ターコイズについて
【和名・トルコ石|英語・Turquoise|主要産地・アメリカ(アリゾナ州)/イラン/中国/メキシコ等】
ターコイズ(トルコ石)は、空や海を思わせる鮮やかな青〜青緑色が特徴の天然石で、ラピスラズリ・タンザナイトと並ぶ12月の誕生石です。銅が多く含まれるものは青に、鉄が多いものは緑色に近づき、変色防止と硬度強化のため樹脂含浸(スタビライズド)処理が施されるのが一般的です。当店は天然石卸問屋として、キングマンやスリーピングビューティーをはじめとする世界各地のターコイズのビーズ、カボション(ルース)、ペンダントトップ、ブレスレット等を卸価格で販売しております。
ターコイズとは?意味と特徴
- ターコイズは、化学的には「水酸化銅アルミニウム燐酸塩」に分類される不透明な鉱物で、緑色〜青色の色味を帯びた天然石です。古来より世界中で宝飾品やお守りとして珍重されてきました。ここでは、ターコイズの意味や特徴について紹介していきます。
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ターコイズの意味・石言葉
ターコイズの石言葉は「成功」「繁栄」「旅の安全」などとされています。古くから旅のお守りや魔除けとして身につけられてきた石で、ネイティブアメリカンの間では「神が宿る聖なる石」として儀式に用いられ、危険が迫ると色が変わって持ち主に知らせるという言い伝えも残っています。また「人から贈られると幸せになる」と言われることから、大切な人へのプレゼントにも選ばれてきました。なお、パワーストーンとしての意味・効果は古くからの言い伝えによるものであり、効果を保証するものではありません。
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ターコイズは12月の誕生石
ターコイズは、ラピスラズリやタンザナイトと共に12月の誕生石になっている石です。海や空を連想させる鮮やかなブルーから青緑色の輝きを持つ石は、ネックレス・指輪・ピアス・イヤリングなどさまざまなアクセサリーに使われます。全国宝石卸商協同組合の改訂誕生石一覧(2021年)でも、12月の誕生石としてトルコ石(ターコイズ)が挙げられています。同じ12月の誕生石であるラピスラズリ、タンザナイトも当店で取り扱っております。
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ターコイズの色:ターコイズブルーからグリーンまで
ターコイズは、既存の鉱物が水や空気と反応して誕生する二次鉱物の一種です。
主に銅やアルミニウムを含むリン酸塩の岩石に水が作用した際に誕生し、乾燥地帯に多く鉱床ができます。銅やアルミニウムの純度が高いほど青色が鮮やかになり、鉄を含むと緑色に近くなります。褐色や黒の筋目が入っていることもありますが、これは褐鉄鉱や黒い酸化マンガンです。宝石としての価値は青色のものが高い傾向がありますが、国によっては緑色のターコイズが珍重されています。なお、筋目の入り方によっても価値がかわり、蜘蛛の巣のように細かい模様が入っているスパイダーズウェアは高級品の証しとして高値で取り引きされています。
ターコイズのモース硬度は5〜5.5と低めです。ナイフでひっかけば傷つく程度であり、しかも原石はチョークのようにボロボロと崩れやすく吸水性もあります。そのうえ、酸化によって青から緑色に変色してしまうため、そのままでは宝飾品として適しません。そのため、流通しているターコイズのほとんどに、樹脂浸透(スタビライズド)という処置で変色防止と強度の硬化を高めています。宝石・天然石として流通しているターコイズは衝撃にも環境の変化にも一定の耐性がありますが、経年によって樹脂浸透の効果が薄れてしまうと一気に脆くなってしまう可能性もあります。
なお、色名の「ターコイズブルー」はこの石の色に由来しており、緑みを帯びた明るい青色を指します。宝石のターコイズには、ターコイズブルーと呼ばれる鮮やかな空色から、深みのあるグリーンまで幅広い色合いがあります。
ターコイズ 鉱物データ
| 項目 |
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| 和名 |
トルコ石 とるこいし |
| モース硬度 |
5-6 |
| 結晶 |
三斜晶系 |
| 成分 |
Cu2+Al6(OH)2|PO4]4・4H2O |
| 比重 |
2.4-2.8 |
| 色 |
空色 青 青緑 黄緑等 |
| 一般的なトリートメント等 |
