ブルーオパール|幸せの青い宝石

ブルーオパールのパワーストーンストーンとしての効果や意味を解説します。

海や空の青、青色は心が穏やかに休まる色です。

メーテルリンクが描いた童話「青い鳥」は、チルチルとミチルが、「幸せの青い鳥」を見つけるために様々な場所を訪れますが、青い鳥を鳥かごに持ち帰ることができませんでした。

青色は空や海など目に映るいつもそばにある身近な色ですが、中々手にすることができません。ロケットに乗って空高く飛んだとしても、青い美しいビーチの水を瓶に入れて持ち帰ったとしても、その色はもはや青ではありません。青は尊く、希少なものなのです。それ故に追い求めたくなるのが人間の心理なのではないでしょうか?

今回は、様々な色を持つオパールのなかでも「幸せの青い石」ブルーオパールについて追い求めてみたいと思います。

この記事の内容

ブルーオパールとは?

ブルーオパールは、オパールグループの中でも流通量が少なく、希少なオパールになります。とろんとした優しいまろやかさがあり、見ているだけでも癒やされる貴重な存在の宝石です。

オパールの名前の由来は、ギリシャ語の「オパリオスOpalios(色が変化する)」から来ているといい、和名を「青蛋白石」といいます。

コモンオパール

ブルーオパールの名前の由来や歴史を解説します。

オパールは、光の干渉で虹色が見える効果「遊色効果(プレイ・オブ・カラー)」を示すオパールと、示さないオパールとで分類されます。

「遊色効果(プレイ・オブ・カラー)」を示す物として、ホワイトオパールやブラックオパール、ボルダーオパールなどがあり、虹色の色彩が揺らめくラグジュアリーな宝石です。

対照的に「遊色効果(プレイ・オブ・カラー)」を示さないオパールを、「コモンオパール」と言います。オパール本来が持つ地色を楽しむことができ、遊色効果を示すオパールと比べて安価でお求めできます。

「コモンオパール」には、ブルーオパールやピンクオパール、イエローやミルキーなどがあり、人気があります。

今回ご紹介しているブルーオパールは、「コモンオパール」に分類されます。

ブルーオパールの産地

オパールの産地として最も有名なのはオーストラリアです。オーストラリアの重要な財源でもあり、「遊色効果(プレイ・オブ・カラー)」を示す虹色の光を放つブラックオパールやボルダーオパールなど世界的に質の高いオパールが産出されることで知れ渡っております。

ブルーオパールは、オーストラリア、メキシコ、ブラジル、ペルーや、タンザニアなどで産出されます。

ブルーオパールの色調

ブルーオパールの優しいブルーの色合いは、不透明から半透明が多く、柔らかなパステルブルーからスカイブルーまでブルーの色合いの幅があります。ふんわりとした心が和むブルーが特徴です。

透明度の高いものは、コモンオパールの中でブルーオパールが最も高く評価されています。中にはパライバトルマリンと見間違えるほどの美しい色合いのブルーも出ます。

ブルーが強くでるものは不透明なものが多く、トルコ石や、ラリマーに負けないくらい美しい青色もあります。オパールは水分を含んでいるので、特に艶やかなみずみずしい質感がでています。

また、最近人気が出ているのが、縞模様のストライプブルーが出ている「ストライプオパール」です。

アゲートにオパール成分が割り込んで生み出された美しい縞模様がストライトブルーです。主にパステルブルーとライトグレーのストライプが多く、自然が創造した美しいストライプをお楽しみいただけます。

ブルーオパールの中でもストライプブルーオパールなどがある。

ブルーオパールの価値

コモンオパールは、「遊色効果(プレイ・オブ・カラー)」を示すオパールと比べると価値が下がってしまいます。

しかしながら、コモンオパールの中でも鮮やかなブルーがでるブルーオパールは、人気が高く、価値が上がってきています。産出量も年々限られてきていますので、出会ったならば手にするチャンスだと思います。

