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ブラッドストーン
ブラッドストーンについて
【和名・血玉髄、血石、血星石|英語・Bloodstone|産地・インド】
ブラッドストーンはインドから産出されるカルセドニー(アゲート)の一種で、緑色のベースに血のような赤い斑点が見られます。キリスト教の聖像などを飾る材料としても用いられる高貴な天然石です。現在では3月の誕生石にも指定され、パワーストーンとしての人気も高いです。当店ではビーズを中心に販売しております。
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ブラッドストーンとは
ブラッドストーンとは、緑色の地色に赤い斑点が特徴的なジャスパー(碧玉)の一種です。血のような鮮やかな赤い斑点から「ブラッドストーン」と呼ばれるようになりました。和名は「血石(けっせき)」ですが、「血玉髄(ちぎょくずい)」や「血星石(けっせいせき)」と呼ばれることもあります。
また、「ヘリオトロープ」と呼ばれることもあります。これは、エジプトのヘリオポリスで良質のブラッドストーンが産出していたことに由来します。ギリシャ語で「太陽(ヘリオス)が向く(トロポス)」という意味もある名前です。
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ブラッドストーンの産状
ブラッドストーンはクローライト(緑泥石)などを含んだ緑色のジャスパーで、熱水に含まれているケイ酸や粘土鉱物が鉄分と一緒に沈殿して形成されます。火山灰が堆積して固化したタフ(凝灰岩)に浸透したケイ酸溶液がブラッドストーンになることもあります。ブラッドストーンの赤い部分はヘマタイト(酸化鉄)によって色づいたものです。
ブラッドストーンの色は緑だけでなく、黄色やオレンジ、白などになることもあります。これらは「ファンシーブラッドストーン」と呼ばれます。また、赤い斑点が目玉のように見えるブラッドストーンを「アイストーン(天眼石)」、目玉模様が一つだけのものを「サイクロプスストーン」と呼ぶこともあります。
ブラッドストーンの特徴
ブラッドストーン 鉱物データ
項目 | |
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和名 | 血石 けっせき |
モース硬度 | 7 |
結晶 | 六方晶系(潜晶質) |
成分 | SiO2 |
比重 | 2.91 |
色 | 緑に赤い斑点 |
一般的なトリートメント等 | なし |
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ブラッドストーンの歴史
ブラッドストーンと人間との歴史は古く、古代バビロニアの時代には敵を撃退する護符として用いられていました。緑の色は大地のエネルギーと芽生えの力を意味し、そこに点在する赤い色は魔を寄せ付けない力を持つと信じられていました。
また、ブラッドストーンは太陽にまつわる力や癒しの力も持っているとされていました。ブラッドストーンを太陽の方向に向けると太陽の光を赤い力に変えることができ、その光を浴びると出血を止めて怪我や腫れ物を治してくれると信じられていました。そのため、古代の人々はブラッドストーンで指輪や首飾りなどを作り、血流が集中する薬指や首元に付けていました。装飾品というよりは、護符や薬としての役割の大きい天然石でした。
ブラッドストーンは、中世の時代にはキリスト教徒に「聖なる石」として大切にされていました。イエス・キリストがゴルゴダの丘で磔にされた際、十字架の下にあった緑のジャスパーに血が滴り落ち、ブラッドストーンになったという言い伝えがあります。
11世紀フランスのキリスト教徒であるマルボドゥスが著した詩集『石について』では、「エリオトロピア」という名でブラッドストーンが登場します。先に述べた薬としての役割だけでなく、ブラッドストーンを持つ者には未来予知の力が授けられたり、他の人の目から自身を見えなくすることができたりなど、さまざまな神秘的な力が授けられると述べられています。 -
ブラッドストーンの産地
天然石として市場に出回る上質なブラッドストーンは、主にインドで産出します。他にもロシア、スコットランド、オーストリア、シベリア、オーストラリア、ブラジルなどでも産出します。日本でも産出したという記録が残っています。当店ではインド産の上質なブラッドストーンを中心に取り扱っています。
ブラッドストーンの歴史と産地
- ブラッドストーンは古来より太陽にまつわる力や癒しの力があるとされ、特に中世のキリスト教徒は「聖なる石」として崇めてきました。そのため、パワーストーンとしても根強い人気を誇る天然石です。また、シックな色合いから大人っぽい雰囲気の天然石アクセサリーを作りたい時にぴったりの天然石でもあります。当店でも、グリーンの地色に鮮やかなレッドの斑点のコントラストが美しい、上質なブラッドストーンを数多く取り揃えております。
ブラッドストーンの価値
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傷がつかないよう、取扱いに注意
ブラッドストーンは傷つきにくさを示すモース硬度が7と、丈夫な石です。しかしながら、より硬度の高いトパーズやルビー、サファイアなどと一緒にすると、ブラッドストーンに傷がついてしまう可能性があります。ブラッドストーンを保管する時は、他の石とぶつからないよう、仕切りのある箱や小袋に入れるなどして、個別に保管すると安全です。 -
普段のお手入れは空拭きで
ブラッドストーンは汗などで劣化しにくい石ですので、普段のお手入れは空拭きで結構です。ブラッドストーンのアクセサリーを身につけた後は、乾いた柔らかい布で空拭きをすると、ブラッドストーンの美しさを長い間保つことができます。 -
汚れが気になる場合は、中性洗剤をたらした水で洗う
ブラッドストーンは水に強い特徴があるので、水洗いが可能です。皮脂汚れなどが気になる際は、中性洗剤を垂らしたぬるま湯でもみ洗いをします。汚れが落ちたら、洗剤が残らないように水でしっかりとすすぎます。すすいだ後は、乾いた布で水気をよく拭き取ってください。 -
直射日光には当てない
ブラッドストーンは長時間、直射日光に当てると劣化してしまう恐れがあります。そのため、直射日光が当たらない場所で保管をしてください。保管する際は、蓋つきの容器に入れておくとよいでしょう。
ブラッドストーンのお手入れ
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