ブルーゴールドストーン　
サンドストーン

ブルーゴールドストーン・ゴールドサンドストーンについて

【和名・紫金石、金砂石｜英語・Blue gold stone、Gold Sand Stone】

ブルーゴールドストーン・紫金石はキラキラと内包物が輝くアベンチュリン効果を持つ人工石です。天然石ではありませんが、パワーストーンとしての意味や人気もあるという珍しい石です。当店ではビーズ、カボション（ルース）、ペンダントトップ、ブレスレット等を販売しております。

ブルーゴールドストーンの特徴

ブルーゴールドストーンとは

ブルーゴールドストーンとは、ガラスで造られた人造石です。黒に近い青紫の地色に、キラキラとラメのような光が輝く「アベンチュリン効果（アベンチュレッセンス）」が特徴的です。
ブルーゴールドストーンのアベンチュリン効果

ブルーゴールドストーンは、光が当たると星空のようにキラキラと輝く「アベンチュリン効果」があります。ブルーゴールドストーンに内包された、細かな金属のインクルージョンが光を受けることで、ラメのように輝くのです。天然石でもアベンチュリン効果が見られることはありますが、ここまで鮮やかに光り輝く石は天然ではなかなか産出しないため、人造石ならではの魅力であるといえます。

ブルーゴールドストーン鉱物データ

項目
和名	ガラス
モース硬度	5
結晶	非晶質
成分	SiO2
比重	2.2
色	紫
一般的なトリートメント等	染色処理

ブルーゴールドストーンの仲間

ブルーゴールドストーンの他にも、天然石アクセサリーなどに利用されているガラス人造石にはさまざまなバリエーションがあります。ここでは、当店で取り扱っているものを中心にご紹介いたします。
ゴールドサンドストーン

ブルーゴールドストーンと同じアベンチュリン効果を持つ、レッドブラウンの色が特徴的な人造石です。太陽のような明るい色は、ブルーゴールドストーンとはまた違う、エネルギッシュな魅力を持っています。
キャッツアイ

「キャッツアイ効果（シャトヤンシー効果）」と呼ばれる、繊維状のインクルージョンが規則正しく並ぶことで現れる猫の目のような一筋の光が特徴の人造石です。天然では非常に珍しいキャッツアイ効果ですが、ガラスで造られていることで、丈夫さとお求めやすい価格を両立していることが特徴です。また、赤やピンク、青など、さまざまなカラーバリエーションがあり、その日の気分で自由にコーディネートに取り入れられるのが魅力です。
チェリークォーツ（ブルーベリークォーツ）

鮮やかなチェリーピンクに染められたものをチェリークォーツ、爽やかなブルーベリーカラーに染められたものをブルーベリークォーツと呼びます。ガラス製なので正確には「クォーツ（石英）」ではありません。通常のクォーツにはなかなか見られない、鮮やかなカラーが魅力的です。
シンセティックオパール

オパールのようなゆらめく色合いに染められたガラス人造石です。乳白色の地色に、ぼんやりと浮かび上がる青白い光が神秘的な雰囲気をもたらしてくれます。

ブルーゴールドストーンの歴史と価値

ブルーゴールドストーンの歴史

ブルーゴールドストーンの元となるアベンチュリン効果を持つガラスは、18世紀イタリアヴェネツィアのムラーノ島にあった、一軒のガラス工房で生まれたとされています。

ある日、そのガラス工房で働く職人が、溶かしたガラスの中に誤って銅の屑を落としてしまいます。その結果、銅の屑が光を反射することで、キラキラと光り輝くガラスが生まれました。ガラス職人たちはそれを見て「a ventura（偶然に）」という言葉を発し、そこから「aventurino（アベンチュリンのガラス）」という言葉が生まれました。

こうして生まれたアベンチュリン効果を持つガラスは、キラキラとした輝きから装飾品や魔除けのお守りとして使われるようになりました。現代のブルーゴールドストーンは、その流れを汲んだ天然石といえます。
ブルーゴールドストーンの価値

ブルーゴールドストーンはアベンチュリン効果がはっきりと見え、クラックやインクルージョンの少ないものが価値があります。ガラスのブルーゴールドストーンは人工的に作られる石なので、高品質のものも比較的手に入りやすいのが特徴です。

キラキラと輝く神秘的な外見から、パワーストーンとしても人気の高い天然石です。シックな輝きは、天然石アクセサリーにすると大人っぽい雰囲気を醸し出します。当店でも、上質なブルーゴールドストーンをお求めやすい価格で取り揃えております。

ブルーゴールドストーンのお手入れ

傷がつかないよう、取扱いに注意

ブルーゴールドストーンは傷つきにくさを示すモース硬度が5と、やや柔らかい石です。より硬度の高いクォーツやトパーズ、ルビーやサファイアなどと一緒にすると、ブルーゴールドストーンに傷がついてしまう可能性があります。ブルーゴールドストーンを保管する時は、他の石とぶつからないよう、仕切りのある箱や小袋に入れるなどして、個別に保管すると安全です。
普段のお手入れは空拭きで

ブルーゴールドストーンは汗などで劣化しにくい石ですので、普段のお手入れは空拭きで結構です。ブルーゴールドストーンのアクセサリーを身につけた後は、乾いた柔らかい布で空拭きをすると、ブルーゴールドストーンの美しさを長い間保つことができます。
汚れが気になる場合は、中性洗剤やアルコールティッシュで洗う

ブルーゴールドストーンは水に強い特徴があるので、水洗いが可能です。皮脂汚れなどが気になる際は、中性洗剤を垂らしたぬるま湯でもみ洗いをします。汚れが落ちたら、洗剤が残らないように水でしっかりとすすぎます。すすいだ後は、乾いた布で水気をよく拭き取ります。また、アルコールティッシュで軽く拭くことでも汚れを落とすことができます。
直射日光には当てない

ブルーゴールドストーンは長時間、直射日光に当てると劣化してしまう恐れがあります。そのため、直射日光が当たらない場所で保管をしてください。保管する際は、蓋つきの容器に入れておくとよいでしょう。