天然石 用語集
天然石に使われる用語、当店サイトで使用されている用語、特徴やカットのなどの形状を分かりやすく説明しております。 気になる用語を下の索引からお探しください。
イリデッセンス |
鉱物内部の亀裂や結晶組織の構造が光の干渉によって作られる色合いをイリデッセンスと呼びます。 ラブラドライトやアンモライト、アゲート、真珠、研磨した貝殻、水晶などに見られます。 | ||||
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インクルージョン |
天然石に内包されている様々な物質(液体や気体または他の鉱石)のことです。 サンストーンやルチルクォーツなど、天然石にとって美しい効果をもたらすものも インクルージョンと呼んでいます。 | ||||
ウィドマン |
ウィドマンシュテッテン構造をもつオクタヘドライト型隕石(八面体晶隕鉄)に酸による エッチングを施した後研磨をすると網目状の独特な模様が全体に現れます。 現在のところ人工的に作ることは難しいので、本物である証にもなっています。 ※メテオライトは酸化を防ぐ為、上からメッキ加工が施されているものが多いです。 | ||||
内傷 |
石の成長過程で大きな圧力がかかった際などに生じる天然の亀裂や 人工的に熱を加えるなど加工をして細かい傷やヒビを入れたものです。 内傷と表記する場合、そのほとんどがインクルージョンと同じく天然のものとなります。 レインボークォーツの様に内傷により美しい虹が出る場合もあります。 | ||||
ヴァジュラ |
サンスクリット語のヴァジュラは日本では金剛杵(こんごうしょ)と呼ばれてます。 もともとは古代インドの神々が持つ武器で、「煩悩を払う菩提心」のシンボルとして 密教やチベット仏教における仏具として使われています。 仏具以外に、魔除けやお守りとしても親しまれています。 | ||||
エメラルド |
その名の通り、エメラルドのカットとしてとても有名です。 角を削り取られて8角形になったステップカットの一種です。 平面の部分が多いので、特に美しい宝石向きのカットです。 | ||||
オーラ |
表面に他の物質(金やチタンなど)を蒸着させて虹のような色合いを出す人工処理のことです。 高温に熱しイオン化した金属の蒸気を纏うと、表面がオーロラのような金属光沢に変化します。 蒸着させる金属の種類や加工時の温度により色合いは変わります。 ミスティックと呼ばれるトパーズやクリスタルもこの方法を使用してます。 一般的には、クリスタルに金属蒸着のものを○○オーラ、クリスタル以外の 素材の場合は○○フラッシュと呼ばれることが多いようですが、当店では流通名を そのまま採用しているので、クリスタル素材も○○フラッシュとして販売しています。 | ||||
オパレッセンス |
プレシャスオパールの遊色のようなきらめきではなく、微細なインクルージョンによって、 月光の様な青や乳白色の柔らかい光の拡散が見られる効果のことです。 | ||||
オーバル |
長円形、楕円形の形状です。 当店ではそこからさらに縦に長い「縦長オーバル」も取り扱っています。 フラットやコロンとした丸みのある形、切り立ったエッジの鋭いカットの形、 タンブルに近いラフな形状など様々な種類があります。 | ||||
オニオン |
コロンとした立体感が玉ねぎの様に見えるので、オニオンと呼ばれています。 当店では底面が少し尖ったものと球状の商品を扱っています。 | ||||
カボション |
カボションという名称はノルマンフランス語で「頭」を意味する「caboche」から由来しています。 平らな底面にドーム状に盛り上がった半円の形状で、シャトヤンシーやスター効果なども引き立てる、 最古のカット方法となります。 | ||||
カラーチェンジ |
紫外線照射を照射すると色が変化し、しばらくすると元に戻る効果(フォトクロミズム現象)のことです。 ソーダライトの変種、ハックマナイトがこれにあたります。 | ||||
加熱処理 |
