【全部分かる】誕生石について / 全種類と選び方のポイント

誕生石の選び方

宝石の世界では、複数の宝石が誕生石として選ばれ、今日まで言い伝えられてきました。誕生石は、宝石の特別な力を信じた人類がその恩恵を受けようとして作り出したものです。

科学的に誕生石の力と恩恵を証明することは難しいですが、単なる「まやかし」と言ってしまうのは夢がありません。実際に誕生石に選ばれた宝石には私達に「何か」を期待させる「確かな美と魅力」があります。今回はそんな誕生石について解説しながら、その魅力にも迫っていきたいと思います。

各月の全ての誕生石の紹介、またよくある誕生石についての質問にもお答えしていますので、ぜひ最後までお読みください。

この記事の内容

誕生石とは

誕生石とは1月~12月を象徴する宝石の事

誕生石というのは1月〜12月の各月を象徴する宝石のことです。

その為、12ある月のそれぞれに種類の違う宝石が誕生石として存在しています。古来より誕生石は「その月に生まれた人々を癒し、護る力を持つ」と信じられてきました。そんな誕生石の発祥の起源は諸説ありますが、代表的な説は以下の3つです

・占星術の発祥の地であるカルデアから生まれたという説
・新エルサレムの都の12城塞それぞれの土台を装飾した宝石説
・イスラエル大祭司の胸当てにはめ込まれた宝石説

どの説が本当の誕生石の発祥の起源かは定かではありません。しかし、発祥の起源が何であれ、現在も人々は「誕生石」を特別視しています。

その理由は、誕生石が持つ「美しさ」に魅了されると同時に、「特別な力」に少なからず期待しているからでしょう。

誕生石一覧

誕生石一覧

誕生石は、ユダヤ人宝石商によって広められたと言われていますが、多くの地域に広がっていくにつれて、誕生石に地域差が出るようになりました。1900年初頭になるとアメリカの宝石業界が各月の誕生石を制定しましたが、現在でも国や地域で誕生石に選ばれている宝石の違いは残っています。

日本においては、全国宝石卸商協同組合などが誕生石を定め、それが一般的に各月の誕生石として認識されています。2021年12月には、それが63年ぶりに改定され、新たに10種類の宝石が誕生石として加わり話題にもなりました。

以下の表は、現時点での日本で誕生石として知られている宝石です。

※「★」マーク付きは新たに加わった誕生石

誕生石一覧
1月ガーネット
2月アメシスト・★クリソベリルキャッツアイ
3月アクアマリン・ コーラル(サンゴ)・★ブラッドストーン ★アイオライト
4月ダイヤモンド・水晶(クリスタル)・キュービックジルコニア・★モルガナイト
5月エメラルド・翡翠(ヒスイ)・アベンチュリン
6月ムーンストーン・パール・ ★アレキサンドライト
7月ルビー・カーネリアン・ ★スフェーン
8月ペリドット・サードオニクス・★スピネル
9月サファイア・★クンツァイト
10月オパール・トルマリン・ローズクォーツ・タイガーアイ
11月トパーズ・シトリン
12月ターコイズ(トルコ石)・ラピスラズリ・★タンザナイト・★ジルコン

各月の代表的な誕生石

ではここからは各月の代表的な誕生石を紹介し、その宝石の特徴や魅力をお伝えしていきます。一般にも広く知られた有名な宝石ばかりです。自分の誕生月以外の誕生石もぜひチェックしてみてください。

1月唯一の誕生石は「ガーネット」

誕生石、1月唯一の宝石はガーネット

1月唯一の誕生石はガーネットで、石言葉は「真実・友愛・繁栄」です。濃厚で深みのある赤色が印象的な宝石で、ガーネットの和名は「ざくろ石」と言います。

ガーネットは最も古いお守りと言われており、古代エジプト時代にはすでに護身符として用いられていたそうです。古代インドの占星術では、ガーネットを身に着けると、暗い精神を和らげ平穏な心を持てるようになるとも言われていました。

ガーネットと言えば赤色というイメージが強いですが、実はグリーン・パープル・オレンジなど、カラーバリエーションも豊富です。どの色のガーネットも独特の雰囲気があり、共通して大人の気品を感じることができます。

 2月の誕生石「アメジスト・クリソベリルキャッツアイ 」

2月の誕生石は、アメジストとクリソベリルキャッツアイです。アメジストは以前から2月の誕生石として知られていますが、クリソベリルキャッツアイは2021年に新たに加わった宝石になります。

ではそれぞれをチェックしていきましょう。

2月の誕生石「アメジスト」

誕生石、2月の宝石はアメジスト

2月の代表的な誕生石は、吸い込まれそうな美しい紫色をしたアメジストです。和名は「紫水晶」で、その名の通り水晶の一種になります。夕日が落ちた後に現れる紫に染まった空を思わせる幻想的な色が特長です。

