ダイヤモンド
ダイヤモンド・ダイアモンドについて
【和名・金剛石|英語・Diamond|主要産地・アフリカ】
ダイヤモンドは宝石としての認知度の高い天然石です。イエローダイヤモンド、グレーダイヤモンド、ブラウンダイヤモンドなどは天然色で、様々なファンシーカラーダイヤモンドが採掘されます。近年では加熱により色を加工したブラックダイヤモンド、ブルーダイヤモンド、グリーンダイヤモンドなどが流通しています。4月の誕生石としても有名です。当店ではビーズ、ルース、ペンダントトップ、ブレスレット、チャーム等を販売しております。
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ダイヤモンドの名前の由来
ダイヤモンドの名前の由来は、ギリシャ語で「征服されざるもの」「何よりも強い」を意味する「adamas」という言葉です。和名の「金剛石」は、サンスクリット語の「vajra」を漢字に訳したもので、金剛という言葉には「金属の中でもっとも硬いもの」という意味が込められています。
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ダイヤモンドは4月の誕生石
ダイヤモンドは4月の誕生石に指定されています。日本では、長らくダイヤモンドのみが4月の誕生石に位置していたのですが、2021年に新たにモルガナイトが追加されました。2種類の異なった魅力を持つ誕生石たちは、天然石業界を大いに盛り上げてくれることが期待されています。
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ダイヤモンドの産状
ダイヤモンドは地球内部のマントルの中で、高い温度と気圧を受けて生成されます。できあがったダイヤモンドは、そのまま地下にとどまり続けていると溶けてしまったり、真っ黒な石墨になってしまったりすることも少なくありません。地殻変動によって、幸運にも地表に運び上げられた数少ないダイヤモンドだけが人の目に触れるのです。
また、ダイヤモンドは炭素だけで構成されている「元素鉱物(エレメンタルミネラル)」であり、元素鉱物の中では唯一、宝石として扱われています。
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ダイヤモンドと石墨
美しいダイヤモンドと、鉛筆の芯などに使われる真っ黒な石墨は、どちらも炭素だけで構成されています。ですが、炭素原子の配列が異なるため、成分は同じなのに全く別の姿になるのです。ダイヤモンドと石墨のように、同じ成分を持ちながら原子の配列が異なる関係を「同質異像(どうしついぞう)」と呼びます。
ダイヤモンドの特徴
ダイヤモンド 鉱物データ
項目 | |
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和名 | 金剛石 こんごうせき |
モース硬度 | 10 |
結晶 | 等軸晶系 |
成分 | C |
比重 | 3.52 |
色 | 無色、黄色、青、黒、ピンク、緑等 |
一般的なトリートメント等 | 一部、加熱処理 |
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ダイヤモンド発見の歴史
ダイヤモンドと人間との歴史は非常に古く、紀元前7世紀から8世紀には人々の目に触れていたとされています。
歴史に残っている中で、最初にダイヤモンドを発見したのはインド人といわれています。古代インドの学術書『アルタシャーストラ』にもダイヤモンドが記載されており、古代インド人はダイヤモンドに強い魔力が宿っていると考えていました。
インドでは王族のみがダイヤモンドを所有することを許されていましたが、宝石商人がギリシャにこっそりダイヤモンドを持ち込み、ギリシャにダイヤモンドが広まっていきました。当時のギリシャでもっとも硬い宝石として知られていたのはルビーだったので、その何倍も硬いダイヤモンドに対して、古代ギリシャの詩人ヘシオドスは「征服しがたいもの」という意味を込めて「アダマス」と呼びました。
古代ローマの学者プリニウスが著した『博物誌』にも、「アダマス」という名前でダイヤモンドが記されており、磁石を遠ざける効果があると述べられています。なお、鉄を含まないダイヤモンドの磁力は、現在では否定されています。
まだカットの方法が確立されていない時代、他の石と比べても特別美しい訳ではなかったダイヤモンド。にも関わらず多くの人々に支持された理由は、正八面体という非常に珍しい形の結晶や、どんな物質よりも硬い性質、古代インドで信じられていた魔術的な力など、さまざまな理由が絡み合っているのです。 -