天然石を加熱することによって色合いを変化させ、石が持つ別の表情を引き出す処理です。 エンハンスメントの一種でもあり、色のくすみを取るために加熱されることも稀にあるようです。 鑑別に出した場合も熱処理の有無に関しては確実な結果が出ません。 | ||||
CZ |
屈折率がダイヤモンドに近い、人工的に作られた合成石です。 モース硬度はラインストーンより高いので気軽に美しい輝きを楽しめます。 ジルコニアという同じ名前の天然石がありますが、CZはこの鉱物を添加して合成されています。 当店では天然の鉱物は天然ジルコン(天然ジルコニア)という名前で販売しています。 | ||||
キューブ |
立方体の形状です。平面部分の真ん中に通し穴が貫通しているとキューブ。 立方体の角から角へ斜めに穴が貫通している場合はダイスと呼び分けています。 直線を生かしたスタイリッシュな作品にお勧めです。 | ||||
キャッツアイ効果 |
宝石面に現れる猫の目のような一筋の光をシャトヤンシー又はキャッツアイ効果と呼びます。 結晶の内部に平行して内包されているインクルージョンにより光が見られます。 この効果が見られる代表的な石はタイガーアイやクリソベリルなどです。 | ||||
クラスター |
英語で「房」「集団」「群れ」のことです。 水晶などでは群晶とも呼び、剣山の様に寄り集った結晶の塊の状態を表します。 | ||||
クリスタルin |
貫入水晶(ペネトレーター)とも呼び、水晶内部に別の水晶の結晶が入り込んで成長をした状態です。 別の水晶が完全に取り込まれた状態のものはマニフェステーションと呼ばれます。 当店ではわかりやすくクリスタルinクォーツの名称で販売しています。 | ||||
クッション |
正方形や、長方形の角を丸くしたシェイプで、ピローカットとも呼ばれます。 角が丸く、カット面が広いので石の透明度が引き立ちます。 | ||||
クレオ |
中心からずれた位置に通し穴が開いているものをクレオ穴と呼びます。 互い違いに連なった状態の作品はクレオパトラと呼ぶそうです。 ペンダントなどの下げて使う用途や、花をかたどった作品によく用いられます。 | ||||
ケシパール |
本来は淡水ではなく、海で出来るケシの実に似た無核真珠のことですが、 流通では淡水、海水関係なく形状でケシパールと呼ぶことも多くなってきているようです。 当店のケシパールは形状から名付けているので、淡水パールと呼びます。 | ||||
コーパル |
若い琥珀のことで、数千万年前の樹脂が化石化したものを「琥珀」と呼び、 それに比べ若い、半化石化しているものを「コーパル」と呼びます。 そのため琥珀に比べ柔らかいのが特徴です。 |
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コンケーブ |
concaveの名前は「くぼみ」や「へこみ」といった意味に由来しています。 かなり新しいカット方法で、カット面の細かさからミレニアムカットと 同じように呼ばれますが、こちらはカット面に光が入り込むよう深くえぐるように ファセット面が凹んでいるのが特徴です。 | ||||
天然石用語 サ行 | |||||
ザッカリ処理 |
スタビライズド(樹脂浸透)の一種で、近年開発された処理法です。 トルコ石貿易家でもあるジェームス・E・ザッカリーの名にちなんで名づけられました。 鮮やかな色彩と照り、硬度強化の為に主にターコイズやクリソコラなどに施されます。 | ||||
さざれ |
チップとも呼ばれるさざれは、小さい、細かい石という意味があります。 原石を細かく割り、研磨をして角を丸くしたラフな物が多く、全て形が違います。 穴あきのビースや穴なしのものなど、安価で様々な天然石を楽しめるので とても人気があります。 | ||||
七福神 |
福をもたらすとして、日本で信仰されている七柱の神(恵比寿天、大黒天、 毘沙門天、弁財天、福禄寿、寿老人、布袋尊)です。 七福神を参拝すると七つの災難が除かれ、七つの幸福が授かると言われています。 | ||||
四神獣 |