古代ギリシャでは、このアメジストと酒の神バッカスとの伝説があり、そこから派生して「アメジストを身に着けると酒に酔わない」という言い伝えもあります。ゴブレットなど杯(さかずき)の装飾にアメジストが多く見られるのも、この伝説が一因です。

アメジストの石言葉は「誠実・高貴・心の平和」などが挙げられます。紫という色は、日本でも昔から気高さや気品を象徴する色です。かつて聖徳太子の時代に制定された「冠位十二階」。その最も高い階級の冠も紫色が用いられていました。アメジストの高貴なパープルカラーは人々を惹きつけると同時に、品位も兼ね備えています。

2月の誕生石「クリソベリルキャッツアイ」

誕生石、2月の宝石はクリソベリルキャッツアイ

もう一つの2月の誕生石は、クリソベリルキャッツアイです。

クリソベリル キャッツアイは、クリソベリルの中でも猫の細い目のような光を見ることができる宝石のことを指します。クリソベリルキャッツアイの最大の特長は、このキャッツアイ効果です。そのため、和名も「 猫眼金緑石 (ねこめきんりょくせき)」と呼ばれています。

クリソベリルキャッツアイの石言葉は「驚嘆・驚愕」。上品な艶やかさと細長く光る一条の白い光は、見る人を驚かせるほどであり、目を奪います。

ちなみに、通常クリソベリルキャッツアイはトリートメントが施されませんので、手にするもの全てが自然そのものの状態に極めて近い状態です。自然が創り出した長い年月を肌で感じることができる宝石の一つと言えるでしょう。

3月の誕生石「アクアマリン・ 珊瑚・ブラッドストーン・アイオライト 」

3月の誕生石は、アクアマリン・ 珊瑚(コーラル)・ブラッドストーン・アイオライト の4つです。アクアマリンとコーラル(サンゴ)は以前から、ブラッドストーンとアイオライトは2021年に新しく加わりました。

3月の誕生石「アクアマリン」

誕生石、3月の宝石はアクアマリン

3月の誕生石で最も代表的なのが、アクアマリンです。

ラテン語の「水」であるアクア、「海」を意味するマリンが名前の由来になっています。海と結びつけられるアクアマリンですが、実際に航海する船乗りたちのお守りとしても用いられてきました。航海の安全を願ったり、海の神ポセイドンの怒りを鎮めたりとさまざまな言い伝えが残っています。

アクアマリンの石言葉は「聡明・幸福・安らぎ・勇敢」。母なる海の力を秘めるアクアマリンは、荒波だけでなく人々の心にも平穏と安らぎをもたらしてくれます。そんなアクアマリンの特長は、青く透き通る「海」を連想させてくれる落ち着きのある爽やかな色です。大人の女性が身に着けると、すっきりとした「可愛らしさ」のアクセントを加えてくれるでしょう。

3月の誕生石「珊瑚(コーラル)」

誕生石、3月の宝石は珊瑚(コーラル)

アクアマリンと同様に以前から3月の誕生石として有名なのが、珊瑚(コーラル)です。

ご存知の通り珊瑚(サンゴ)は鉱物ではありませんが、古くから宝石として扱われてきた歴史を持ちます。珊瑚は赤・ピンク・白・黄・茶・黒など色彩の豊富さに加え、模様がついているものまであり、とてもバラエティー豊かです。ちなみに珊瑚は、研磨・樹脂コーティング・脱色・染色などが施されることによってさらなる個性が引き出され、魅力を増します。

そんな珊瑚の石言葉は「幸福・成長・長寿」。特に人気の高い赤い珊瑚は、女性のお産を守る力があると言われ、安産や子宝の石としても知られています。海中では「海のゆりかご」として海洋生物たちの棲み処にもなる珊瑚ですが、私たち人間にとっても生命力を与えてくれる力強い石です。

3月の誕生石「ブラッドストーン」

誕生石、3月の宝石はブラッドストーン

2021年に3月の誕生石として新しく加わった宝石の一つが、ブラッドストーンです。

和名を「血石(けっせき)」と言い、その多くはグリーンをベースに「血(ブラッド)」を思わせる赤い斑点を見ることができます。「血」を連想させる名前から少しネガティブで暴力的なイメージがありますが、このブラッドストーンは昔の人々の目には神聖なものとして映っていました。

このことは「イエス・キリストが十字架にかけられ、緑の大地に滴り落ちたその血によってブラッドストーンが誕生した」という言い伝えからもよく分かります。そんなブラッドストーンの石言葉は「勇気・友情・落ち着き・精神安定」です。ブラッドストーンは活力を高める宝石であり、生きるための意欲を与えてくれるとも言われています。

3月の誕生石「アイオライト」

誕生石、3月の宝石はアイオライト

3月の誕生石の最後に紹介するのは、アイオライトです。

先ほどのブラッドストーンと同様、新しく3月の誕生石に加わった宝石になります。アイオライトは少し紫がかった淡い青色(すみれ色)をしており、ウォーターサファイアと呼ばれることもあります。

