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カオリン 
ハロイサイト

カオリン・ハロイサイトについて

【和名・高陵石(こうりょうせき)|英語・kaolinite|産地・中国】

カオリンとはカオリナイト、ディッカイト、ナクライトなどの鉱物・天然石の総称です。 この名称はカオリンが産出する中国の高陵(kaoling)という山の名前からつけられたといいます。着色しやすい天然石のため、カラーバリエーションが豊富です。当店ではビーズを中心に販売しております。

    カオリンの特徴

    ”カオリンのビーズ"
  • カオリンとは


    「カオリン」とは、カオリナイト、ディッカイト、ナクライト、ハロイサイトなどの粘土鉱物、また天然石の総称です。「カオリン鉱物」と呼ばれることもあります。名前の由来は、産地である中国の「高陵(kaoling)」という山です。和名は「高陵石(こうりょうせき)」です。
  • カオリンの産状


    カオリンを構成する鉱物のひとつであるカオリナイトは、グラナイト(花崗岩、かこうがん)フェルスパー(長石、ちょうせき)などが変質して生じます。また、熱水に含まれた成分が沈殿したり、堆積したりすることによっても生じる場合があります。カオリナイトはアルナイト(明礬石、みょうばんせき)やクォーツ(石英、せきえい)、あるいはクリストバライト(クォーツが変質したもの)を共生鉱物として伴うことがあります。

    同じくカオリンを構成するディッカイトとナクライトは、熱水に含まれた成分が沈殿することで生成されます。ナクライトは、1911年にエジプトに落下した「ナクラ隕石」からその名が付けられており、オージャイト(普通輝石、ふつうきせき)とペリドット(カンラン石)が混合している岩石です。

    ハロイサイトは火山灰や軽石が変質してできることが多いです。名前の由来は、ベルギーの地質学者「オマリウス・ド・ハロイ」からきています。
  • カオリン(カオリナイト) 鉱物データ

項目
和名 高陵石 こうりょうせき
モース硬度 1〜2
結晶 三斜晶系
成分 Al4Si4O10(OH)8
比重 2.6
白、褐色
一般的なトリートメント等 一部、着色処理

    カオリンの産地

    カオリンの産地のイメージ

  • 市場に出回るような、上質なカオリンが産出するのは中国です。他にはイギリス、アメリカ、オーストラリア、ブラジルなどでは工業利用されるために採掘されています。

    カオリンを構成する鉱物のうち、カオリナイトは日本でも産出することがあり、岡山県備前市の三石、広島県庄原市の勝光山が産地として有名です。また、長野県では、ロウ石の鉱床からディッカイトとナクライトが産出したという記録が残っています。

    当店では、中国産のカオリンを中心に取り扱っております。

    カオリンの価値

    カオリンという天然石の解説
  • カオリンの価値


    カオリンはしっとりとした艶があり、カオリン特有の模様がはっきりと美しく現れているものが価値が高いとされています。また、吸水性の高さを利用して、着色処理を施される場合もあります。当店では、レッドやブルーグリーン、ピンクなど、カラーバリエーションの豊富なカオリンを取り揃えております。
  • 焼き物などに使われるカオリン


    カオリンは、天然石として使われる他にも、高熱に耐える磁器やコート紙の塗工材、クレーなどの材料にされます。焼き物に使われるカオリンは主にカオリナイトを指し、純度が高いほど高温に耐える磁器の材料となります。

    また、カオリンは医療の現場でも使われます。血液の凝固を促進する効果があり、アメリカ海軍医療研究センターが、カオリン由来のアルミノケイ酸塩を含有したガーゼを開発しています。他にも、製紙、化粧品、漆喰、ゴムの強度を上げる添加剤など、カオリンはさまざまな用途に使われているのです。

    カオリンのお手入れ

    ”カオリンの手入れについて"
  • 傷がつかないよう、取扱いに注意


    カオリンは傷つきにくさを示すモース硬度が1〜2と、非常に柔らかい石です。カオリンよりも硬度の高い他の天然石と一緒にすると、カオリンに傷がついてしまう可能性があります。カオリンを保管する時は、他の石とぶつからないよう、仕切りのある箱や小袋に入れるなどして、個別に保管すると安全です。
  • 普段のお手入れは空拭きで


    カオリンは吸水性が高く、水洗いすると水分を吸収して変質してしまう恐れがあるため、普段のお手入れは空拭きで結構です。カオリンのアクセサリーを身につけた後は、乾いた柔らかい布で空拭きをすると、カオリンの美しさを長い間保つことができます。
  • 直射日光には当てない


    カオリンは長時間直射日光に当てると、含まれる成分が紫外線によって化学反応を起こし、退色してしまう恐れがあります。そのため、直射日光が当たらない場所で保管をしてください。保管する際は、蓋つきの容器に入れておくとよいでしょう。

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