四獣(しじゅう)、四象(ししょう)とも言い、中国神話に登場します。 世界の四方の方角を司ると言われる四神の種類は、東の青龍・ 南の朱雀・西の白虎・北の玄武です。 中央に黄竜(こうりゅう)又は麒麟を据えて五獣とも言われています。 | ||||
シラー |
主にムーンストーンに現れる月光のような青や白の光をこのように呼びます。 密度の高い石の組織の層が光を乱反射する事で光が見えます。 ムーンストーンだけに使用される「アデュラレッセンス」という言葉と違い、 シラーという呼び方は、もっと広い範囲で様々な石に見られる光に対して 使用される場合もあります。 | ||||
真言 |
古代インドにて仏陀や菩薩が説かれた聖なる言葉(呪文)です。 バラモン教やヒンドゥー教のマントラに由来するといわれている真言ですが、 日本では真言宗、天台宗、修験道などを筆頭に広く使用されています。 | ||||
鉛ガラスの |
石に樹脂や鉛などを含浸させ、傷やクラックを埋めたり耐久性をあげたりする処理です。 主に高価なジュエリー用途の宝石(ルビー等)に使用されます。 | ||||
ジオード |
ガマと呼ぶ場合もあります。アメジストの場合はアメジストドームとも呼びます。 空洞が出来た石の内部が結晶で覆われている状態のことです。 | ||||
ジャーマンカット |
ファセットカットでは高い技術力を誇るドイツで開発されたカットのことです。 通常のボタンカットより細かく、シャープな仕上がりが特徴です。 | ||||
スターラウンド |
丸玉にカットを施した形状で、側面は複数の三角形を組み合わせたカット面を持ち、 通し穴を真上から見ると六光星に見えるような形でカットが入っています。 大変人気のあるカット方法で、強い輝きが特徴的です。 | ||||
スターカット |
コイン形状の石表面に六芒星(ヘキサグラム)に見えるようなカットを施した商品や、 星型にカットした商品にこの名称をつけています。 | ||||
素晴らしい |
「special cut」は通常の2倍の時間をかけて丁寧に 手研磨(ハンドカット)を行い仕上げられています。 鋭いエッジのついたカット面はキラキラと上質な輝きを放ち、 卓越した研磨により透明感まで増して見えます。 | ||||
スクエア |
正方形で厚みがない形状で、ビーズでは角の取れた丸みのあるものが多く、 穴位置は向かい合う辺の中心を貫いています。 同じ正方形でも穴の位置が角から始まり、対角線上に 貫通しているものは「ダイヤ」と呼んでいます。 スクエアロンデルのビーズの場合は面の中心部分に通し穴が貫通しています。 ファセットカットの商品はスクエアファセットカットとして販売しています。 | ||||
スクエア |
正方形のテーブル面を持ち、四角錐にカットを施した形状です。 横から見るとピラミッドのような形をしています。 | ||||
スタビライズド |
硬度の低い弱い石の強度を上げため、劣化及び変色防止を 目的とした透明な樹脂を浸透させる処理の事です。 ノンスタビライズドという表示は、スタビライズドを 施していない無処理の状態のことです。 主にターコイズやクリソコラなどの割れやすく加工の難しい石に施されます。 | ||||
スター効果 |
磨いた石の表面に、四条や六条の光が見られる現象のことです。 代表的な石は、スターサファイアやブラックスターダイオプサイトとなります。 一条の光はシャトヤンシー(キャッツアイ効果)と呼びます。 | ||||
スパイダー模様 |
ターコイズやハウライトなどに見られるクモの巣の様な模様のことです。 天然石の母体となる岩石(母岩)や不純物の事をマトリックスと呼び、 その中でもよりクモの巣に見える模様をスパイダーウェブと呼び分けています。 | ||||
スペーサー |
円盤型の形状のビーズ、又はビーズとビーズの間に使用する装飾パーツのことです。 ブレスレット制作で、最も使用されている人気の高いアスフォー社、プレシオサ社 のロンデルは、クリスタルガラスを使用しているので華やかさがあります。 当店では、シルバーやゴールドフィルド、メタルパーツなど様々な素材でロンデルを 扱っているので、テイストに合わせてお選びいただけます。 | ||||