アイオライトの特長は多色性。見る角度によって、淡いイエローや薄いグレーなどに色を変化させます。この色の変化は個体によりさまざまですが、アイオライトはいつまでも見ていられるほど心を掴む宝石です。ピアスなどのアクセサリーとして身に着けることで、神秘的なワンポイントになるでしょう。

そんなアイオライトの石言葉は「誠実・穏やかな心・自己同一性」などです。その他にも、かつてバイキングが航海中に羅針盤としてアイオライトを用いていたことから、「道しるべの石」としても知られています。

4月の誕生石「ダイヤモンド・水晶・キュービックジルコニア・モルガナイト」

4月の誕生石は、ダイヤモンド・水晶(クリスタル)・キュービックジルコニア・モルガナイトの4つです。ダイヤモンド・水晶(クリスタル)・キュービックジルコニアは以前から、モルガナイトは2021年に新しく加わりました。

4月の誕生石「ダイヤモンド」

誕生石、4月の宝石はダイアモンド

4月の代表的な誕生石は、世界で最も人気のある宝石であるダイヤモンドです。

宝石の王様と称されるこのダイヤモンドは、紀元前4世紀、つまり今から2300年以上前には、既に貴重な宝石として取引が行われていました。当時はインドの河川で採取されていましたが、ダイヤモンドそのものは何十億年も前にこの地球上で生成されており、発見されている最も古いダイヤモンドは約45億年も前のものになります。

ダイヤモンドの魅力は、ブルー・グリーン・ブラックなどの多彩な色と不朽の輝きです。そんなダイヤモンドの石言葉は「永遠の愛・不変・純愛・清浄無垢」。目で確認することができない愛を永遠に誓うときには、輝くダイヤモンドにその思いが込められます。永遠に続くかのような眩い輝きを放つダイヤモンドは、大切な人に「不変の愛」を約束するのに相応しい宝石と言えるでしょう。

4月の誕生石「水晶(クリスタル)」

誕生石、4月の宝石は水晶(クリスタル)

水晶(クリスタル)も4月の誕生石の一つです。

水晶は、石英というケイ素と酸素の化合物である二酸化ケイ素が結晶化してできたものです。その中で、無色透明で結晶形がはっきりしているものを主に水晶と呼びます。

海外では水晶をクリスタルやクリスタルクォーツ、またロッククリスタルなどと呼びますが、これは同じ石英のアメジスト(紫水晶)・シトリン(黄水晶)・ローズクォーツ(紅水晶)と区別するためです。

ミステリアスな宝石の代表格でもある水晶には、「神が創った溶けない氷」「かつての超古代文明アトランティスを支えていた」などのさまざまな言い伝えがあります。

そんな水晶の石言葉は「完全・純粋・繁栄・神秘」です。パワーストーンとしても人気が高く、あらゆるものを浄化する力が信じられています。

4月の誕生石「キュービックジルコニア」

誕生石、4月の宝石はキュービックジルコニア

三つ目の4月の誕生石は、キュービックジルコニアです。キュービックジルコニアは、別名「人工ダイヤモンド」と呼ばれます。これは、キュービックジルコニアが人工石であること、またダイヤモンドにも負けない輝きを放ち、その代用品として用いられることがあるためです。

キュービックジルコニアは、「手頃な価格・豊富なカラーバリエーション・ダイヤモンドに負けない輝き」が特徴で、手軽に楽しめる点が魅力になります。そんなキュービックジルコニアの石言葉は、「平和・苦しみからの解放」。

キュービックジルコニアは人工石であるため、天然石のような特別な力はないと言われることもありますが、一方で癒しを与えてくれストレスを取り除くとも言われています。

4月の誕生石「モルガナイト」

誕生石、4月の宝石はモルガナイト

四つ目の4月の誕生石は、モルガナイトです。

モルガナイトは、もとはベリルという六角柱状の鉱物で、緑色のベリルはエメラルド、水色のものがアクアマリン、そしてピンク色のものはモルガナイトに分類されます。従って、モルガナイトはピンクに発色したベリル、つまり「ピンク・ベリル」です。

日本の4月は桜の季節ですので、ピンク色のモルガナイトは4月にぴったりの誕生石と言えるでしょう。そんな可愛らしいピンクカラーのモルガナイトの石言葉は「優美さ・優しさ・女性らしさ・慈悲です」。暖かなピンク色からイメージできる言葉ばかりですが、その他にも洞察力や直感力を高めてくれるという一面もあります。

5月の誕生石「エメラルド・翡翠・アベンチュリン」

5月の誕生石は、エメラルド・翡翠(ヒスイ)・アベンチュリンの3つです。3つとも緑色が印象的な宝石である点が共通していますが、それぞれに特長がありますので、チェックしていきましょう。

5月の誕生石「エメラルド」

誕生石、5月の宝石はエメラルド

5月の代表的な誕生石は、エメラルドです。

エメラルドグリーンと呼ばれるその美しい緑色は多くの人々に知られています。エメラルドは、古代エジプトの女王で絶世の美女と呼ばれるクレオパトラが愛したことでも有名であり、以下のような言い伝えも残っています。