ブルーオパールの意味

ブルーオパールの石言葉や意味を解説。

ブルーオパールは、中世ヨーロッパでは「幸運の石」として愛されてきました。

心地よい穏やかな静けさを感じさせるブルーオパールは、平和の象徴であると言われています。青色は、空や水の色であることからゆったりと身を任せられる意味合いがあるのではないでしょうか。

しかしながら、時として空は荒れ狂い、海は波しぶきをあげ神の怒りをかうことがあります。

古代エジプトでは「神の眼」として崇められてきたと言います。 全てが順調に全うできるとは限りません。どんな試練にも立ち向かう勇気と忍耐力そして感謝の気持ちが大切なのです。

ブルーオパールの効果

ブルーオパールのパワーストーンとしての効果や取り扱い方法を解説します。

ブルーオパールは、持ち主の才能を開花させるパワーが強いと言われています。「まさか私が・・・」「僕には到底できっこない・・・」などと思っていませんか?

眠っていた才能、諦めかけていた夢、自分の中に秘めていた希望の光に火を灯しエネルギーを開花させてくれる頼もしいアシストをしてくれるのです。諦めてはいけません。コツコツと準備をしていきましょう。

ブルーオパールは幸福を呼び込む、希望の石、と言われています。成功は、自分を信じ、毎日地道な努力や準備をしている人がつかめる物です。たとえそれがどんなに遠い先に見えたとしても、積み重ねていける毎日に感謝して進んでいける人にこそ意味があるのです。 ブルーオパールの青色は、広く深くそんなあなたを包み込んでくれる麗しいブルーです。

10月の誕生石としてのオパール

オパールは、10月の誕生石として大変人気がある宝石です。そんなオパールに不遇の時代があったということをご存知でしょうか?

19世紀のスコットランドの作家サー・ウォルター・スコットが、小説の中で「ヒロインが怒ると持っていたオパールが炎のように赤くなり、彼女が死ぬと灰色になってしまった」と描いたことから、「オパールは10月生まれ以外の人が持つと呪われる」といった迷信が人々の間に広まってしまったのです。

人気があったオパール市場が暴落してしまったことは言うまでもありません。

そんな時です。当時イギリス領であったオーストラリアからオパールが産出されるようになりました。これは大変!と買って出たのがビクトリア女王です。結婚のお祝いとして5人の王女にそれは見事なオパールのジュエリーをプレゼントしたのです。人々はざわついたものの、呪いは迷信だとわかり、ビクトリア女王のおかげで崩壊しかかったオパール市場はV字回復し、今日に至るわけです。

今風に言えば、ビクトリア女王は多大な影響力を持つメガインフルエンサーとして大活躍したということになりますね。

10月生まれの方はもちろんですが、そうでない方も美しいオパールに心の安らぎを感じていただくことができます。

まとめ

ブルーオパールの産地や特徴を解説。

冒頭で「青い鳥」について触れさせていただきました。チルチルとミチルが夢から目覚めて部屋を見渡すと、部屋の鳥かごの中には青い羽根があったのです。

このお話では青い鳥を幸せの象徴としています。二人が訪れた思い出の国にも、未来の国にも幸せの青い鳥なんていないのです。「本当の幸せとは何なのでしょうか?」なぜ人は今現実にあるものが見えなくなってしまうのでしょうか?

「幸せの青い石」を追い求めてみましょうと申しましたが、空や海の青が目の前に広がる現実こそが、あたり前だと思っている日常こそが、真の幸せであるということを気づかせてくれるお話です。

自分を見失いそうになる人生の節々に読み返す大好きなお話です。私の宝物「ブルーオパール」は、「青い鳥」を思い出させてくれる「幸せの青い石」です。 当たり前の今という現実に日々感謝をして歩んでいきましょう。

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ブルーオパールの素材一覧。

ブルーオパールのアイテム一覧

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