをアンバーと呼ぶこともあります。また、加熱圧縮成形した再生琥珀は「アンブロイド」と呼ばれます。
アンバーの特徴
アンバー 鉱物データ
項目 | |
---|---|
和名 | 琥珀 こはく |
モース硬度 | 2〜2.5 |
結晶 | 非晶質 |
成分 | C10H16O+H2S |
比重 | 1.05 |
色 | オレンジ、黄、赤、緑、青等 |
一般的なトリートメント等 | 加熱処理・加圧処理 |
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アンバーの歴史
アンバーと人間との関係は古く、ヨーロッパにおいては、約1,500万年前にデンマークの遊牧民がアンバーを装身具やお守りとして使い始めたのが始まりであるとされています。バルト海地方に住む民族はアンバーをお金の代わりとして、ギリシャ、ローマ、エジプトなどヨーロッパ各国と交易をしていました。
やがてヨーロッパ、中東、極東地域を結ぶ「琥珀の道(アンバーロード)」と呼ばれる交易路ができ、アンバーの取引はますます盛んになりました。アンバーの道は数世紀にわたり、ヨーロッパとアジア、また北ヨーロッパと地中海の往復路として利用されました。アンバーの道を通って輸出されたアンバーは、世界各地で人々に利用されました。古代エジプトのファラオであるツタンカーメンの墓には、バルト海周辺産のアンバーが副葬品として埋葬されていました。また、北海からデルフォイのアポロン神殿の供物として送られたアンバーもあります。アンバーは「北方の金」とも呼ばれ、同じ重さの金と交換されるほど価値がありました。また、アンバー一粒と、健康な奴隷一人が交換されることもありました。
日本においても、アンバーは古くから人々に知られた宝石でした。もっとも古くアンバーが登場するのは旧石器時代です。北海道千歳市の柏台遺跡から、約2万年前のアンバーの装飾品が出土しています。特に関東地方、東北地方東部、北海道地方などの地域に点在する遺跡からはアンバーが数多く出土しており、装飾品として流通していたことが明らかになっています。室町時代には、岩手県久慈地方でのアンバー採掘が産業化されはじめ、当時の江戸、京都に輸出されました。 -
アンバーの産地
宝石質のアンバーが産出する有名な産地は、バルト海周辺、ポーランド、ドミニカ、コロンビアなどです。特に、バルト海周辺(ポーランド、リトアニア、ロシアのカリニングラードなど)は、世界に流通しているアンバーの約80%を産出しています。当社では、ポーランド産のものを中心に、宝石質のものを数多く取り扱っております。 -
アンバーの種類
一口にアンバーといっても、産地や色合いによってさまざまな種類があります。ここでは、当店で取り扱っているものを中心に、さまざまなアンバーをご紹介いたします。 -
バルティックアンバー
バルト海周辺で産出するアンバーです。その多くは海水の流れによって別の場所から漂着した「シー・アンバー」です。 -
ブルーアンバー
主にドミニカで産出するアンバーです。紫外線に反応して、海のような鮮やかなブルーを見せてくれます。 -
グリーンアンバー
ポーランドやコロンビアで産出するアンバーやコーパルに加熱処理を施すことで、爽やかなグリーンに変化したアンバーです。コーパルも加熱処理の過程を経てアンバーとなります。
アンバーの歴史と産地
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アンバーの価値
アンバーは、色が鮮やかで、透明度が高く、クラックが少ないものが高い価値を持つとされています。また、通常なら敬遠されてしまうインクルージョンも、アンバーの場合は太古の動植物を内包している場合があるため、インクルージョンの種類によってはむしろ価値を高める場合があります。 -
さまざまなシーンで使われるアンバー
アンバーは樹脂の化石であるという特徴から、宝石として使われる以外にも、さまざまなシーンで利用されています。たとえば、熱で融解したアンバーにテレピン油やアマニ油を溶解させてできたニスは「琥珀ニス」「琥珀ラッカー」と呼ばれ、木材の表面保護とツヤ出しに使われます。
他にも、アンバーは漢方医学では薬の材料として用いられることもありました。南北朝時代の医学者陶弘景は『名医別録』の中で、アンバーの効能を「一に去驚定神、二に活血散淤、三に利尿通淋」(精神を安定させ、滞留した血液をよく流れるようにし、排尿の障害を改善する)と記しています。ポーランドのグダンスク地方では、酒に浸したアンバーを薬として飲む風習があります。
また、アンバーには小生物や、毛や羽、植物の葉や花、古代の水や空気(気泡)が混入していることがあります。通常の化石よりもキレイに形を保ったまま保存されるため、そのような内包物を含んだアンバーは、化石資料として活用されることもあります。 -
琥珀の間
ロシアのサンクトペテルブルク郊外にあるエカテリーナ宮殿内の一室に「琥珀の間(こはくのま)」と呼ばれる場所があります。その名のとおり、部屋全体が琥珀で装飾されており、総重量が約6トン、個数にして約10万個もの琥珀が使われています。第二次世界大戦のレニングラード包囲戦中、装飾に使われていた琥珀はドイツに持ち去られてしまいましたが、後の復元作業により、2003年には元通りに復元されました。現在でもエカテリーナ宮殿に行けば、当時と同じ姿の琥珀の間を見ることができます。
アンバーの価値と用途
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アンバーは傷がつかないよう、取扱いに注意
アンバーは傷つきにくさを示すモース硬度が2〜2.5と、人間の爪ぐらいの硬さの天然石です。そのため、より硬度の高いクォーツやトパーズ、ルビーやサファイアなどの天然石と一緒にすると、アンバーに傷がついてしまう可能性があります。アンバーを保管する時は、他の石とぶつからないよう、仕切りのある箱や小袋に入れるなどして、個別に保管するようにしましょう。また、硬い地面に落としてしまわないように気をつけてください。 -
化学物質に触れないように注意
温泉やサウナ、プールなどに入る際は、アンバーのジュエリーは外しましょう。温泉の成分やプールの消毒液に含まれる成分で化学反応を起こし、アンバーが変色してしまう場合があります。また、ヘアスプレーやコロンなどに含まれる成分にも反応してしまう場合があるので、身につける際はそれらの成分が付着しないように気をつけましょう。 -
普段のお手入れは空拭きで
アンバーを身につけたあとは、スタイリング剤を落としたものが付着するのを防ぐため、先にアンバーのジュエリーを外してください。そのあと、乾いた布でアンバーを空拭きすることで、アンバーの美しさを長い間保つことができます。布は、メガネのお手入れ用の布のように柔らかい素材のものがおすすめです。 -
汚れが気になる場合は、真水で洗う
アンバーに付着した皮脂汚れなどが気になる場合は、真水を使って優しく洗うか、柔らかい布を湿らせて拭くと汚れを落とすことができます。 -
直射日光には当てない
アンバーは長時間直射日光に当てると、退色してしまう恐れがあります。そのため、直射日光が当たらない場所で保管をしてください。保管する際は、蓋つきの容器に入れておくとよいでしょう。
アンバーのお手入れ
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