オパール

オパールについて

【和名・蛋白石(たんぱくせき) | 英語・Opal | 産地・エチオピア/ペルー/オーストラリア/ブラジル等】

オパールには虹色に輝く遊色効果を持つプレシャスオパールと遊色効果のないコモンオパールと呼ばれる2種類があります。色合いのバリエーションが豊かな天然石で、10月の誕生石にも指定されています。当店ではビーズを中心に、カボション(ルース)、ペンダントトップ、ブレスレットも販売しております。

    オパールの原石

    オパールとは

  • 見る角度によって様々な輝き方をする宝石、オパールは幅広い年代に人気がある石です。
  • オパールには大きく分けて2つの種類がある


    オパールといえば、炎のように揺らめきながら輝く宝石というイメージがあります。この輝きを「遊色効果(プレイ・オブ・カラー)」といい、オパールの大きな特徴のひとつです。オパールは規則正しく並んだ珪酸球の集合体であり、珪酸球の間にはシリカ溶液で満たされています。オパールに光を当てると、珪酸球を通り抜けてシリカ溶液に当たって屈折し、様々な色合いを生み出すのです。
    なお、珪酸球が均一で規則正しく並んでいるほど遊色効果が美しく出て上質と判断されます。
    しかし、オパールの中には「遊色効果」を持たないものもあります。遊色効果を持つオパールが「プレシャスオパール」、遊色効果を持たないオパールが「コモンオパール」と呼ばれます。プレシャスオパール・コモンオパールにはさらにいくつもの種類がありますが、それは「オパールの種類」のところで詳しく解説します。

  • 化石がオパール化することもある


    オパールは、土中に二酸化珪素入りの地下水が流れ込み、長い時間をかけて積み重なってできるものです。地下水が流れ込んだ場所によっては、太古の生物の死骸や貝殻などがあるところもあります。死骸や貝殻が分解されて空洞化したところに二酸化珪素入りの地下水が流れ込み、条件が揃えば貝殻や骨・植物の形をしたオパールの完成です。
    これらは、化石の成分を全く含んでいないので、「アンモライト」(アンモナイトの表面のアラゴナイトが変化した化石宝石)などとは全く別物となっています。
    オパール化した化石は、コモンオパールがほとんどですが、まれにプレシャスオパールになることもあります。

  • 10月の誕生石オパール


    オパールはトルマリンと並んで10月の誕生石として指定されています。

  • オパール 鉱物データ

項目
和名 蛋白石 たんぱくせき
モース硬度 5.5-6.5
結晶 非晶質
成分 SiO2・nH2O
比重 5.5-6.5
無色 白 ピンク 黄色 ブルー等
一般的なトリートメント等 なし

    オパールの産地

  • オパールの産地といえば、かつてはオーストラリアが一大産地でした。19世紀から産出がはじまり、世界中に良質なオパールを提供してきました。 しかし、現在はオーストラリア産のオパールの産出量は減り続けており、代わりにエチオピア、ブラジルで産出された石が増えています。特に、現在エチオピア産オパールの産出量は非常に豊富で、当店でもプレシャスオパールのほとんどがエチオピア産です。なお、エチオピア産のオパールは、オーストラリア産の石より含水量が多い傾向があります。そのため、乾燥に気をつけて保管することが大切です。
  • オパール 産地

    オパールの種類

  • オパールには色も含めて多数の種類があります。
    ここでは主なオパールの種類と、当店で人気のオパールに焦点を当てて種類を紹介していきたいと思います。

  • 彩り豊かな遊色効果が現れる「プレシャスオパール」

  • ウェロオパール


    エチオピアのウェロ(Wello)地区にて採掘されたことから、ウェロオパールと呼ばれています。
    以前は、お隣のスーダンで採れていたため、「スーダン・オパール」の名前で流通していることもありました。 透明度や色のバリエーションが豊富なことと、鮮やかな遊色効果が魅力です。水分の含有量が多いものほど透明に、水分の含有量が少ないものほど不透明になっていきます。
  • ウェロオパール , プレシャスオパール