12星座 |
占星術を簡単にした星座占いでおなじみの誕生星座です。 黄道十二星座は、メソポタミアで星占を取り仕切っていた 神官によって設定されたといわれています。 | ||||
天然石用語 タ行 | |||||
ダイス |
立方体(キューブ)の形状の角と角を結ぶように斜めに 通し穴が開いているものをダイス(サイコロ)と呼んでいます。 当店でのサイズ表記は穴の開いている角から角でサイズを測っているので 立方体としてはサイズが一回り小さくなります。 平面部分の中心を通るように通し穴が開いているタイプはキューブとなります。 | ||||
ダイヤ |
菱形又は正方形の角をトップにもってきた形状です。 対角線上で二つに分けたとき二等辺三角形になるものが よく知られているダイヤ形状ですが、当店で多く販売している ダイヤ形状は正方形が元になった物がメインです。 | ||||
脱色処理 |
石の色を淡色に変化させるために施す脱色のことです。 この処理が代表的な石はゴールデンタイガーアイです。 イエロータイガーアイの鉄分を酸性の溶剤で溶かし淡色に仕上げます。 | ||||
ダブレット |
張り合わせ石とも呼ばれ、2つ以上の天然石又はその他素材を組み合わせ、 接着している加工のことです。 | ||||
ダブル |
両端部分が尖っている結晶のことです。 水晶では、ダブル・ターミネイテッド(両剣水晶、両錐水晶)とも呼ばれます。 | ||||
縦穴ドロップ |
ドロップ形状では、多くがビーズの上部に横切る様に穴が開いているのに対して、 縦穴はその名前の通りしずく型のポイント(トップ)から底の球面に向けて 貫くように縦に穴が開いている形状となります。 アンティークのパールを使用したジュエリーなどでよく見かける形です。 | ||||
多面カット |
規則的なカットではありますが、○○面カットというようにカット面の 断定が難しく、複数のカットが組み合わされたものを多面カットとして販売しています。 両面で違うカットが施された商品もあり、透明度の高い石は輝きが増します。 | ||||
淡水真珠 |
その名の通り、川や湖等の淡水で育つ貝から産出されます。 海で育つパールは本真珠(アコヤ真珠など)と呼ばれます。 ラウンド形状、ライス、星型やハートなどのファンシーな シェイプをパール独特の上品な輝きで手軽に楽しめる魅力があります。 | ||||
タンブル |
原石の形状を生かし、丸みを帯びるように研磨してから、 表面を艶やかに磨きあげたものです。 タンブルカットは形を整えてから、規則的又はランダムに 表面にカッティングを加えたものです。 素朴なタンブルにカットが施されるとスタイリッシュな雰囲気になります。 | ||||
チェンジ |
カラーチェンジ、アレキサンドライト効果、変色効果とも呼びます。 鉱物や宝石が異なる光源の元で違う色に見える現象を指します。 代表的な石には、アレキサンドライト、やアンデシン等が挙げられます。 | ||||
ツイスト |
ラウンドやオーバルなどをそのままひねったような、流線型のラインが特徴的です。 流れる水のようなSラインツイストやキラキラと輝く多面ツイストカットなど、 ツイストと名前の付く商品は当店でも20種類近くあります。 | ||||
天眼 |
全てを見通すことの出来る神々の眼(千里眼)のことを仏語で「天眼」と呼びます。 天眼石とは、研磨した際に現れる眼のような模様を持つ瑪瑙(アゲート)の事です。 チベットでは古くから護符として珍重されてきました。 アイアゲート、チベットアゲート、バンデットアゲートとも呼ばれます。 | ||||
天珠 |
別名ジービーズとも呼ばれ、円筒状やラウンドの瑪瑙(アゲート)に特殊な 薬液で吉祥文様を描き、高温で焼きつける手法で作られています。 文様ひとつひとつに異なる意味があり、チベットでは霊力を高める 「神の石」と崇められてきました。 古来からチベット仏教では、これを身に着けると自身や一族に富・名誉・ 幸福をもたらすと言い伝えられています。 | ||||
Tホールビーズ&ボサビーズ |
