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カーネリアン

カーネリアンについて

【和名・紅玉髄(べにぎょくずい)|英語・Carnelian|主要産地・インド・南米・ボツワナ】

カーネリアンとは、オレンジ系のカルセドニーに個別に用いられる宝石名・天然石名称です。縞模様の見られる物はカーネリアンサードニクスと呼ばれます。7月の誕生石としても用いられる天然石です。当店ではビーズを中心に、カボション(ルース)も販売しております。

    カーネリアンの特徴

    ”カーネリアンのカボション"
  • カーネリアンとは


    カーネリアンとは、カルセドニー(玉髄、ぎょくずい)の中でも赤やオレンジ系統のものを指します。名前の由来は複数の説があり、一説によるとラテン語で肉を意味する「carnis」とされています。また、新鮮さを意味する「carneolus」に由来するという説や、さくらんぼの果実を意味する「kernel」に由来するという説もあります。

    和名は「紅玉髄(べにぎょくずい)」と呼ばれます。玉髄の「玉」は「美しい石」、「髄」は木の芯の部分を指します。この名前は、おそらくペトリファイドウッド(珪化木。木が長い年月をかけ、透明感のある石になったもの)の芯の部分がカルセドニーになる場合が多かったことから名付けられたと思われます。
  • カルセドニーはクォーツの仲間


    カルセドニーはアゲート(瑪瑙、めのう)とともに、クォーツ(石英、せきえい)のグループの一種です。そのため、成分上はクォーツと同じSiO2(シリカ)です。クォーツの非常に細かい結晶が網目状に集まり、沈殿したものが緻密に固まった鉱物がカルセドニーです。
  • カルセドニー(カーネリアン)の産状


    カルセドニーは、主に火成岩や堆積岩の、空洞や割れ目にその成分が沈殿してできます。また、カルセドニーの成分が地層中に染み込んで、多孔質(ミクロの穴が無数に空いている性質)の岩石や堆積物を固めることでカルセドニーを作ることもあります。カルセドニーが生成の過程で鉄分を含むことにより、赤いカーネリアンになるのです。

    中心部に隙間を残して育つことも多く、その隙間にクォーツの結晶が群生したり、液体や空気が残っていたりすることもあります。カルセドニーの中に残された液体や空気は、太古の歴史を保存する貴重な資料となります。

    また、巻き貝など、かつて生物だったものの成分が置き換わることで、カルセドニーになることもあります。
  • カーネリアン 鉱物データ

項目
和名 紅玉髄 べにぎょくずい
モース硬度 7
結晶 六方晶系 潜晶質
成分 SiO2
比重 2.64
赤、オレンジ
一般的なトリートメント等 加熱処理

    カーネリアンの歴史と産地

    カーネリアンの産地のイメージ
  • カーネリアンの歴史


    カーネリアンは古くから、護符やアクセサリーの素材として使われてきた歴史があります。たとえば、紀元前2500年頃に栄えたインダス文明は、カーネリアンを装飾品として加工し、世界各地に輸出することで巨万の富を築いたとされています。

    カーネリアンは持つ者に活力を与え幸運を呼ぶ石として、世界の各地で護符として珍重されてきました。代表的な国は、古代エジプト、メソポタミア、ギリシャ、ローマ、バビロニアなどです。聖書にも、アーロンの胸当てのためにモーゼに与えられた「火の石」のひとつであったという記述が残されています。

    イスラム教の始祖ムハンマドは、護符としてカーネリアンを右手の小指に付けていました。そのため、イスラム教ではカーネリアンは聖なる石とされています。また、宝石を珍重していたフランス皇帝ナポレオンは、カーネリアンで印章を作りました。この印章は護符として、4代にわたって引き継がれたといわれています。

    他にも、古来よりカーネリアンには不思議な力があると信じられてきました。たとえば、賢王として有名なカスティーリャ国(後のスペイン)の王、アルフォンソ10世が著した『宝石誌』には、カーネリアンは所有する人に勇気を授け、人前でも堂々と話せるようにしてくれると記されています。カーネリアンにアラビア語で聖なる言葉を刻むと、邪悪な企みや嫉妬から身を守るともいわれています。さらに東洋では、他人の嫉妬に傷つけられることを防ぐ石とされていました。
  • カーネリアンの産地


    宝石質のカーネリアンの産地として有名なのはインド、ブラジル、ボツワナです。他にはブラジル、ウルグアイ、アメリカなどでも産出します。当店ではインド、ブラジル、ボツワナ産のカーネリアンを中心に取り扱っています。

    カーネリアンの価値

    カーネリアンのルース
  • カーネリアンは色が濃く、透明感があり、クラックやインクルージョンの少ないものが高い価値を持つとされています。当店では透明感のある、宝石質のカーネリアンを数多く取り揃えております。

    カーネリアンのお手入れ

    ”カーネリアンのビーズ"
  • 傷がつかないよう、取扱いに注意


    カーネリアンは傷つきにくさを示すモース硬度が7と、丈夫な石です。しかしながら、より硬度の高いトパーズやルビー、サファイアなどと一緒にすると、カーネリアンに傷がついてしまう可能性があります。カーネリアンを保管する時は、他の石とぶつからないよう、仕切りのある箱や小袋に入れるなどして、個別に保管すると安全です。
  • 普段のお手入れは空拭きで


    カーネリアンは劣化しにくい石ですので、普段のお手入れは空拭きで結構です。カーネリアンのアクセサリーを身につけた後は、乾いた布で空拭きをすると、カーネリアンの美しさを長い間保つことができます。
  • 汚れが気になる場合は、中性洗剤で洗う


    カーネリアンは水に強い特徴があるので、水洗いが可能です。皮脂汚れなどが気になる際は、中性洗剤を垂らしたぬるま湯でもみ洗いをします。汚れが落ちたら、洗剤が残らないように水でしっかりとすすぎます。すすいだ後は、乾いた布で水気をよく拭き取ります。
  • 直射日光には当てない


    カーネリアンは長時間直射日光に当てると、含まれる成分が紫外線によって化学反応を起こし、退色してしまう恐れがあります。そのため、直射日光が当たらない場所で保管をしてください。保管する際は、蓋つきの容器に入れておくとよいでしょう。

カーネリアンの販売商品

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