    ウェロオパールのカボション

  • ブラックオパール


    ブラックオパールは、オパールの中でも特に人気のある色合いです。黒地に、虹色の多彩な色合いが映え、遊色効果の現れ方や色は千差万別で、色の種類、パターンなどが変わってきます。
  • ブラックオパールのビーズ

    ブラックオパールのラウンドビーズ

  • ボルダーオパール


    オーストラリアで採掘されます。 黒地のためブラックオパールと似ていますが、形成過程が違います。
    ボルダーオパールは、ボルダー=「岩(鉄鉱石)の塊」の隙間にもぐり込むようにできたもので、母岩も一緒にカットされて、母岩も宝石の一部になります。
  • ボルダーオパール

    ボルダーオパールのペンダント

  • ウォーターオパール・ジェリーオパール・クリスタルオパール


    水分の含有量が豊富なオパールで、透明から半透明のゼリーのような瑞々しい色あいです。
    現在、主な採掘地はエチオピアとメキシコとなっています。 ゼラチンのような涼しげな見た目と、時おり強調される緑色や青色の遊色効果の煌めきで人気です。
  • クリスタルオパール

    クリスタルオパールのタンブルカットビーズ

  • ファイヤーオパール


    メキシコで産出されるオパールです。
    透明度の高い、赤からオレンジ、黄色を地色とするのが特徴で、鮮烈な炎のような遊色効果があることから、ファイヤーオパールと命名されました。
  • ファイヤーオパールのペンダント

    ファイヤーオパールのペンダント


  • カンテラ・オパール(メキシカンオパール)


    流紋岩という母岩を残し、オパールの遊色を引き立てたオパールです。
    母岩と一緒になっているため、地中の中で眠っていた状態が連想され、神秘的な気持ちになれる一品です。
  • カンテラオパール

    カンテラオパールのタンブルビーズ



    不透明で遊色効果を持たない「コモンオパール」

  • グリーンオパール(ドラゴン・アイ)


    落ち着いたミルキーな緑色が魅力のグリーンオパール。
    「龍の眼」のようなキャッツアイ効果を持つので、別名ドラゴン・アイとも呼ばれています。
  • グリーンオパール

    グリーンオパールのカボション

  • ピンクオパール


    イチゴミルクのような柔らかなピンク色が特徴のピンクオパール。
    可愛らしく幸せなイメージから「キューピッドストーン」とも呼ばれます。
  • ピンクオパール

    ピンクオパールのペアシェイプカット

  • ブルーオパール・ストライプブルーオパール


    柔らかな緑がかったような水色が特徴的なブルーオパール。
    主な産地はペルーでしたが、近年インドで採掘されるようになったストライプブルーオパールも非常に人気を集めています。
  • ストライプブルーオパール

    ストライプブルーオパールのペアシェイプ

  • イエローオパール


    太陽の光を思わせる明るい色あいが特徴です。 コモンオパールの中でも透明度の高いオパールとして知られています。
  • イエローオパール

    イエローオパールのマーキスカット

  • アフリカンオパール(ミルキーオパール)


    アフリカで主に見られるオパールであることから、アフリカンオパールと呼ばれています。 クリーム色をしていることからミルキーオパールとも呼ばれます。
  • アフリカンオパール

    アフリカンオパールのロンデル

    オパールの歴史

  • ここでは、オパールの歴史をご紹介します。オパールはいつ頃から装飾品として用いられてきたのでしょうか?
  • オパール装飾品の歴史は紀元前から


    オパールの歴史は古く、古代ギリシャやローマ帝国の時代から「宝飾品」として使われてきました。オパールの語源は諸説ありますが、ギリシャ語「オパリオス」という説が有力です。これは、「色の変化を見る」という意味で、「オパリス」がラテン語では「オパルス」に変化し、オパールになったというわけです。
    オパールは、ヨーロッパからアラブ・インドにかけて「神の石」「幸運のお守り」として珍重されました。シェイクスピアの「十二夜」という作品の中では「宝石の女王」として紹介されています。

