380円
ピンクソープストーン
(天然ピンクタルク)
ピンクソープストーン(天然ピンクタルク)について
【和名・滑石(かっせき)|英語・Talc Stone|産地・中国】
ピンクソープストーンは明るい美しいピンク色とソープストーン特有のしっとりとした質感がとても可愛らしい天然石です。当店ではビーズを中心に販売しております。
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ピンクソープストーンとは
ピンクソープストーンとは「タルク(滑石、かっせき)」という天然石の中でもピンク色をしているものを指します。鉱物としての名前は「ピンクタルク」とも呼ばれます。肌触りがツルツルしていることや、石鹸の原材料としても利用されることから「ソープストーン(石鹸石)」と呼ばれるのです。
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ピンクソープストーンのさまざまな呼び名
ピンクソープストーンは、さまざまな呼び名がある天然石です。たとえば、滑らかな肌触りから、和名は「滑石」と呼ばれます。質感がロウソクのようでもあるので「蝋石(ろうせき)」とも呼ばれます。
また、触るとひんやりするため、「凍石(とうせき)」と呼ばれることもあります。不純物を多く含む場合は「サポナイト」「ポットストーン」「ステアタイト」などという名前で呼ばれます。
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ピンクソープストーンの産状
ピンクソープストーンを含むタルクは、マグネシウムが豊富な岩石の中に形成されます。サーペンティン(蛇紋石、じゃもんせき)が地表近くで水や炭酸ガスの作用を受けたり、ドロマイト(苦灰石、くかいせき)などがケイ酸溶液によって変成したりするとタルクができるのです。タルク以外にもカルサイト(方解石、ほうかいせき)、ブリューネライト(ブロイネル石)などが共に形成されることがあります。
ピンクソープストーンの特徴
ピンクソープストーン 鉱物データ
項目 | |
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和名 | 滑石 かっせき |
モース硬度 | 1〜1.5 |
結晶 | 単斜晶系、三斜晶系 |
成分 | Mg3[(OH2)/Si4O10] |
比重 | 2.83 |
色 | ピンク |
一般的なトリートメント等 | なし |
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ピンクソープストーンの用途
ピンクソープストーンは天然石としてビーズなどに加工されますが、ピンクソープストーンを含むタルクはさまざまな用途に使われています。
タルクは硬度が1から1.5と、鉱物の中ではもっとも柔らかく、爪でも痕がつくほどです。とても柔らかいので、かつてはチョークのように地面に線を引いて遊ぶのに使われました。
他にも、タルクはセラミックスの材料や潤滑剤、医薬品、化粧品などにも利用されます。ベビーパウダーの一種である「タルカムパウダー」には、タルクが使われています。さらに、上質な西洋紙にはタルクの粉末が含まれており、普通の上に比べて重さがあるのです。
タルクは漢方薬としても使われており、利尿作用、消炎作用があります。 -
ピンクソープストーンの産地
上質なピンクソープストーンが産出するのは中国です。当店でも、中国産のピンクソープストーンを中心に取り扱っています。
ピンクソープストーンの用途と産地
- ピンクソープストーンは、桜のようなピンク色が鮮やかに発色し、石鹸のようにツルツルと滑らかでクラックの少ないものが高い価値を持つとされています。当店では上質なピンクソープストーンを数多く取り揃えています。
ピンクソープストーンの価値
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傷がつかないよう、取扱いに注意
ピンクソープストーンは傷つきにくさを示すモース硬度が1から1.5と、非常に柔らかい天然石です。そのため、より硬度の高いクォーツやトパーズ、ルビーやサファイアなどと一緒にすると、表面に傷がついてしまう場合があります。ピンクソープストーンを保管する時は、他の石とぶつからないよう、仕切りのある箱や小袋に入れるなどして、個別に保管すると安全です。また、爪で引っ掻いたり、硬い地面に落としてしまったりしないように気をつけてください。 -
普段のお手入れは空拭きで
ピンクソープストーンは汗や水分に弱い天然石ですので、普段から空拭きでお手入れするとよいでしょう。ピンクソープストーンのアクセサリーを身につけた後は、乾いた柔らかい布で空拭きをすると、ピンクソープストーンの美しさを長い間保つことができます。 -
直射日光には当てない
ピンクソープストーンは長時間直射日光に当てると退色してしまう恐れがあります。そのため、直射日光が当たらない場所で保管をしてください。保管する際は、蓋つきの容器に入れておくとよいでしょう。
ピンクソープストーンのお手入れ