グランディディエライトとは|ビーズ・ルースを卸価格で通販
グランディディエライトとは、マダガスカルを主産地とする青緑色(ティールブルー)の希少な天然石です。1902年に発見されたものの、宝石質の結晶が本格的に流通し始めたのは2014年以降と歴史が浅く、2015年には米経済誌『フォーブス』の記事で「世界で3番目に高価な宝石」として紹介されました。モース硬度は7.5と高く、見る角度で色味が変わる多色性を持ちます。
当店ではマダガスカル産を中心に、グランディディエライトのビーズ(連)、ルース(ファセットカット・カボション)、ペンダントトップを60点以上、780円(税込)から卸価格で販売しています。かつてはルースが主流でしたが、近年はビーズ加工品も増え、天然石ブレスレットやハンドメイドジュエリーの素材として使いやすくなりました。業者様・デザイナー様の仕入れから、個人でハンドメイドを楽しむ方まで、1連・半連・粒単位でご購入いただけます。
【和名:グランディディエ石|英語:Grandidierite|産地:マダガスカル、スリランカほか|モース硬度:7.5|誕生石:該当なし】
グランディディエライトの特徴(色・多色性・硬度)
- グランディディエライトの特徴は、�\栂仗Г隆�少な発色、��見る角度で色が変わる強い多色性、��モース硬度7.5の硬さと劈開性、の3点です。天然石素材としては「硬くて発色がよいが、衝撃には弱い」と覚えておくと扱いやすい石です。
-
グランディディエライトの色と多色性
グランディディエライトの色は、鉄を含むことによる青緑色です。鉄の含有量が多いほど青みが強くなる一方で透明度は下がる傾向があるとも言われ、青と緑の中間で透明感のある「ティールブルー」(ティールは鴨の羽色の意味)が最上級の色として評価されます。日本では明るい水色寄りの色味も人気があります。
また、見る角度によって色が変わって見える「多色性(プレオクロイズム)」が強いことも特徴です。結晶の内部を通った光が方向によって異なる吸収のされ方をするため、薄い黄色または無色、青緑、青の3色に変化して見えます。ファセットカットされたルースでは、この多色性が輝きの複雑さとして表れます。
ビーズや連で仕入れる際は、同じ連の中でも粒ごとに青寄り・緑寄りの差が出ます。色の傾向は商品ページの写真で確認し、グラデーションを組みたい場合は複数連から選ぶのがおすすめです。
-
モース硬度7.5と劈開|ジュエリー・ハンドメイドへの適性
グランディディエライトのモース硬度は7.5で、エメラルドやアクアマリンと同程度、水晶(7)より硬く、擦り傷には強い石です。ただし、特定の方向に割れやすい「劈開(へきかい)」が2方向にあるため、強い衝撃には注意が必要です。
ハンドメイド素材としては、ペンダントトップやピアス、ネックレスなど衝撃を受けにくいアイテムに向いています。リングに使う場合は、爪留めよりも石の縁を覆うベゼルセッティングにするなど、角に力がかかりにくいデザインをおすすめします。ビーズ連はテグスやワイヤーでの加工が一般的ですが、穴の周辺に負荷がかかる強い引っ張りは避けると安心です。
なお、カットや研磨を経た石はその工程に耐えているため、必要以上に恐れることはありません。硬度と耐久性の考え方は、コラム「天然石の硬度と耐久性とは」でも解説しています。
-
名前の由来と和名・英語名
グランディディエライト(英語:Grandidierite)の名前は、マダガスカルの地質や自然史を長年研究したフランスの博物学者アルフレッド・グランディディエ(Alfred Grandidier)に由来します。1902年にこの鉱物を記載したフランスの鉱物学者アルフレッド・ラクロワが、発見地マダガスカルの研究者であるグランディディエの名を冠しました。
和名は「グランディディエ石」です。資料によっては「珪酸塩鉱グランディディエ」と表記されることもありますが、日本国内でも一般にはカタカナのグランディディエライトで通っています。名前が長いため、業界では「グランディ」「ディディエ」と略して呼ばれることもあります。
グランディディエライトの鉱物データ
| 項目 |
|
| 和名 |
グランディディエ石 |
| 英語名 |
Grandidierite |
| 分類 |
ホウ酸塩を含む珪酸塩鉱物 |
| 化学式 |
(Mg,Fe)Al3(BO3)(SiO4)O2 |
| 結晶系 |
斜方晶系 |
| モース硬度 |
7.5 |
| 比重 |
2.85〜3.00 |
| 屈折率 |
1.58〜1.64 |
| 劈開 |
2方向(1方向に完全、1方向に明瞭) |
| 色 |
青緑〜青、まれに緑 |
| 多色性 |
強い(無色〜淡黄/青緑/青) |
| 一般的な処理 |
なし(通常は未処理) |
| 主な産地 |