・彼女の目は美しいエメラルドグリーンだった
・エメラルドを砕いてアイシャドウに使っていた

ちなみに、エメラルドは過酷かつ特別な環境下で生成されます。そのため、エメラルドは通常無数の傷を内包しており、無傷のエメラルドはほとんど存在しません。宝石としての価値は、その傷の程度や透明度の高さ、また色の鮮やかさに比例して高くなります。

そんなエメラルドの石言葉は「幸運」です。エメラルドを身に着けることで「愛」と「叡智(えいち)」がもたらされると言われています。

5月の誕生石「翡翠(ヒスイ)」

誕生石、5月の宝石は翡翠

翡翠(ヒスイ)も5月の誕生石の一つです。

翡翠はエメラルド同様に緑色のイメージがありますが、実はカラーバリエーションが豊富でさまざまな色が存在します。翡翠には、主にミャンマーで産出される硬玉(ジェイダイト / ジェイド)と、ロシアやカナダで産出される軟玉(ネフライト)の2種類があり、特にカラフルなのは硬玉です。

さまざまな色の翡翠がありますが、最高級の翡翠は濃く艶やかな緑色の「ろうかん」です。これは「翡翠の皇帝」と呼ばれ、高額で取引されます。

そんな翡翠の石言葉は「平穏・慈悲・健康」です。翡翠は仰々しく輝いて自らを主張することはありませんが、強い存在感があり、身に着けることで安心感が得られます。ちなみに中国では翡翠によって、五徳「仁・義・礼・智・勇」を高めるとも信じられています。

5月の誕生石「アベンチュリン」

誕生石、5月の宝石はアベンチュリン

エメラルド・翡翠に続く、最後の5月の誕生石は、アベンチュリンです。アベンチュリンはクォーツの一種で、別名「アベンチュリン・クォーツ」とも呼ばれます

和名を「砂金水晶」または「砂金石英」と呼びますが、砂金のようにキラキラと輝くのが大きな特徴です。(光学効果:アベンチュレッセンス)このアベンチュリンも緑色のイメージが強いですが、オレンジ・ブラック・ピンク、中にはオールドローズのような色をしたものもあります。

どの色のアベンチュリンもトゲのない柔らかさを感じることができ、身に着けると自然な美をさりげなく演出してくれます。そんなアベンチュリンの石言葉は「聡明・沈着・精神安定」など。冷静さを与えてくれ、感情のバランスを整えてくれるパワーストーンとしても知られています。

6月の誕生石「ムーンストーン・真珠・ アレキサンドライト」

6月の誕生石は、ムーンストーン・真珠(パール)・ アレキサンドライトの4つです。ムーンストーンと真珠は以前から、アレキサンドライトは新しく6月の誕生石に加わりました。

6月の誕生石「ムーンストーン」

誕生石、6月の宝石はムーンストーン

6月の代表的な誕生石の一つは、ムーンストーンです

その名の通り「月」に由来した名前で、乳白色をした色が月を連想させてくれます。古来の人々はこのムーンストーンに月の力が宿ると信じていました。

ムーンストーンは乳白色だけではなく、灰色・淡緑色・淡青色などさまざまな色がありますが、大きな特長はシラー効果と呼ばれる石の曲面の青白い光の反射が見られる点です。

そんなムーンストーンの石言葉は「愛の予感・円満・癒し」。パワーストーンとしても人気があり、身に着けることで出会いや恋愛成就といった愛に導いてくれるような力があるとも言われています。

ちなみに、中世ヨーロッパでは恋人同士がお互いにムーンストーンを贈り合う風習もあったそうです。ロマンチックで幻想的、これがムーンストーンの魅力と言えるでしょう。

6月の誕生石「真珠(パール)」

誕生石、6月の宝石は真珠

ムーンストーンと並ぶ、もう一つの代表的な6月の誕生石が真珠(パール)です。

真珠はアコヤ貝などの二枚貝が作り出すため、鉱物ではありません。しかし、生体鉱物(バイオミネラル)と言われ、その美しさから「海の宝石」とも称されます。貝の中から現れ美しく光り輝く真珠ですが、母貝の種類や採れる地域の違いで個性が生まれ、さまざまな真珠が誕生します。

代表的なものは、アコヤ真珠・淡水パール・南洋白蝶真珠・南洋黒蝶真珠などです。真珠の魅力は、優雅さと上品さ。さらに、控えめでありながらも、エレガントさも兼ね備えています。

そんな真珠の石言葉は、「純粋無垢・健康・冨」です。生物が作り出す宝石ならではの生命力や力強さを持つ宝石と言えるでしょう。特に日本人にとっては、真珠はとても身近宝石。「和」と調和することも魅力のひとつです。

