モルガナイト

モルガナイト（ピンクベリル）について

【和名・モルガン石｜英語・Morganite｜産地・ナイジェリア/ブラジル】

モルガナイトは「エメラルド」や「アクアマリン」と同じベリルと呼ばれる鉱物の一種、ピンク色のベリルがモルガナイトと呼ばれます。優しいピンク色で宝石としての人気も高い天然石です。当店ではビーズ、カボション（ルース）、ペンダントトップ、ブレスレット等を販売しております。

モルガナイトの特徴

モルガナイトとは

モルガナイトとは、ベリルという鉱物の中でもピンク色のものを指します。そのため「ピンクベリル」と呼ばれることもあります。モルガナイトという名前の由来は、宝石愛好家のJ・P・モルガンです。1911年に鉱物学者のJ・F・クンツが彼の名を拝借して命名しました。他には「ローズベリル」と呼ばれることもあります。
色によって名前が異なる宝石

ベリル・グループは、含まれる不純物によって多くのカラーバリエーションがあり、それぞれが異なった宝石名で呼ばれています。
色違いのベリルは、宝石としては、
・エメラルド（緑）
・ゴシェナイト（無色）
・レッド・ベリル（赤）
・アクアマリン（青）
・ヘリオドール（黄）
が挙げられます。
モルガナイトは4月の誕生石

モルガナイトは2021年に、ダイヤモンドと並んで新たに4月の誕生石に認定されました。春らしいピンク色は、4月の誕生石にふさわしい色合いです。2つの異なった魅力を持つ誕生石は、天然石業界を大いに盛り上げてくれることが期待されています。
モルガナイトの産状

モルガナイトは平板状の結晶として産出します。モルガナイトのピンクは、結晶内に含まれる微量のマンガンによって発色するのが特徴です。また、モルガナイトの中には「二色性」という、見る角度によって色の濃さが違って見える特徴を持つものもあります。

モルガナイト鉱物データ

項目
和名	モルガン石　モルガンせき
モース硬度	7.5～8
結晶	六方晶系
成分	Al2Be3[Si6O18]
比重	2.92
色	ピンク
一般的なトリートメント等	照射処理

モルガナイトの歴史と産地

宝石質のモルガナイトが産出することで有名なのは、ナイジェリアやブラジルです。当店でもナイジェリア産、ブラジル産のものを中心に、上質なモルガナイトを取り扱っています。

モルガナイトの価値

モルガナイトはピンクがはっきりと発色し、クラックやインクルージョンが少ないものが価値があるとされています。天然石ビーズとして売られることも多く、天然石ブレスレットや天然石ペンダントなどのハンドメイドジュエリーの素材としてもよく使われます。華やかなパーティースタイルから、毎日の普段着コーディネートまで、どんなシーンにもぴったりとマッチします。

当店でも、華やかなピンク色が美しい高品質のモルガナイトを数多く取り揃えています。

モルガナイトのお手入れ

傷がつかないよう、取扱いに注意

モルガナイトは傷つきにくさを示すモース硬度が7.5から8と、丈夫な石です。しかしながら、より硬度の高いルビーやサファイアなどと一緒にすると、モルガナイトに傷がついてしまう可能性があります。モルガナイトを保管する時は、他の石とぶつからないよう、仕切りのある箱や小袋に入れるなどして、個別に保管すると安全です。
普段のお手入れは空拭きで

モルガナイトは劣化しにくい石ですので、普段のお手入れは空拭きで結構です。モルガナイトのアクセサリーを身につけた後は、乾いた柔らかい布で空拭きをすると、モルガナイトの美しさを長い間保つことができます。
汚れが気になる場合は、中性洗剤をたらした水で洗う

モルガナイトは水に強い特徴があるので、水洗いが可能です。皮脂汚れなどが気になる際は、中性洗剤を垂らしたぬるま湯で優しくもみ洗いをします。汚れが落ちたら、洗剤が残らないように水でしっかりとすすぎます。すすいだ後は、乾いた柔らかい布で水気をよく拭き取ってください。
直射日光には当てない

モルガナイトは長時間、直射日光に当てると劣化してしまう恐れがあります。そのため、直射日光が当たらない場所で保管をしてください。保管する際は、蓋つきの容器に入れておくとよいでしょう。