身近な仏具としての念珠(数珠)の根元の房付きの珠を、親珠(Tホールビーズ)とボサと呼びます。 親珠には「釈迦如来」「阿弥陀如来」を表しているという意味があります。 ボサを使用するのは一般的に広く普及している略式数珠で、房飾りはボサの先に付きます。 | ||||
同質異像 |
同じ化学組織を持ちながら、結晶の形態が異なる現象をいいます。 温度、圧力、溶媒、生成速度などによって結晶形が変わります。 カルサイト(方解石)アラゴナイト(霰石)やダイヤモンドとグラファイト(石墨) などがこれにあたります。 | ||||
トライ |
三角錐の表面に細かいカットが施され、三角の頂点から底面の中心にかけて 通し穴が貫く個性的な形状です。 | ||||
トライ |
一見すると64面や128面のラウンドカットのようにも見えますが、 サイズの揃った三角形が、細かく組み合わされたファセット面を持っています。 幾何学模様のキリッとした輝きが印象的です。 | ||||
トリロジー |
トリロジーとはフランス語の三部作という意味で、三つそれぞれに分かれていながら、 同じ一つの主題を持つ作品群のことですが、ジュエリーでは女性の輝きを表しています。 トップの石から下へ「過去」の積み重ねがあり「現在」を知り 「未来」への期待で輝くという意味と、男性から女性へ 「あなたの過去、現在、未来全てを愛する」という意味もあるようです。 | ||||
トリリアント |
上から見て少し膨らんだような丸みのある三角形のカットが特徴的です。 ロータリーと呼ばれることもあります。 | ||||
ドーナツ |
フラットなコインやオーバル、ダイヤ形状の中心や上部に2mm以上の大きな 穴が開いた形をドーナツと呼んでいます。 ポップなスターやフラワーなどファンシーな形状も魅力的です。 | ||||
ドロップ |
立体的でコロンとしたしずく型の形状のことです。 カットがないものを当店では「プレーン」と呼び、その他のカットが入ったものは ドロップカット、さらに細かいカットが入って輝きが増して見られるものは ドロップブリオレットカットと呼んでいます。 | ||||
ドゥルージー |
集晶、ごく小さな結晶の塊がぎっしりと鉱物の表面を覆った状態のことです。 ジオードの内部にもよく見られます。 | ||||
天然石用語 ナ行 | |||||
ナゲット |
原石の形状を生かし、丸みを帯びるように研磨してから、 表面を艶やかに磨きあげたものです。 タンブルカットは形を整えてから、規則的又はランダムに 表面にカッティングを加えたものです。 素朴なタンブルにカットが施されるとスタイリッシュな雰囲気になります。 | ||||
内包 |
天然石の内部に内包されている様々な物質 (液体や気体または他の鉱石)のことです。 サンストーンやルチルクォーツ等、天然石にとって 美しい効果をもたらすものもインクルージョンと呼びます。 | ||||
天然石用語 ハ行 | |||||
バイカラー |
二色が並ぶ配色をバイカラーと呼びます。 2色使いを意味する言葉通り、多色性のあるトルマリンや、 フローライト、アメトリンなどにこの配色が見られます。 | ||||
白澤 |
中国に伝わる、人語を解し万物に精通するとされる聖獣です。 麒麟(きりん)や鳳凰(ほうおう)と同じ、徳の高い為政者の治世に姿を現すとされており、 白澤の語った11,520種の妖怪の素性が書かれている「白澤図」は、 医学書や、今で言う防災マニュアルとして珍重された書となりました。 神獣白澤は「厄除け」としての図に、体は牛、顔は人のような姿で描かれています。 | ||||
バッキーボール |
正五角形と正六角形が組み合わされたサッカーボールと同じ32面体です。 別名「賢者の石」とも呼ばれ、レオナルド・ダ・ヴィンチが追い求めたと言われる 完璧なる多面体、究極の形状です。 一粒ずつ複雑な手研磨を要するため、大量な粒数を要するビーズ制作を 引き受けてくれる工場がありませんでした。 当店はそこから3年を費やして、制作に成功しました。 | ||||
裸石 |