  • オパールの産出地はハンガリーからオーストラリアへ


    オパールは、近代まではハンガリー領(現スロバキア)が主な産出地でした。14世紀〜15世紀までに3000人以上の鉱夫が働いていたという記録があります。しかし、19世紀になりオーストラリアでオパールの鉱脈が発見されるとオーストラリア産のオパールが一気にヨーロッパに流れ込み、ハンガリーのオパール鉱山は次々と閉山していきました。現在、ヨーロッパで稼働中の鉱山はありません。
    仕事にあぶれたハンガリー領の鉱夫たちは移民としてオーストラリアに移り住み、鉱山で働いたという記録も残っています。

  • エチオピア産オパールの発掘が始まる


    オパールは宝石の中では歴史が浅めです。ブラックオパールやボルダーオパールなどが出回り始めたのは、19世紀、オーストラリアで産出が始まってからです。そして、1993年より新しいオパールの産出地としてエチオピアが加わりました。
    エチオピアのオパールは標高2000mを超える高原地で産出され、鉱山まで行く道のりは非常にきびしいものです。そのため、20世紀広範囲なるまで鉱脈が手つかずでした。ウェロオパールなど、新しい種類のオパールも産出され始めており、これからも新しい種類が出てくる可能性もあります。また、メキシコやブラジルでも産出量が増えています。

    オパールのお手入れ方法

  • オパールを美しく保つお手入れ方法を紹介します。オパールは繊細な宝石なので取り扱いには注意が必要です。

  • オパールは吸水性が高い


    オパールは宝石の中で屈指の吸水性があります。プレシャスオパールの1種に「ハイドロ-フェンオパール」という種類がありますが、これは水を吸って石の色を変えてしまうことがあります。エチオピア産のオパールはこれに該当します。
    乾燥するともとの色に戻りますが、あまりに長く水につけすぎると戻らなくなることもあるため、ハイドロ-フェンオパールをお持ちの方は、つけたまま入浴などはさけてください。

  • コモンオパールのお手入れ方法


    コモンオパールは、宝石よりもカジュアルな「天然石アクセサリー」として普段使いにしている方も多いものです。しかし、つけっぱなしで家事をしたりお風呂に入ったりすると水を吸収し、変色することがあります。
    また、急激な湿度の変化によりヘアライン・フラクチャー(細かいひび割れ)が生まれこともあるでしょう。基本的に水仕事をするときは、コモンオパールのついたアクセサリーは外してください。また、汚れが目立ってきたら中性洗剤を手のひらで泡立ててコモンオパールをそっと包み、汚れを浮かせて短時間で洗い流します。その後、柔らかく吸水性の高い布に包んでゆっくりと乾かします。ゴシゴシこすったりドライヤーなどの熱風に当てたりしてはいけません。

  • エチオピア産オパールのお手入れ方法


    エチオピア産オパールは、水分含有量がオパールの中でも多めです。ですから、乾燥に弱く吸水性も高めとなっています。指輪などの宝飾品にしている場合、つけたまま家事をすることは控えてください。また、真夏に高温で湿度の低い場所につけていくことも避けましょう。日本にはそのような場所はほとんどありませんが、海外旅行で中東やエジプトに行く際はつけて行かない方が無難です。このほか、コモンオパール同様、ドライヤーの熱に長時間当てるといったことも控えましょう。保管する際は、水を含ませた脱脂綿に包んで保管したり、水分を適宜与えたりすると美観を保てます。

  • オパールは丁寧に優しく扱うことが大切


    「宝石」は硬く頑丈なイメージがありますが、オパールは乾燥に弱く、吸水性が高い石です。紙製品のように丁寧に扱うことが大切です。また、オパールは酸性・アルカリ性の洗剤と相性が悪いので、皮脂汚れを落としたい場合は中性洗剤をおすすめします。

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