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カルセドニー

カルセドニーについて

【和名・玉髄(ぎょくずい)|英語・Chalcedony|産地・南米/アフリカ等】

アゲート(瑪瑙)の中で透明感があり、単色のものをカルセドニー(玉髄)と呼びます。グレー、ホワイト、ブルー、ピンクなど様々な色があります。当店ではビーズを中心に、カボション(ルース)、ペンダントトップ、ブレスレットも販売しております。

    カルセドニーの特徴

    ”オレンジカルセドニーのビーズ"
  • カルセドニーの名前の由来


    カルセドニーという名前は、ギリシャの町「カルセドン」で多く産出したことから名付けられました。和名は「玉髄(玉髄)」と呼ばれます。「玉」は「美しい石」、「髄」は木の芯の部分を指します。この名前は、おそらくペトリファイドウッド(珪化木。木が長い年月をかけ、透明感のある石になったもの)の芯の部分がカルセドニーになる場合が多かったことから名付けられたと思われます。
  • カルセドニーはクォーツの仲間


    カルセドニーはアゲート(瑪瑙、めのう)とともに、クォーツ(石英、せきえい)のグループの一種です。そのため、成分上はクォーツと同じSiO2(シリカ)です。クォーツの非常に細かい結晶が網目状に集まり、沈殿したものが緻密に固まった鉱物がカルセドニーです。
  • カルセドニーの産状


    カルセドニーは、主に火成岩や堆積岩の、空洞や割れ目にその成分が沈殿してできます。また、カルセドニーの成分が地層中に染み込んで、多孔質(ミクロの穴が無数に空いている性質)の岩石や堆積物を固めることでカルセドニーを作ることもあります。腎臓状やブドウ状、鍾乳洞状の塊で産出します。

    中心部に隙間を残して育つことも多く、その隙間にクォーツの結晶が群生したり、液体や空気が残っていたりすることもあります。カルセドニーの中に残された液体や空気は、太古の歴史を保存する貴重な資料となります。

    また、巻き貝など、かつて生物だったものの成分がカルセドニーのものに置き換わることで、カルセドニーになることもあります。
  • カルセドニー 鉱物データ

項目
和名 玉髄 ぎょくずい
モース硬度 7
結晶 六方晶系 潜晶質
成分 SiO2
比重 2.64
白、灰色、青、褐色、黒等
一般的なトリートメント等 加熱処理、一部染色処理

    カルセドニーの歴史と産地

    カルセドニーの産地のイメージ
  • カルセドニーの歴史


    カルセドニーの歴史は古く、紀元前6000年前のメソポタミアではカルセドニーを使った印章や装飾品が数多く作られていました。また、クレタ文明を支えたクノッソス宮殿の遺跡で、カルセドニー製の蝋印が発掘されています。さらにアフガニスタンにて、クシャーナ王朝のものと思われるカルセドニーの加工物が発見されています。

    19世紀初期には、イギリスの貴族階級が好んで装飾品として用いていました。ドイツのイーダー・オーバーシュタインは15世紀から産地としては有名でしたが、加えて19世紀頃、船を安定させる”重し”として乗せられていた安価なカルセドニーを加工するようになりました。そして、世界最大のカルセドニー加工地としても知られることとなったのです。
  • カルセドニーの産地


    上質なカルセドニーが産出することで有名なのはブラジル、ウルグアイなどの南米です。他にはナミビア、トルコ、ギリシャ、インドネシア、ドイツなどが産地として有名です。 当店では、ブラジルやウルグアイで産出したカルセドニーを中心に取り扱っています。

    カルセドニーは日本でもさまざまな場所で産出します。特に、青森県の袰月海岸(ほろづきかいがん)で産出した丸く成長したカルセドニーは、仏の遺骨に見立てられ「舎利石(しゃりいし)」と呼ばれることがあります。

    カルセドニーの価値

    ピンクカルセドニーのビーズ
  • カルセドニーの価値


    カルセドニーは鮮やかに発色し、透明感があり、クラックやインクルージョンが少ないものが高い価値を持つとされています。当店では色鮮やかな、上質なカルセドニーを多く取り揃えています。
  • さまざまな名前で呼ばれるカルセドニー


    カルセドニーは、色によって特別な名前が付けられることがあります。例としては、
    ・赤、オレンジ:カーネリアン
    ・赤褐色:サード
    ・緑:クリソプレーズ
    が挙げられます。また、2016年にインドネシアで見つかった、紫色の球体が集まったカルセドニーは、ブドウそっくりなことから「グレープカルセドニー」と呼ばれています。

    さらに、外見の特徴から特別な名前が付けられることもあります。たとえば、カルセドニーの元になる珪酸の液が勢いよく噴き出した流れがそのまま固まり、縞模様のカルセドニーができることがあります。この縞模様をアゲートに見立て「コロナ・アゲート」と呼ぶことがあります。

    ほかにも、火山岩の気孔中に生成し、球体になったカルセドニーを欧米では「サンダーエッグ(雷鳥の卵)」と呼びます。割ってみると、中にアゲートやクォーツが結晶し、美しい模様を描いているものも多いです。サンダーエッグという言葉は、近年では球体のアゲートを指す場合が多くなっています。

    カルセドニーのお手入れ

    ”ブルーカルセドニーのビーズ"
  • 傷がつかないよう、取扱いに注意


    カルセドニーは傷つきにくさを示すモース硬度が7と、丈夫な石です。しかしながら、より硬度の高いトパーズやルビー、サファイアなどと一緒にすると、カルセドニーに傷がついてしまう可能性があります。カルセドニーを保管する時は、他の石とぶつからないよう、仕切りのある箱や小袋に入れるなどして、個別に保管すると安全です。
  • 普段のお手入れは空拭きで


    カルセドニーは劣化しにくい石ですので、普段のお手入れは空拭きで結構です。カルセドニーのアクセサリーを身につけた後は、乾いた布で空拭きをすると、カルセドニーの美しさを長い間保つことができます。
  • 汚れが気になる場合は、中性洗剤で洗う


    カルセドニーは水洗いが可能です。皮脂汚れなどが気になる際は、中性洗剤を垂らしたぬるま湯でもみ洗いをします。汚れが落ちたら、洗剤が残らないように水でしっかりとすすぎます。すすいだ後は、乾いた布で水気をよく拭き取ってください。カルセドニーはミクロの穴が多数空いている「多孔質」という性質がありますので、水に漬ける時間は短く、サッと洗いましょう。
  • 直射日光には当てない


    カルセドニーは長時間直射日光に当てると、含まれる成分が紫外線によって化学反応を起こし、退色してしまう恐れがあります。そのため、直射日光が当たらない場所で保管をしてください。保管する際は、蓋つきの容器に入れておくとよいでしょう。

カルセドニーの販売商品

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