マダガスカル、スリランカ |
| 誕生石・誕生日石 |
該当なし |
-
グランディディエライトの石言葉・意味
グランディディエライトは発見から日が浅く古来の言い伝えはありませんが、「冒険」「旅立ち」「ビジョン」「集中」といった石言葉が語られています。探検家グランディディエの名を持つことにちなみ、集中力を高めたり心を穏やかに保つお守りになるとされ、新しいことに挑戦するタイミングで身につけたい石と言われています。誕生石・誕生日石には登録されていません。石言葉・意味・相性のよい石の詳しい解説は、当店コラム「奇跡の鉱物!希少石グランディディエライトの秘密と魅力」をご覧ください。
グランディディエライトの歴史と産地
- グランディディエライトは1902年にマダガスカルで発見され、宝石質の結晶が安定して流通するようになったのは2014年以降です。現在も宝石質の主産地はマダガスカルにほぼ限られます。
-
グランディディエライトの歴史
グランディディエライトは1902年、マダガスカル南部海岸のアンドラホマナで発見されたのが始まりです。当時はジュエリーに利用できるほどの品質のものはなかなか見つかりませんでしたが、2003年に透明度の高い原石がスリランカで発見されました。
2014年には、マダガスカル南部のトラノマロ近郊でも宝石質のグランディディエライトを産出する鉱床が発見されました。2015年にはGIA(米国宝石学会)がマダガスカル産のカット石を鑑定・報告し、2018年のツーソンミネラルショーに出品されたこともあり、次第に市場に出回るようになっていったのです。
その希少性から、2015年にはアメリカの経済雑誌である『フォーブス』の記事で「世界で3番目に高価な宝石」として紹介されたこともある天然石です。
-
産地とマダガスカルの流通事情
宝石質のグランディディエライトが産出するので有名なのは、最初の発見地でもあるマダガスカルです。他にはスリランカやニュージーランド、ノルウェー、アルジェリア、イタリア、インド、カナダ、チェコなどでも産出しますが、宝石質のものはマダガスカルとスリランカ以外ではほとんど見つかっていません。
産地国側で原石の輸出が管理されているとも言われ、流通量は決して多くありません。また産出する結晶は小粒が多く、透明度の高い1カラット超の石は極めて稀です。当店ではマダガスカル産のものを中心に、宝石質のルースからビーズ加工品まで継続的に入荷しています。
グランディディエライトの価値・価格相場と選び方
- グランディディエライトの価値は「色の濃さと透明感」でほぼ決まり、価格は宝石質のルースと天然石ビーズとで大きく異なります。当店では用途に合わせてビーズ・ルース・カボションを780円(税込)から選べます。
-
価値を決める4つの基準(色・透明度・大きさ・カット)
南国の海を思わせるような美しい青緑がはっきりと発色し、クラックやインクルージョンの少ないものが高い価値を持つとされています。グランディディエライトは特にインクルージョンを含みやすい天然石で、透明度の高いものはごく一部です。宝石としての評価は、次の4点で判断されます。
・色:青と緑の中間で、濃く鮮やかなティールブルーほど高評価。薄い色や灰色がかったものは評価が下がります
・透明度:インクルージョンやクラックが少なく、光が抜けるものほど希少
・大きさ:原石が小粒のため、0.5ct、1ctを超えると価格が大きく上がります
・カット:多色性が美しく見える方向で石取りされ、輝きが均一なもの
ビーズや連を選ぶ際も基本は同じで、粒の色ムラが少なく、透明感のある粒が多い連ほど上のグレードになります。当店では発色の鮮やかな宝石質から、天然石ブレスレット向けの半透明のものまで幅広く取り揃えています。
-
グランディディエライトの価格相場(宝石ルース・ジュエリー・天然石ビーズ)
グランディディエライトの価格は、品質と形状によって数百円から数十万円まで幅があります。目安は次のとおりです。
・宝石質ルース(鑑別付き・単石):0.1〜0.3ct程度でも数千円〜数万円、透明度の高い0.5ct以上は数万〜数十万円、1ct超は希少で高額になります
・ジュエリー(プラチナ・K18枠、ダイヤ付きなど):数万円〜数十万円が中心
・天然石ビーズ・粒売りルース(当店卸価格)
ビーズ連(1連・半連):980〜9,980円(税込)
粒売りルース(ファセットカット2〜10粒):780〜2,980円(税込)
カボション(1〜5個):780〜1,980円(税込)
ペンダントトップ(1点もの):7,480〜9,980円(税込)
1点もの高品質ルースセット:12,800円〜(税込)