ダイヤモンドのカットの歴史
ダイヤモンドのカットの方法が確立された時期には諸説ありますが、14世紀から15世紀というのがもっとも有力な説です。
現在よく知られているダイヤモンドの美しい輝きは「反射」と「屈折」が合わさってできています。初期は反射をよくするためのカットが研究されており、ポイントカット、ミラーカット、テーブルカット、ローズカットなど、面をツルツルに磨き上げ、不要な角を落とすカットが主流でした。
17世紀頃には、マザランカットやオールドマインカットなど、ダイヤモンドの屈折を利用したカットが次々に考案されていきます。しかしながら、現在でもよく知られているブリリアントカットが生まれた経緯は明らかになっていません。一説には、1700年にヴェネツィアのガラス職人であったヴィンセント・ベルッチが58面のカットを考案し、ブリリアントカットの原案を作ったといわれています。 -
ダイヤモンドの産地
上質なダイヤモンドの産地としてもっとも有名なのはアフリカです。人類が初めてダイヤモンドを含む岩石を発見したのは1866年、南アフリカのキンバリーでした。この時発見されたダイヤモンドは「ユーレカ(ギリシャ語で「我、発見せり」の意味)」という名前で知られています。また、この時の岩石は、キンバリーの地名を取って「キンバーライト(キンバレー岩)」と名付けられました。
19世紀以前は、ダイヤモンドはインドとブラジルでわずかに産出するのみでしたが、南アフリカに膨大な量のダイヤモンドが眠っていることが明らかになってからは、産出量が一気に増えました。当店でも、アフリカ産の上質なダイヤモンドを中心に取り扱っています。
アフリカやインド、ブラジルの他には、ナミビア、ボツワナ、カナダ、コンゴ、ロシアなどにもダイヤモンド鉱山が存在します。日本ではダイヤモンドは産出しないというのが定説だったのですが、2007年に愛媛県の四国山地にて、ごく小さいながらも天然のダイヤモンドが発見されました。
ダイヤモンドの歴史と産地
- 一口にダイヤモンドといっても、色によってさまざまな種類があります。ここでは当店でも人気のダイヤモンドを中心に、そのバリエーションをご紹介していきます。
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ホワイトダイヤモンド
もっともよく知られたカラーのダイヤモンドです。シンプルゆえに、ダイヤモンドの美しい輝きがもっとも映えるカラーといっても差し支えないでしょう。 -
ブラックダイヤモンド
加熱処理により生まれる、シックな黒い輝きが特徴のダイヤモンドです。 -
グレーダイヤモンド
落ち着いたグレーのダイヤモンドです。天然由来の優しい色合いをしています。 -
ブルーダイヤモンド
加熱処理により生まれる、爽やかなブルーカラーが特徴のダイヤモンドです。 -
グリーンダイヤモンド
若葉のような穏やかな色合いが特徴のダイヤモンドです。
ダイヤモンドの種類
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周囲の天然石に傷がつかないよう、取扱いに注意
ダイヤモンドは傷つきにくさを示すモース硬度は10と、天然石の中でもっとも高い数値を示します。それゆえに、他の天然石と一緒にしてしまうと、天然石に傷がついてしまう可能性があります。ダイヤモンドを保管する時は、他の石とぶつからないよう、仕切りのある箱や小袋に入れるなどして、個別に保管すると安全です。 -
普段のお手入れは空拭きで
ダイヤモンドは汗などで劣化しにくい石ですので、普段のお手入れは空拭きで結構です。ダイヤモンドのアクセサリーを身につけた後は、乾いた柔らかい布で空拭きをすると、ダイヤモンドの美しさを長い間保つことができます。 -
汚れが気になる場合は、中性洗剤で洗う
ダイヤモンドは水に強い特徴があるので、水洗いが可能です。皮脂汚れなどが気になる際は、中性洗剤を垂らしたぬるま湯で、柔らかい歯ブラシで優しくこすって汚れを落とします。汚れが落ちたら、洗剤が残らないように水でしっかりとすすぎます。すすいだ後は、乾いた布で水気をよく拭き取ってください。 -
直射日光には当てない
ダイヤモンドは長時間、直射日光に当てると退色してしまう恐れがあります。そのため、直射日光が当たらない場所で保管をしてください。保管する際は、蓋つきの容器に入れておくとよいでしょう。
ダイヤモンドのお手入れ
ダイヤモンド全商品 | ブラックダイヤモンド | ホワイトダイヤモンド | ファンシーカラーダイヤモンド | グレーダイヤモンド | ブルーダイヤモンド | グリーンダイヤモンド
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