6月の誕生石「アレキサンドライト」

誕生石、6月の宝石はアレキサンドライト

2021年に新しく6月の誕生石の仲間入りをしたのが、アレキサンドライトです。アレキサンドライトは、クリソベリルという鉱物の変種で、異なる光を当てたときに変色性を示します。

一般的には、日光の下では青味がかった緑色、 ランプやロウソクの灯りの下では紫がかった赤色に変色。それゆえ、「昼はエメラルド、夜はルビー」と例えられている宝石です。

アレキサンドライトは、4大宝石(ダイヤモンド・ルビー・サファイア・エメラルド)に次ぐ、5番目の宝石(5大宝石)としても注目されています。

そんな名だたる宝石に並びかけている美しいアレキサンドライトの石言葉は「情熱・出発・秘めた想い」です。ただ見た目が美しいだけでなく、アレキサンドライトは心を強めたり、新しい変化をサポートしてくれる力も秘めていると言われています。

7月の誕生石「ルビー・カーネリアン・ スフェーン」

7月の誕生石は、ルビー・カーネリアン・ スフェーンです。スフェーンは新しく加わった宝石になります。

7月の誕生石「ルビー」

誕生石、7月の宝石はルビー

7月の代表的な誕生石はルビーです。

鮮やかな赤色をしており、和名を「紅玉(こうぎょく」と言います。「ルビーの赤色はどんな赤よりも美しい」と言われており、古来より貴重な宝石として扱われてきました。ルビーにまつわる逸話は数多くありますが、身に付けるとその人の美しさを際立たせてくれる「宝石の女王」とも呼ばれています。

実は、ルビーはサファイアと同じコランダムという鉱物の一種です。コランダムと1%の不純物イオンと結合することで、赤く発色してルビーができます。このコランダムと酸化クロムの結合メカニズムそのものが希少な現象であり、さらに産出地も限られていることから、希少性の高い宝石でもあります。そんなルビ―の主な石言葉は「情熱・純愛・勇気」です。

7月の誕生石「カーネリアン」

誕生石、7月の宝石はカーネリアン

赤褐色やオレンジ色をしたカーネリアンも7月の誕生石です。日本では瑪瑙(めのう)の一種として扱われます。

カーネリアンは、古くから世界中で使用されてきた石で、お守りとしても扱われてきました。古代メソポタミアやエジプトの遺跡からも数多く発掘されており、「幸運を呼ぶ石」として身につけられていたと言われています。

そんなカーネリアンの石言葉は「勝利・勇気・友情」です。身に着けることで積極性や力強さと勇気が増し、成功に導いてくれると言われています。ちなみに、カーネリアンの和名はその色を表した「紅玉髄(べにぎょくずい)」です。

7月の誕生石「スフェーン」

誕生石、7月の宝石はスフェーン

7月の誕生石に新しく加わり注目を集めている宝石が、スフェーンです。

スフェーンは、チタンを含むケイ酸塩鉱物で、鉱物名はチタナイト。一般的に、宝石として紹介する場合はスフェーン、鉱物の場合はチタナイトと表記されます。スフェーンの色合いは、爽快感のある黄緑色や深みのある緑色などです。

スフェーンの大きな特徴のひとつは、時にはダイヤモンドよりも激しいファイアを見せる点にあります。そのため、スフェーンの輝きはダイヤモンドをも凌ぐとも言われ、希少価値も相まって人気を博しています。

そんなスフェーンの石言葉は「純粋・永久不変・成功・幸運・富・目標達成」。ポジティブなパワーで、物事をマイナスからプラスへ導く力を持つと言われています。

8月の誕生石「ペリドット・サードオニクス・スピネル」

8月の誕生石は、ペリドットとサードオニクスでしたが、新たにスピネルも加わって、合計で3つの宝石になりました。

8月の誕生石「ペリドット」

誕生石、8月の宝石はペリドット

3つの中でも最も代表的な8月の誕生石は、オリーブグリーンの色が美しいペリドットです。

ペリドットは、決して派手ではありませんが、複屈折率が高く、暗い場所でも小さな光を捉えて輝きを放ちます。これがペリドットの別名である「イブニングエメラルド」と呼ばれる由縁ですが、その他にも「太陽の石」「女神の涙」という別名も世界各地の伝説と共に語り継がれています。

ペリドットは、豪華絢爛(ごうかけんらん)な宝石ではありません。しかし、身に着ける人に確かな彩りとセンスを与えてくれる宝石です。

そんなペリドットの石言葉は「夫婦愛・運命の絆・幸福」。情欲を抑え込んで正気を保つ力があると信じられており、「知恵と分別」を与えてくれる石とされています。

8月の誕生石「サードオニクス」

誕生石、8月の宝石はサードニクス

サードオニクスも8月の誕生石の一つです。赤褐色と白色の縞模様が特徴的なサードニクスは、彫刻や食器などを彩る宝飾品の素材として長年重宝されてきました。

サードニクスは、先ほど紹介したカーネリアンと同じ瑪瑙の一種です。ただし、サードニクスには縞模様が見られる点が、カーネリアンとは異なります。このサードオニクスの縞模様には、同じものは一つもありません。それぞれの個体が唯一無二です。