無色樹脂含侵処理(スタビライズド) |
ターコイズの歴史
- ターコイズは、人類が採掘をはじめた最も古い宝石の一種であり、世界中で宝飾品として用いられてきました。
なお、ターコイズの別名を「トルコ石」と言いますが、これはフランス語の「pierre turquoise(トルコの石)」に由来します。これは、ヨーロッパにターコイズが広まったのは十字軍の遠征がきっかけであったことに由来しています。十字軍が遠征したイラン周辺はトルコ系王朝があり、ターコイズの産地だったためです。
ここでは、このようなターコイズの歴史を簡単に解説します。
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ターコイズは紀元前6000年頃より採掘されてきた
前述したようにターコイズは、人類が最も古くから採掘してきた石の1つです。
紀元前の産出地域はイランのホラーサーン地域や、シナイ半島、中国でした。また、アメリカ大陸でもアリゾナ州・カリフォルニア州・コロラド州・ニューメキシコ州などで古くから採掘が行われています。
なお、ターコイズがトルコ石と呼ばれるようになった由来は、ホラーサーン地域にトルコ系の王朝があったためという説のほか、アトラス山脈付近で取れたターコイズの原石がトルコ人の商人経由でヨーロッパ人の手に渡ったためという説もあります。現在、トルコではターコイズは産出されていません。
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ターコイズは多くの王朝で珍重された
ターコイズは、古代エジプト・アステカ・ペルシア・メソポタミア・インダス・中国など多くの地域で宝飾品として珍重されてきました。これらの地域は古代より幾多の王朝が存在していましたが、ターコイズは王宮や宗教施設、さらに王族を飾る宝飾品として使われてきたのです。特に、アステカのターコイズで装飾された仮面やレリーフは有名です。また、イスラム諸国では、ムスクの外壁や内部を飾るために用いられました。ヨーロッパでは長い間男性のお守りとして取り引きされてきた記録が残っています。
このように多くの地域で珍重されてきたターコイズは、模造品も古くから作られています。古代エジプトでは、ガラス・エナメル・ファイアンス焼きの陶磁器などを用いてターコイズの模造品を作っていたことが確認されています。
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ターコイズはネイティブアメリカンジュエリーには欠かせない石
ターコイズはアメリカ大陸でも産出されるため、先住民族であるネイティブアメリカンが宝飾品として用いてきた歴史があります。今でも、ターコイズとシルバーを使ったネイティブアメリカンジュエリーは世界中で高い人気があります。
また、ネイティブアメリカンジュエリーは現在、ナバホ族などいくつかの種族の貴重な収入源にもなっています。
ターコイズの種類・産地と価値の違い
- ターコイズは産地や種類によって、色味・模様・価値が大きく異なります。ここでは代表的な産地・種類と、それぞれの特徴や価値の傾向を解説していきます。種類ごとの違いを知ることで、用途や予算に合ったターコイズを選びやすくなります。
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スリーピングビューティー ターコイズ
現在、最も価値の高いターコイズと言われているのが、アメリカのアリゾナ州グローブにあるスリーピングビューティー鉱山で産出されていたターコイズです。
高山の名前がそのままターコイズの名前となっています。スリーピングビューティーはほとんど鉄を含まないため、混じりけのないスカイブルーをしているのが特徴です。
2012年に鉱山が閉山されたので、もはや新しい石の産出はありません。そのため、これからも値上がりが予想されます。なお、現在「宝石」として取り引きされるターコイズはほとんどがスリーピングビューティーです。
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キングマンターコイズ
キングマンターコイズは、アメリカのアリゾナ州、キングマン鉱山から産出されるターコイズです。
現在も盛んに採掘が行われており、アメリカンターコイズといえば、このキングマンターコイズを指します。青色〜緑色とさまざまな色合いがあり、鉄由来の黒い模様が入っています。スパイダーウェブと呼ばれるクモの糸のような細い模様が均一に入っているものは、特に高値で取り引きされます。また、現在ネイティブアメリカンジュエリーに用いられるターコイズもキングマンターコイズが主流です。
