マラカイトの歴史は古く、紀元前3000年頃まで遡ります。
古代エジプトでは、マラカイトは粉末状に砕かれて化粧品や顔料として用いられていました。かの有名なクレオパトラは、マラカイトをアイシャドウとして使用していたといわれています。
マラカイトは現在でも顔料として使われており、日本でも「岩緑青(いわろくしょう)」という高級な岩絵具の材料になっています。
マラカイトには子供を守る力があるとされており、かつてのヨーロッパではゆりかごにマラカイトの護符が付けられていました。また、マラカイトの同心円状の模様は「目」に見立てられ、邪悪なものから身を守るお守りとしても珍重されてきました。
パワーストーンしての側面が目を引くマラカイトですが、銅を多く含んでいるため、銅を嫌う虫を寄せ付けないという防虫効果もありました。
マラカイトは、さまざまな方面から人々の暮らしを豊かにしてきた天然石なのです。
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