そんなサードオニクスの石言葉は「幸せな結婚・夫婦和合」など。赤と白の縞模様から男女の関係を深めてくれるパワーストーンとしても知られています。

8月の誕生石「スピネル」

誕生石、8月の宝石はスピネル

8月の誕生石に新たに加わったのが、スピネルです。

スピネルはブルー・ピンク・オレンジなど様々なカラーバリエーションを持つ宝石ですが、その中でもブラックスピネルは近年人気が急上昇しています。ブラックダイヤのような輝きと強い存在感を放つのが人気の理由で「漆黒の頂点」と呼ぶ人もいるほど称賛されています。

また、赤色のレッドスピネルは、ルビーと間違われていた歴史もあり、実際にイギリスの王家に代々伝わる352カラットの「ティモールルビー」はこのレッドスピネルであることが分かっています。そんなスピネルの主な石言葉は「内面の充実・安全」ですが、色によって異なりますので石言葉が気になる方は購入する際に注意しましょう。

9月の誕生石「サファイア・クンツァイト」

9月の誕生石に選ばれているのは、サファイア・クンツァイトです。サファイアは以前から、クンツァイトは新しく加わった宝石になります。

9月の誕生石「サファイア」

誕生石、9月の宝石はサファイア

9月の代表的な誕生石はサファイアです。ブルーサファイアが最も有名ですが、サファイアはブルー以外にもさまざまなカラーバリエーションがあり、その全てが魅力的に見えます。

サファイアは、聖人の石とも呼ばれていました。そのため、枢機卿や司教などの聖職者の指輪に用いられていたことでも知られています。そんなサファイアの石言葉は「誠実・徳望・慈愛」です。宝石の中でもサファイアは特に品格を感じる宝石ですが、石言葉にもそれが言い表されています。

ちなみに、サファイアは身に着ける人の心を映すとも言われ、不誠実な人が身に着けると色が変わってしまうという興味深い言い伝えもあります。

9月の誕生石「クンツァイト」

誕生石、9月の宝石はクンツァイト

もう一つの9月の誕生石は、クンツァイトです。

クンツァイトは、スポデューメンという鉱物の変種で、色はライラックピンクとも呼ばれる薄く紫がかったピンク色から、無色透明なものまであります。

クンツァイトの大きな特長は、多色性と燐光性です。見る角度によって異なる色を見せ、光を蓄積して暗い場所でも輝きを失いません。

そんなクンツァイトの石言葉は「無償の愛」です。パワーストーンとしても好まれているクンツァイトですが、身に着けることで自分自身や他人への愛情が深まり、豊かな心を育んでくれると言われています。男性から女性へのプレゼントにもおすすめの宝石です。

10月の誕生石「オパール・トルマリン・ローズクォーツ・タイガーアイ」

10月の誕生石は、オパール・トルマリン・ローズクォーツ・タイガーアイの4つです。個性豊かな宝石が揃っていますので、順番に確認していきましょう。

10月の誕生石「オパール」

誕生石、10月の宝石はオパール

10月の代表的な誕生石はオパールです。

オパールは大きく分けて、遊色効果を持つプレシャスオパールと、遊色効果を持たないコモンオパールの2種類があります。遊色効果とは、数ある宝石の中でも唯一プレシャスオパールだけが持つ光学現象で、差し込んだ光が虹のような色の帯を残す現象のことです。遊色効果が見せてくれるパターンは無限で、時間を忘れてしまうくらいずっと眺めても飽きることはありません。

そんなオパールの石言葉は「希望・幸運」です。古くから希望を象徴する宝石として扱われていたオパールの歴史にもつながる石言葉になっています。

10月の誕生石「トルマリン」

誕生石、10月の宝石はトルマリン

10月の誕生石を代表するもう一つの宝石が、トルマリンです。

トルマリンは、宝石の中でも最も多彩な色を持つ宝石で、「トルマリンに無い色はない」とまで言われています。本当にさまざまな美しい色を持つトルマリンですが、その和名は「電気石」です。これはトルマリンが、その周囲に電気を帯びる性質を持った特殊な石であることに由来しています。

圧力や温度変化によって電気を帯びることは証明されていますが、実はそのメカニズムは現在でも解明されていません。ゆえにトルマリンは未だに謎を残す不思議な宝石でもあります。そんなトルマリンの石言葉は「歓喜・安楽・忍耐」です。

10月の誕生石「ローズクォーツ」

誕生石、10月の宝石はローズクォーツ

ローズクォーツも10月の誕生石の一つです。

ローズクォーツはピンク系の色合いをした水晶のことで、和名では「紅水晶・紅石英・バラ石英」などと呼ばれます。欧米では、美や愛を象徴する「ラブストーン」としても知られ、石言葉もその名の通り「愛」です。