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ペルシアンターコイズ
ペルシアンターコイズは現在の「イラン」で産出されるターコイズです。「トルコ石」の語源ともなりました。2000年以上の歴史ある石ですが、現在は鉱脈の多くが枯渇しており産出量は少なくなっています。鮮やかな青色が特徴で、母岩を含んでいる物が多く麩(ふ)が点在しているのが特徴です。
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湖北省ターコイズ(チベットターコイズ)
チベットターコイズは中国湖北省で産出されるターコイズです。中国は良質なターコイズを産出する一大地域です。スパイダーズウェブが入っている製品も多く独特の美しさがあります。
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ターコイズの価値・値段の目安
ターコイズの価値は、一般的に「色の鮮やかさ」「マトリックス(模様)の入り方」「産地」「処理の有無」で決まるとされています。混じりけのないスカイブルーで無処理(ナチュラル)に近いものほど高値になる傾向があり、スリーピングビューティー産やペルシアン(イラン産)の良質なルースは、希少性から年々価格が上昇しています。一方、ビーズやカボションとして流通するスタビライズド処理のターコイズは、1連・1個あたり数百円〜数千円程度(税込)から入手でき、ハンドメイドやジュエリー制作にも取り入れやすい価格帯です。当店では卸問屋として品質ランク(AA〜AAA等)を商品名に明記し、適正な卸価格で販売しております。
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ターコイズの代用品として使われる石
マグネサイトターコイズのスライスタンブル
古くから多くの国々で珍重されてきたターコイズは、需要に対して供給が少なく高値で取り引きされてきました。そのため、前述したように多くの模造品が生まれたのです。現在でも、以下の2点のようにターコイズではないけれど、ターコイズの名を冠した天然石が販売されています。
・マグネサイトターコイズ
・アフリカンターコイズ
マグネサイトターコイズは、マグネサイトを染色してターコイズのように仕上げた石です。ターコイズそっくりで、しかも安価ですので、カジュアルジュエリーに多く使われています。
アフリカンターコイズは、クリソコラを主成分とした混合結晶石です。緑色と黒色が混じり合った独特の色合いが美しく、こちらもアクセサリーに多く使われています。
ターコイズの本物・偽物とスタビライズドの見分け方
- 結論から言うと、市場に流通するターコイズの大半はスタビライズド(樹脂含浸)処理が施されたもので、これは偽物ではなく、脆いターコイズを宝飾品として使えるようにするための一般的な処理です。一方で、マグネサイトやハウライトを染色した「ターコイズ風」の石がターコイズとして販売されているケースもあるため、購入時には見分けるポイントを知っておくと安心です。
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スタビライズド(樹脂含浸)と天然ターコイズの違い
スタビライズド(樹脂含浸処理)は、多孔質で吸水性のあるターコイズに無色樹脂を浸透させ、変色を防ぎ硬度を高める処理です。処理済みのターコイズは色が安定し、日常使いのアクセサリーやハンドメイド素材に適しています。無処理のナチュラルターコイズは希少で高価ですが、汗や皮脂で変色しやすく取り扱いに注意が必要です。どちらが良い・悪いということではなく、用途と予算に合わせて選ぶことが大切です。
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偽物・染色品を見分けるポイント
染色されたマグネサイトやハウライトは、表面の模様がターコイズ特有のマトリックスとは異なり、ひび割れ状の筋に染料が濃く入っていることが多い点が見分けの手がかりになります。また、極端に安価な「ターコイズ」は染色品である可能性が高いため、石の名称(マグネサイトターコイズ等)や処理の内容が正しく表記されている店舗で購入するのが安心です。当店は天然石卸問屋として仕入れ時に品質と処理の確認を行い、商品名に素材・品質ランクを明記して販売しております。
