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アメトリン

アメトリン(クォーツ)について

【和名・紫黄水晶(しおうすいしょう)|英語・Ametrine|産地・ボリビア】

アメトリンとはアメジスト(紫水晶)とシトリン(黄水晶)が混ざりあったバイカラーの水晶です。当店ではビーズを中心に、カボション(ルース)、ペンダントトップ、ブレスレットも販売しております。

    アメトリンの特徴

    ”アメトリンのスクエアカットのルース"
  • アメトリンとは


    アメトリンとは、アメジスト(紫水晶)とシトリン(黄水晶)の2つが同居しているバイカラーのクォーツを指します。その色味から、和名は「紫黄水晶(しおうすいしょう)」と呼ばれています。
  • アメトリンの産状


    アメトリンは、ケイ酸塩鉱物の一種でクォーツ(石英、せきえい)の一種です。クォーツは地殻を構成する非常に一般的な造岩鉱物です。フェルスパー(長石、ちょうせき)に次いでもっともよく見られるもので、火成岩・変成岩・堆積岩のいずれにもしばしば含まれます。

    クォーツは、二酸化ケイ素が火山噴火した際に出たマグマの熱に溶かされ、それを含んだ水が冷やされて結晶化して作られますが、アメジストは結晶化する際にケイ素の一部が鉄イオンに置き換わることによって紫色に染まります。また、結晶化の過程で特定の温度まで熱せられると、ごくまれに紫色から黄色のシトリンに変わることがあります。これは含まれる鉄イオンが、熱によって変質することが原因です。

    その両方の特性を備えているアメトリンは、温度の変化によってアメジストの一部だけがシトリンに置き換わることで生まれる、珍しい天然石なのです。
  • アメトリン 鉱物データ

項目
和名 石英 せきえい
モース硬度 7
結晶 三方晶系
成分 SiO2
比重 2.7
紫、黄
一般的なトリートメント等 加熱処理

    アメジスト、シトリンの歴史とアメトリンの産地

    アメトリンのカボション
  • アメジストの歴史


    アメジストの歴史は古く、紀元前にはすでに装飾品として用いられていました。また、アメジストは酔いどめのお守りとして珍重されていました。「アメジスト」という名も、ギリシャ語で「酒に酔わない」を意味する「amethystos」に由来しています。

    今でこそさまざまな場所で産出するアメジストですが、昔は産出量が非常に少なく、王侯貴族が身につける石として珍重されていた時代もありました。女性よりも男性に人気があったため、現在でもアメジストをあしらった男性向けの装身具が多く残されています。

    ギリシャ神話では、女神アルテミスに仕えていた女性「アメシスト」が、アメジストの名前の由来になったという話が語られています。酒の神バッカスのけしかけた虎に追われたアメシストは神に助けを請い、祈りを捧げました。すると、アメシストの身体は無色透明な水晶に変化してしまいました。これを哀れんだバッカスがブドウ酒を水晶に注ぐと、水晶は紫色に染まりました。これがアメジストの始まりであるといわれています。

    日本では平安時代の薬物事典である『本草和名』に「紫石英」としてアメジストが登場しています。紫色は高貴な色として、薬の材料に使われてきたのです。
  • シトリンの歴史


    シトリンという名前の由来は、フランス語の「シトロン(citron)」から。シトロンは、インド原産のミカン科の植物です。淡い黄色の実を付け、日本語では「丸仏手柑(まるぶしゅかん)」と呼ばれる果物になります。このシトロンの実の色に似ていることから、シトリンと名付けられました。アメジストを加熱処理してできたシトリンは「バーント・アメジスト」や「焼黄」と呼ばれる場合があります。

    その色合いからトパーズと混同されていた歴史があり、ヴィクトリア朝時代のペンダントやブローチには、トパーズではなくシトリンがあしらわれたものも数多く残っています。ローマ人が最初にシトリンを使ったのはキリストが生まれた後の頃で、「インタリオ」と呼ばれる沈み彫り(像が中に引っ込んで見えるように彫刻する手法)の装飾品が作られていました。シトリンは幸福を呼ぶとされ、邪悪な考えを追い払うお守りとして珍重されていました。