世代を問わず、特に女性を惹きつけやまないローズクォーツですが、単にピンク色が可愛いだけの宝石ではありません。身に着けることで、自分自身を愛する力も与えてくれる強い力も持っています。

10月の誕生石「タイガーアイ」

誕生石、10月の宝石はタイガーアイ

10月最後の誕生石は、タイガーアイです。タイガーアイは褐色・茶色・金色などの独特の縞模様が特徴的な宝石で、和名を「虎目石」といいます。

その名の通り、縞模様が虎の目のように見えることから名付けられました。古代エジプトでは、このタイガーアイは神々の像の目に用いていたと言われています。これは、タイガーアイが全てを見通す力を持つと信じられていたためです。

そんなタイガーアイの石言葉は「財運・洞察力・人間性」。身に着けることで、仕事運や金運が上がるパワーストーンの定番の宝石としても有名です。

11月の誕生石「トパーズ・シトリン」

11月の誕生石はトパーズとシトリンです。どちらも秋が深まる季節にぴったりの黄金色に輝く美しい宝石になります。

11月の誕生石「トパーズ」

誕生石、11月の宝石はトパーズ

一つ目の11月の誕生石は、トパーズです。和名を「黄玉」と言い、その名の通り黄色の印象が強い宝石ですが、中でもシェリー酒のような絶妙な色を見せてくれるインペリアルトパーズは人気を博しています。

ただ、通常のトパーズは一般的には無色です。無色のトパーズにガンマ線を照射しカラーコーティングすることで、黄色をはじめさまざまな色のトパーズを作り出します。その代表格がブルートパーズで、鮮やかで透明度の高いクリアブルーのトパーズができあがります。

そんなトパーズの石言葉は「希望・友愛・潔白」です。ちなみに、ブルートパーズはチャンスをもたらす力があると信じられています。

11月の誕生石「シトリン」

誕生石、11月の宝石はシトリン

もう一つの11月の誕生石はシトリンです。シトリンは黄色の水晶であり、うっすらと黄金色がかった嫌味のない透明感のある色をしています。

その中でも特に発色の豊かなものはブランデーシトリンと呼ばれ、流通段階で一般的なシトリンとは区分されることが一般的です。ちなみに、流通しているシトリンの多くはアメジストを加熱処理したものになります。

ただし、シトリンとアメジストに関係する興味深い天然石もあり、それはアメトリンです。アメトリンは、1つの石に天然のシトリンとアメジストが存在し、イエローとパープルの見事なツートンカラーを見ることができます。未だにどのようにしてアメトリンのような結晶構造ができたのか解明されていない、謎で貴重な宝石です。

シトリンの石言葉は「友情・輝き・生命力」ですが、これまで世界各地で冨と繁栄をもたらす宝石として信じられてきたことから、「幸運の石」や「商人の石」としてよく知られています。

12月の誕生石「ターコイズ・ラピスラズリ・タンザナイト・ジルコン」

1年最後の月となる12月の誕生石は、ターコイズ(トルコ石)・ラピスラズリ・タンザナイト・ジルコンの4つです。

12月の誕生石「ターコイズ」

誕生石、12月の宝石はターコイズ

一つ目に紹介する12月の誕生石は、ターコイズです。和名をトルコ石と言いますが、その昔トルコの宝石商人がターコイズを世界に流通させていたことが由来となっています。ターコイズブルーやターコイズグリーンとして知られている青色や緑色のマット感のある見た目が特徴です。

硬度が比較的低いため彫刻としても扱われてきましたが、宝石にそのまま「デザイン」という感性を加えることができ、無限の芸術的可能性を秘めています。

ちなみに、ターコイズは産地によって異なる特色を強く出す宝石です。スリーピングビューティー ターコイズ・キングマンターコイズ・ペルシアンターコイズなど、色合いや柄の異なる個性豊かなターコイズがあります。

そんなターコイズの石言葉は「成功・繁栄・安全」。身に着けることで闘争心や決断力が強くなり、石言葉にあるような成功を掴み取ることができるとされています。

12月の誕生石「ラピスラズリ」

誕生石、12月の宝石はラピスラズリ

二つ目の12月の誕生石は、ラピスラズリです。ラピスラズリは濃い青色をした宝石で、日本では古来より「瑠璃(るり)」として親しまれてきました。

瑠璃色は奥深い青色のことを指しますが、実際のラピスラズリは淡い青のものからダークブルーまで幅広い色合いを持っています。

そんなラピスラズリは、世界で一番最初のパワーストーンであるとも言われています。これはラピスラズリが世界各地で行われてきた古来の様々な儀式や呪術に用いられていたのがその理由です。

「神に通じる石」とも信じられていたラピスラズリ。その現在の石言葉は「成功の保証・真実・幸運」です。ラピスラズリが持つ特別な力は、もしかすると願いを叶える助けになるかもしれません。