同じグランディディエライトでも、ジュエリーグレードの単石と、半透明部分をビーズに加工したものでは価格帯がまったく異なります。「グランディディエライトは高価」というイメージは前者の話で、ハンドメイド素材としては手の届く価格で入手できる点が、レッドベリルやベニトアイトなど他の希少石と大きく違うところです。
-
当店のグレード表記(AA〜AAA)の見方
当店では、色の濃さ・透明感・インクルージョンやクラックの少なさを総合して、AA/AA+/AA++/AAA-/AAAの表記で品質を区分しています。Aの数が多いほど発色が濃く透明感が高い、というのが基本の見方です。
・AA〜AA+:色味がやや淡め、または内包物が多めで、リーズナブルにボリュームを使いたい方向け
・AA++:当店のグランディディエライトの中心グレード。青緑の発色と透明感のバランスがよく、ハンドメイド素材として最も人気
・AAA-〜AAA:透明感が高く色が濃い宝石質。1点もののルースセットやペンダントトップに使用
天然石のグレードは業界共通の基準ではなく、店舗ごとの相対評価です。他店の表記との単純比較はできませんので、当店の考え方は「品質ランクについて」でご確認ください。
-
ビーズ・ルース・カボション、用途別の選び方
用途に合わせて形状を選ぶのが、失敗しない仕入れのコツです。
・ブレスレット・ネックレスを作りたい:ビーズ連(ラウンドカット2mm前後、オーバル、タンブル、マロン、チップなど)。少量から試したい場合は半連もご用意しています
・輝きを活かした一点ものジュエリー:ファセットカットのルース(ラウンド3〜6mm、オーバル6×4mm〜8×6mm、レクタングル、ペアシェイプ)。石留めやワイヤーワークに
・ワイヤーラップやパーツ留め:カボション(ラウンド4〜6mm、オーバル6×4mm〜10×8mm)
・すぐ販売できる完成品:シルバー925製・18KGP製のペンダントトップ(1点もの)
初めて仕入れる方には、価格と品質のバランスがよいAA++のオーバルカット連やラウンドカット2mm連が定番です。粒売りルースは「5粒780円〜」など少量から購入できるため、色合いの確認用にもお使いいただけます。同じブルーグリーン系の石として、アパタイトやコーネルピンと組み合わせるデザインも人気です。
-
仕入れ・購入前に知っておきたいこと(販売単位・発送)
・販売単位:ビーズは1連または半連、ルース・カボションは粒(個)数単位、1点ものは現品販売です。連の長さは商品名の(約18cm)(約30cm)などでご確認ください
・色合い:天然石のため、粒ごとに青寄り・緑寄りの個体差があります。粒売りルースは色合いを混ぜてお送りします
・発送:年中無休、16時までのご注文は当日発送します。ネコポスは3,000円以上、宅配便は7,000円以上で送料無料です
・大口注文:まとまった数量のご相談は「大口注文のお問い合わせ」からどうぞ
・在庫:希少石のため入荷は不定期です。品切れの際は商品リクエストをご利用ください
グランディディエライトの偽物・類似石の見分け方
- グランディディエライトは現在のところ合成石や模造品がほとんど流通しておらず、「偽物」よりも「よく似た別の石との混同」に注意が必要です。
-
合成石・人工処理の現状
グランディディエライトは加熱や含浸などの人工処理がほぼ行われず、市場に流通するものの大半は天然・未処理です。合成結晶は研究目的で作られた報告があるものの、宝飾用として出回っているという情報はありません。
ただし人気の上昇とともに、ガラスや染色した別の石を「グランディディエライト」と称して販売する例が出てこないとは限りません。極端に安価な大粒の透明石や、色が均一すぎて多色性が見られないものには注意してください。
-
間違えやすい類似石(ラズライト・ローレントーマサイト・大峯石・アパタイト・パライバ)
・ラズライト(天藍石):青緑〜青で多色性もあるため、色だけでの判別が難しい石です。ラズライトのほうが屈折率と比重が高く、硬度は5.5〜6と低めです
・ローレントーマサイト:2019年に新鉱物として認められたマダガスカル産の青緑色の石です。産地・色・多色性が共通し、過去には混同されて流通したこともあります。屈折率はグランディディエライトのほうが高いとされます
・大峯石(オオミネライト):奈良県天川村で発見され、1999年に一度グランディディエライトと発表されたのち、アルミニウムと鉄の比率が異なることから2001年に新鉱物として認められた石です。市場で混同されることはまずありません
・アパタイト(ブルーグリーン):色が近い一方、硬度5と柔らかく価格も手頃です。ビーズではもっとも間違えやすい石です
・パライバトルマリン:銅による発色でネオン感の強い青緑です。価格は桁違いに高く、グランディディエライトはより落ち着いたメタリックな色調になります
(関連カテゴリ:アパタイト/トルマリン)