    また、シトリンは体の毒素を取り除く作用があると信じられていました。そのため、蛇などの毒を持つ動物がよりつかないようにするお守りとしても用いられていました。また、伝染病や肌荒れ、うつや便秘、糖尿病の治療にも効果があるとされていたのです。
  • アメトリンの産地


    アメジストは世界各地で産出しますが、アメジストが自然界でシトリンに置き換わることはめったにありません。そのため、天然のアメトリンは産出量が少なく、希少です。

    宝石質のアメトリンが採れることで有名なのはボリビアです。パラグアイとブラジルの国境に近いボリビア南東部のアナヒ鉱山で天然のアメトリンが採れたことで、知名度が高まりました。伝説では、スペインの征服者が1600年代に鉱山の場所を発見し、当時の女王にそこで採れた標本を献上した際に、ヨーロッパの人々に宝石が伝えられたとされています。彼が現地の女王「アナヒ」と結婚した際、彼への贈り物として渡された鉱山がアナヒ鉱山であるといわれています。その後、アナヒ鉱山はしばらく所在不明でしたが、1960年代に再発見されました。

    ボリビアで産出したアメトリンは、その地名から「ボリビアナイト」と呼ばれることもあります。当店では、ボリビア産のアメトリンを中心に取り扱っております。

    アメトリンの価値と用途

    アメトリンのルース
  • アメトリンの価値


    アメトリンは補色関係にある紫と黄、2色のバランスがよく、色の違いがはっきりと現れているものが価値があるとされています。また、クラックやインクルージョンが少ないこと、透明度が高いことも価値を高める条件となっています。当店では透明度の高い、宝石質のアメトリンを数多く取り揃えております。
  • さまざまなシーンで使われるアメトリン


    紫と黄のコントラストが美しいアメトリンは、私達の生活の中でもさまざまな用途に使われています。たとえば、ルースや天然石ビーズなどに加工され、ハンドメイドアクセサリーの材料として使われることも多いです。さまざまな形状の天然石パーツとして加工されたアメトリンは、非常に人気があります。また、美しくカットされたアメトリンのルースは、ジュエリーとして珍重されます。

    アメトリンのお手入れ

    ”アメトリンのカボション"
  • 傷がつかないよう、取扱いに注意


    アメトリンは傷つきにくさを示すモース硬度が7と、丈夫な石です。しかしながら、より硬度の高いトパーズやルビー、サファイアなどと一緒にすると、アメトリンに傷がついてしまう可能性があります。アメトリンを保管する時は、他の石とぶつからないよう、仕切りのある箱や小袋に入れるなどして、個別に保管すると安全です。
  • 普段のお手入れは空拭きで


    アメトリンは劣化しにくい石ですので、普段のお手入れは空拭きで結構です。アメトリンのアクセサリーを身につけた後は、乾いた布で空拭きをすると、アメトリンの美しさを長い間保つことができます。
  • 汚れが気になる場合は、中性洗剤やアルコールティッシュで洗う


    アメトリンは水に強い特徴があるので、水洗いが可能です。皮脂汚れなどが気になる際は、中性洗剤を垂らしたぬるま湯でもみ洗いをします。汚れが落ちたら、洗剤が残らないように水でしっかりとすすぎます。すすいだ後は、乾いた布で水気をよく拭き取ります。また、アルコールティッシュで軽く拭くことでも汚れを落とすことができます。
  • 直射日光には当てない


    アメトリンは長時間直射日光に当てると、含まれる鉄イオンが紫外線によって化学反応を起こし、退色してしまう恐れがあります。そのため、直射日光が当たらない場所で保管をしてください。保管する際は、蓋つきの容器に入れておくとよいでしょう。

アメトリンの販売商品

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