12月の誕生石「タンザナイト」

誕生石、12月の宝石はタンザナイト

三つ目の12月の誕生石は、タンザナイトです。このタンザナイトはこの広い地球上において、アフリカのタンザニアという国でしか算出されません。

とても希少性の高い宝石で、タンザニアの美しい夜の風景と産地への敬意を込めて「タンザニアの夜」という名がティファニー社によって付けられました。

数あるカラーストーンの中でもトップクラスの人気を誇るタンザナイト。そのベースとなるブルーカラーは、一般的に知的・冷静・信頼・誠実といった印象を与えてくれますが、それに神秘性とエレガントさが加わったものがタンザナイトの色合いです。

特に女性は、タンザナイトを身に着けることで魅力が増すとともに、より知性的にそしてリラックスして過ごせると言われています。そんなタンザナイトの石言葉は「冷静・高貴・神秘」です。

12月の誕生石「ジルコン」

誕生石、12月の宝石はジルコン

最後の四つ目の12月の誕生石はジルコン、石言葉は「夢想・安らぎ」です。

ジルコンは、ダイヤモンドに次ぐとされる屈折率が特徴で、無色ジルコンは様々な光の反射を放ち、ダイヤモンドの代用石としても利用されてきました。前述したキュービックジルコニアは人工石でしたが、このジルコンは自然の鉱物です。

ジルコンには二重屈折という特徴もあり、ジルコンを通して文字や線を見ると二重に見えますが、ダイヤモンドはそうではありません。このように、よくダイヤモンドと比較されるジルコンですが、実は地球上でも一番古い鉱物と言われています。

2001年にオーストラリアで採取されたジルコンの結晶を地球科学者らが解析した結果、約44億年前に生成されたものであることが判明しました。地球そのものの誕生が約46億年前と言われていることを考えると、ジルコンは原始地球時代から現代までをその一部となりながらずっと静かに見守ってきた「記憶と記録の石」と言えます。

ダイヤモンドよりも長い歴史を持ち、それに負けない眩い輝きと七色のシンチレーション(煌めき)を持つのがジルコンです。

誕生石について よくある質問

誕生石について、よくある質問

ここまでは、誕生石についての解説と各月の代表的な誕生石を紹介しました。この項目では、誕生石に関連するよくある質問について回答していきたいと思います。

なぜ誕生石は一つの月に複数あるのですか?

一つの月に複数の誕生石があるのは、主に以下の理由が挙げられます。

・もともと誕生石と呼ばれる宝石には世界各地での地域差があった
・アメリカの宝飾品協会がそれらをまとめて誕生石を制定した
・日本の誕生石はアメリカの誕生石をベースにしている
・日本でも独自に宝石を選び誕生石に加えている
・誕生石を適宜増やしている

誕生石という概念と文化は西洋から世界に広まりましたが、それが上記のような歴史を経ることで、一つの月に複数の誕生石が存在するようになりました。

自分の生まれた月以外の誕生石を身に付けても大丈夫ですか?

この質問に対しての回答に正解はありません。

誕生石は前述したように「その月に生まれた人々を癒し、護る力を持つ」とされる宝石です。そのため、自分の生まれ月とは異なる誕生石を身に着けた場合、その特別な力は与えられないと信じることもできます。

一方、美しく輝く宝石そのものに特別な力があると信じるのであれば、自分の美意識や感性と波長の合う宝石を身に付けることで、言葉では説明できないような力の恩恵を受けることも考えられるでしょう。

少なくとも、何のインスピレーションも感じない宝石を自分の生まれた月の誕生石だからといって固執して身に着けることはナンセンスであると言えます。

どんな宝石を身に着けるかは人それぞれです。

自分の誕生石だからという理由でも、宝石そのものが気に入ったからなど、宝石選びは自由であり、特別な理由を必要とすることはありません。

星座石というのを聞いたことがあります。違いは何ですか?

星座石は12ある星座を象徴する宝石のことです。星座石の起源は、実は誕生石の起源として考えられている「占星術の発祥の地であるカルデアから生まれたという説」とリンクしています。

カルデアで行われていた天体観測では「地球から太陽を見ると、太陽はその軌道を1年かけて1周する」と考えられていました。その軌道を12分割しそれぞれに星座を配置し、それが時を経てギリシャへ伝わり、星座石と呼ぶようになった背景があります。

誕生石と星座石の違いを最も簡単に説明すると、各月を象徴する宝石か、各星座を象徴する宝石かということです。ちなみに日本では誕生石のほうがよく知られていますが、ヨーロッパでは星座石のほうがより一般的に認知されています。

誕生石について 最後に

誕生石についてのまとめ

今回は、誕生石ついてお伝えしてきました。自分が生まれた月の誕生石には、既に少なからず自分との間に関係性があります。

無理にその誕生石を選ぶ必要はありませんが、その関係性をきっかけにし、自分の誕生石を選んで身に着けることは自然であると言えるでしょう。

古来の人々が信じた特別な力を心の片隅で期待しながら、美しい誕生石に自分と日々の生活を彩ってもらう。そんな風に考えていると、もしかしたら本当にその特別な力の恩恵を受けられるかもしれません。

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