ターコイズのお手入れ方法
- ここでは、ターコイズのお手入れ方法を解説します。宝石・天然石として流通しているターコイズのほとんどが、樹脂でコーティングされているために衝撃や環境の変化に強くなっています。しかし、ターコイズが脆い石であることには変わりありません。汗や皮脂などに弱いので、こまめにお手入れしましょう。
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中性洗剤をとかしたぬるま湯で洗う
ターコイズは乾いた柔らかい布で皮脂や汗を拭き取ってしまいましょう。経年で汚れた場合は中性洗剤をとかしたぬるま湯で丁寧に洗ってください。洗剤は丁寧に落とし、最後は水分をしっかりと拭き取ってください。
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ターコイズに超音波洗浄機などは使わない
ターコイズは脆い石なので超音波洗浄機などを用いると樹脂のコーティングに関係なくいたんでしまうことがあります。特に、経年したターコイズは破損の原因にもなるので気をつけましょう。落ちない汚れは前述したように中性洗剤をとかした水で優しくこすり洗いします。
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ナチュラルターコイズは取扱注意
ナチュラルターコイズは樹脂によるコーティングを行っておらず、研磨しただけのターコイズです。「ナチュラルターコイズ」は「より自然に近い」として珍重される傾向もあります。また、60年代、70年代のターコイズの宝飾品は樹脂浸透(スタビライズド)をしていない製品も多いので、アンティークとしてターコイズのアクセサリーを購入した場合は以下のような注意が必要です。
・酸化による色の変化
・衝撃による破損
・汗・紫外線による変色
ナチュラルターコイズは、樹脂浸透(スタビライズド)されたターコイズの数倍は繊細な物と考え、強い日差しの下には持ち歩かず、保管は宝石箱などにしておきましょう。また、使った後は必ず水分を拭き取って単独でしまってください。石同士をぶつけ合っても破損することがあります。
ターコイズのよくある質問(FAQ)
- ターコイズについて、お客様からよくいただく質問と回答をまとめました。
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Q. ターコイズにはどんな意味がありますか?
ターコイズは古くから「旅の安全」「成功」「魔除け」の石とされてきました。ネイティブアメリカンをはじめ世界各地で聖なる石として扱われ、人から贈られると幸運をもたらすと言われています。
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Q. ターコイズを身につけるとどんな効果があるとされますか?
邪気を払い、持ち主を危険から守るお守りの石とされ、勇気や行動力を高めると言われています。ただし、これらは古来の言い伝えによるものであり、効果を保証するものではありません。
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Q. ターコイズはトルコで採れますか?
いいえ、現在トルコではターコイズはほとんど産出されていません。「トルコ石」という名前は、イラン産のターコイズがトルコ経由でヨーロッパに伝わったことに由来するとされています。主な産地はアメリカ(アリゾナ州等)、イラン、中国です。
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Q. ターコイズの値段の相場はどれくらいですか?
スタビライズド処理のビーズやカボションは、1連・1個あたり数百円〜数千円程度(税込)が中心です。無処理のナチュラルターコイズや、スリーピングビューティー産などの希少なルースは数万円以上になることもあります。色の鮮やかさ・模様・産地・処理の有無で価格が大きく変わります。
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Q. スタビライズド(樹脂含浸)のターコイズは偽物ですか?
偽物ではありません。スタビライズドは、脆く変色しやすいターコイズを宝飾品として安定して使えるようにする一般的な処理で、流通するターコイズの大半に施されています。天然のターコイズ原石を使用している点で、マグネサイト等を染色した模造石とは異なります。