ルース・ストーン。 研磨、カットを施され枠や台についていない石のみの素材のことです。 | ||||
ハートシェイプ |
名前の通りハート型をしたかわいらしい形状です。 永遠の愛や命の象徴として一粒でも見栄えがするので、 現在でも女性を中心に人気があります。 ファセットが施されたものの場合、ブリリアントカットを基準とした 変形シェイプの総称としてファンシーシェイプとも呼ばれます。 | ||||
バルティック |
ロシアの沿岸、バルト海で産出されるのでバルティックアンバーと呼ばれます。 太古の針葉樹の樹液が川から海へ流れ出たもので、 このように海から産出される 琥珀全体をシーアンバーとも呼びます。 バルト海沿岸や、ドミニカ共和国産のものが有名です。 | ||||
バロック |
ポルトガル語でBaroque(バロック)「歪んだ」という意味を持つ変形真珠の総称のことです。 ラウンドとは違う歪な形状としての種類なので、淡水、海水(アコヤ)区別なく ボコボコしている形状のものはバロックと呼びます。 ラフな形状でも品良く仕上がるパールならではの魅力があります。 | ||||
パーティー |
三つ以上の色合が一つの石の中に混在して見られる場合に使用される言葉です。 代表的なものは、その名前の付いたパーティーカラーアメジストです。 | ||||
貔貅(ヒキュウ) |
邪を避け財運を上げるという中国神話に登場する神獣です。 貔貅はお尻の穴がなく、主食の金銀などの財宝を体内に蓄える事から、中国では財神として 建物の外側に向けて貔貅をかたどった縁起物が祭られてきました。 貔が雄で財を集め、貅が雌で財を守るといわれています。 | ||||
漂白処理 |
この処理が代表的な素材は真珠です。 表面の汚れを取り除き、白さと美しさを際立たせます。 | ||||
ファセットカット |
英語でfacet(切子面)の名前の通り、いくつもの小さな平面が組み合わされた 宝石の透明度と輝きを引き出すカットの総称となります。 | ||||
ファントム |
ファントムの見られる水晶は、幽霊水晶・幻影水晶・ 山入り水晶と様々な呼び名があります。 結晶が一旦成長を止めたときに表面に不純物が付着し、 そこからまた成長の再開が繰り返されます。 異なる不純物による赤、緑、白など、ファントムの色により流通名も変化します。 結晶の成長経過が確認出来る独特の内包の入り方が見る者を魅了します。 | ||||
ファンシーカット |
ブリリアントカットを基準とした変形シェイプの総称。 マーキス、スター、フラワー、ハートなど様々な形があります。 | ||||
フラットタンブル |
タンブルよりも平たく、厚みの少ない原石を磨いただけの個性的な形状です。 片面はカボションのように平らな場合もあります。 | ||||
ブリリアント |
中心から放射線状にファセットが広がる、58面体のラウンドブリリアントカット。 このオーソドックスなカットが施されるのはダイヤモンドが最もポピュラーです。 ダイヤモンドの美しさを最も引き出すカットと言われています。 | ||||
ブリオレット |
ドロップ型の石にダイヤ型や三角形の「ファセット」と呼ばれる小さな平面で、 囲むように研磨した形状をブリオレットと呼びます。 主に半貴石などのカラーストーンに多く使用されているカット方法で、 その歴史は古く、ビクトリア朝に考案され貴族、王族に愛され続けてきました。 当店ではドロップだけでなく、カット面が細かく輝きのあるカットが施された石に 「〜ブリオレットカット」と名付けています。 | ||||
ブルパ |
「ブルパ」とはサンスクリット語で、日本では金剛杭(こんごうぐい)とも呼ばれています。 邪悪なものや煩悩を打ち抜き、追い払うものとして密教やチベット仏教における 仏具として使われています。 仏具として以外にも、魔除けやお守りとしても親しまれています。 | ||||
プレイオブ |
主にオパールに使用される言葉です。 光の回折、干渉により向きを変えたときに 虹の様に多彩な色彩と光を示す光学現象の名前です。 | ||||
プレスト |