-
購入時のチェックポイント
・高額なルースは、鑑別書またはソーティング(簡易鑑別)付きのものを選ぶ
・多色性を確認する:石を傾けたときに青緑〜無色へ色が変わって見えれば、グランディディエライトの特徴と一致します
・硬さの目安:アパタイト(硬度5)より明らかに傷がつきにくい
・信頼できる専門店から購入する。当店ではマダガスカル産を中心に、仕入れの際に産地・色・多色性を確認したものを販売しています
グランディディエライトのお手入れ
- グランディディエライトのお手入れは、乾いた布での空拭きが基本で、水洗いも可能です。避けたいのは強い衝撃・超音波洗浄・長時間の直射日光の3点です。
-
傷がつかないよう、取扱いに注意
グランディディエライトは傷つきにくさを示すモース硬度が7.5と、丈夫な石です。しかしながら、特定の方向に劈開を示すため、衝撃を加えるとクラックが入ってしまう場合があります。また、より硬度の高いトパーズやルビー、サファイアなどと一緒にすると、グランディディエライトに傷がついてしまう可能性があります。グランディディエライトを保管する時は、他の石とぶつからないよう、仕切りのある箱や小袋に入れるなどして、個別に保管すると安全です。
-
普段のお手入れは空拭きで
グランディディエライトは劣化しにくい石ですので、普段のお手入れは空拭きで結構です。グランディディエライトのアクセサリーを身につけた後は、乾いた布で空拭きをすると、グランディディエライトの美しさを長い間保つことができます。
-
汚れが気になる場合は、中性洗剤やアルコールティッシュで洗う
グランディディエライトは水に強い特徴があるので、水洗いが可能です。基本的には真水でもじゅうぶんに汚れが落ちますが、皮脂汚れなどが気になる際は、中性洗剤を垂らしたぬるま湯でもみ洗いをします。汚れが落ちたら、洗剤が残らないように水でしっかりとすすぎます。すすいだ後は、乾いた布で水気をよく拭き取ります。また、アルコールティッシュで軽く拭くことでも汚れを落とすことができます。
なお、超音波洗浄機や高温のスチームは、劈開やインクルージョンに沿って割れる恐れがあるため避けてください。
-
直射日光には当てない
グランディディエライトは長時間直射日光に当てると、含まれる成分が紫外線によって化学反応を起こし、退色してしまう恐れがあります。そのため、直射日光が当たらない場所で保管をしてください。保管する際は、蓋つきの容器に入れておくとよいでしょう。
グランディディエライトのよくある質問
- グランディディエライトについてよくいただく質問をまとめました。
-
グランディディエライトは希少石ですか?
はい。宝石質の結晶は主産地がマダガスカルにほぼ限られ、透明度の高い石は産出量のごく一部のため、レアストーンとして扱われています。一方、半透明部分をビーズやカボションに加工した天然石素材は比較的入手しやすく、当店では780円(税込)からご用意しています。
-
グランディディエライトの硬度は?普段使いのアクセサリーにできますか?
モース硬度は7.5で、擦り傷には強い石です。ただし2方向に劈開があるため強い衝撃には弱く、ペンダント・ピアス・ネックレスなど衝撃を受けにくいアイテムに向いています。リングにする場合は、石を覆うベゼルセッティングなど角に力がかかりにくいデザインをおすすめします。
-
グランディディエライトの値段の相場は?
宝石質のルースは0.1〜0.3ct程度でも数千円〜数万円、透明度の高い0.5ct以上は数万〜数十万円が目安です。天然石ビーズや粒売りルースは品質と量によって数百円〜数千円で、当店ではビーズ連980円〜、粒売りルース・カボション780円〜(いずれも税込)で販売しています。
-
グランディディエライトに偽物はありますか?
現在のところ合成石や模造品はほとんど流通しておらず、市場の大半は天然・未処理です。注意したいのは、ラズライトやローレントーマサイト、アパタイトなど色の似た石との混同です。高額なルースは鑑別書やソーティング付きを選び、石を傾けて多色性を確認すると安心です。
-
グランディディエライトの効果や石言葉は?
「冒険」「旅立ち」「ビジョン」「集中」といった石言葉が語られており、集中力を高めたり心を穏やかに保つお守りになるとされています。誕生石には登録されていません。詳しくは当店コラム「奇跡の鉱物!希少石グランディディエライトの秘密と魅力」で解説しています。
-
ビーズとルースはどちらを選べばよいですか?
ブレスレットやネックレスを作るなら穴あきのビーズ(連)、石留めやワイヤーワークで一点もののジュエリーを作るなら穴なしのルース(ファセットカット・カボション)が向いています。少量から試したい場合は、半連や「5粒780円〜」の粒売りルースをご利用ください。