粉砕した琥珀を一つにまとめ、熱を加え圧縮加工したものです。 このように再生された琥珀をアンブロイド(Ambroid)とも呼びます。 対して、研磨しただけの天然の琥珀は、ソリッドアンバーと呼ばれます。 | ||||
フロスト |
すりガラスのように細かくざらざらとした凹凸の表面加工のことです。 光沢はなくマットなつや消しの風合いが、すりガラスのように柔らかく ノスタルジックな雰囲気が特徴です。 | ||||
ペアシェイプ |
名前の通りペア(洋ナシ)を連想させる形です。 落ちる雫や涙にも似ているのでティアドロップとも呼ばれます。 当店ではフラット(平面)な物はぺアシェイプ、 立体的で厚みのある形のものはドロップと呼んでいます。 | ||||
ヘイシ |
「heishi」ネイティブインディアン達の言葉で「貝」という意味です。 小さいディスク型のビーズが連なってチューブの様に見えるアクセサリーのことで、 素材は貝を始めシルバー、珊瑚、ターコイズ、ボーン、ウッドなどがあります。 当店ではバッファローボーンやシェルを取り扱っています。 | ||||
宝珠 |
仏教においての霊験を表すとされる宝の珠のことで、如意宝珠とも言われます。 宝珠を得るとどんな願いも叶い、欲しいと思っている宝物を作り出すといわれています。 | ||||
ポテト |
名前の由来の通りじゃがいもの様な楕円形のパールを指します。 多くは横長になるように、幅の短い側に貫通する穴が開いています。 | ||||
ポイント |
結晶の先端部分が尖っている形状又は、その先端部分をさして ポイント(トップ)と呼びます。 | ||||
宝石質 |
色、透明度、カット、インクルージョンの状態などを総合評価し、 極めて宝石に近い品質と判断された石に対して使用している言葉です。 | ||||
梵字 |
古代インド発祥のブラーフミー文字を原型としたサンスクリット語の漢字音写の事です。 日本では一字一字が諸仏諸尊をあらわし、文字自体に力がある神聖な悉曇文字として 平安時代より仏教寺院で広く使われてきました。 | ||||
天然石用語 マ行 | |||||
マニ |
如意宝珠とも言われ、仏教においての霊験を表すとされる宝の珠のこと。 宝珠を得るとどんな願いもかない、欲しいと思っている宝物を作り出すといわれています。 | ||||
勾玉 |
曲がった玉が語源とされ、曲玉とも表記されます。 縄文時代の遺跡から最も多く出土されていて、 多くは石で作られた装身具です。 形状の由来は様々ですが、真ん中の窪みが 少ないものと多いものがあります。 窪みの多いものは『古代勾玉』と呼ばれています。 現在でも祭具、お守りとして親しまれています。 | ||||
マンメイド |
代表的な石はロシアの研究所で作られたれたシベリアンブルークォーツです。 水晶として人工的に作られたものですが、天然水晶と同じ結晶構造を持ちます。 人工水晶の多くは電子機器の部品を作る為に使用されています。 | ||||
マーキス |
船底や、ラグビーボールのような形状をマーキスと呼びます。
Marquiseとは侯爵という位階序列を表す爵位の呼称です。
ルイ15世の妾で数々の流行を作ったポンパドール夫人が侯爵夫人という称号を賜った時に
流行ったカットという事で、マーキス(侯爵)と名付けられるようになったようです。
同じカラットのブリリアントよりも石を大きく見せることができるという特徴があります。
ブリリアントカットを基準とした変形シェイプの総称として ファンシーシェイプとも呼ばれます。 |
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マロン |
ちょうど栗のように見える事から、平面的でフラットな形状のものはマロンと呼ばれています。 立体的に厚みをもたせたものはオニオンと呼びます。 | ||||
マイクロカット |
通常よりも面の細かいカットが施されエッジの凹凸でキラキラと輝きます。 当店のマイクロカットの商品は「最上級品」しか作らない工場で作られた ボタンカットで特別感があります。 | ||||
ミラーラウンド |
縦に大きく取ったカットの横方向にライン状や、 連なる正方形の様な細かいカットが施されてます。 エッジが立った鋭いカットのものが多く、まるでミラーボールを連想させる事から 「ミラーボールカット」と名付けられました。 通常のラウンドカットとは異なる輝きが新鮮さを与えます。 | ||||
ミレニアム |
millenniumの名前の由来の通り、1000個もの細かいファセット面をもつ新しいカット法です。 いくつもの凹凸が、色石をダイヤモンドにも引けをとらない程輝かせます。 | ||||
母岩 |
鉱物の母体となる岩石のことです。 天然石単体に母岩が含まれたままビーズ形状になった物も ナチュラルな雰囲気でとても人気があります。 母岩により結びついた粒子が塊で産出されたものがターコイズなどに 見られる独特な網目模様です。 | ||||
母貝 |
有機物である真珠を生み出している母体の貝になります。 貝の種類により産出されるパールの種類は変わってきます。 マザーオブパールはその名の通り、真珠を生み出すことのできる 母貝そのものを切り出して加工しています。 | ||||
天然石用語 ヤ・ラ・ワ行 | |||||
ラフタンブル |
原石の形状の風合いを残しながら面を整える為少し磨きをかけ、 落ち着いたナチュラルな雰囲気に仕上げた形状です。 粒によって原石をかち割った断面の様な表情がみられ、自然の美しさが感じられます。 | ||||
ラフロック |
採掘された原石をそのままかち割ったような、天然に近雰囲気のある味わい深い形状です。 ゴツゴツとした荒々しさが自然を感じさせ、大変人気があります。 | ||||
ラウンド |
ラウンド(丸玉)の両面に立体的な薔薇の花びらを彫刻したカットです。 西洋で薔薇はヴィーナスの花、聖母マリアを象徴する花として親しまれてきました。 ロザリオの語源にもなっています。 | ||||
ラブラド |
ラブラドライトの幾層にも積み重なった結晶の層に、光が屈折して、 アゲハ蝶の羽のように独特の虹色が見える光学現象のことです。 | ||||
リーフ |
木の葉を模した形状や、それにカットを施した特徴的な形状です。 単体はもちろん、花をかたどったビーズと合わせても素敵です。 | ||||
ルース |
ルース・ストーン。 研磨、カットを施され枠や台についていない石のみの素材のことです。 | ||||
レインボー |
天然又は人工的に入った内部の亀裂が、外から入る光を拡散させて虹色に見えることです。 | ||||
レクタングル |
長方形をしている形状の総称です。 当店で扱うレクタングルのビーズでは、長方形の幅(短い方) の中心から通し穴が貫通している縦長形状の商品がメインです。 | ||||
レクタングル |
長方形の形状にファセットカットを施しています。 長方形のカットにはバゲットカット(長方形) ステップカット、エメラルドカットなどいくつか種類があります。 | ||||
ロンデル |
円盤型の形状のビーズ、又はビーズとビーズの間に使用する装飾パーツのことです。 ブレスレット制作で、最も使用されている人気の高いアスフォー社、プレシオサ社 のロンデルは、クリスタルガラスを使用しているので華やかさがあります。 当店では、シルバーやゴールドフィルド、メタルパーツなど様々な素材でロンデルを 扱っているので、テイストに合わせてお選びいただけます。 | ||||
ローズカット |
宝石のカット方法の一種で、裏は平面、表はカットの入ったドーム型です。 中心に向かって高くなる三角形のファセットがいくつも組み合わされている様子が 薔薇の蕾に似ていることからローズカットと呼ばれています。 ブリリアントカットが生み出される以前の、16世紀に開発された古くからあるカット方法です。 | ||||
ロータスカット |
丸玉にロータス(蓮の花)の彫刻が立体的に一周施されたカットとなります。 仏像の台座が蓮の形に彫られていたり、仏教の世界では蓮の花の姿は お釈迦様の説く教えの象徴として存在しています。 蓮の花はインドの国花でもあり、インドではもっとも神聖な花とされています。 |