「ラブラドライト」神秘的な虹が浮かび上がる不思議な石

ラブラドライトという宝石の解説

ラブラドライトは、表面にぼんやりと浮かび上がる虹色の光「ラブラドレッセンス」が特徴的な天然石です。その美しさやお手入れの簡単さから、ハンドメイドアクセサリーとしてもよく使われています。

そんなラブラドライトですが、この虹色の光の秘密や石言葉などを知ることで、その魅力をより深く味わうことができます。ここでは、ラブラドライトという石の特徴、石言葉や意味、さまざまなシーンでの使われ方をご紹介いたします。

この記事の内容

ラブラドライトの特徴

ラブラドライトは特殊な輝き(シラー)を放つ

ラブラドライトとは

ラブラドライトとは、フェルドスパー(長石)族の一種です。フェルドスパーは地球上でもっとも多く存在している鉱物であり、ほとんどの岩石に含まれます。

ラブラドライトはそんなフェルドスパーの中でも、プラジオクレース(斜長石、しゃちょうせき)に属する天然石です。アノーサイト(灰長石、かいちょうせき)とアルバイト(曹長石、そうちょうせき)の2つの鉱物の成分を持つプラジオクレースであり、和名は「曹灰長石(そうかいちょうせき)」と呼ばれます。

ラブラドライトの名前の由来

「ラブラドライト」という名前は、カナダのラブラドルという地名に由来します。ラブラドルにあるセント・ポール島で、虹色の光を放つ美しいプラジオクレースが発見され、そのプラジオクレースを「ラブラドライト」と呼ぶようになりました。

ラブラドレッセンスの秘密

ラブラドライトについての解説

ラブラドライトのもっとも大きな特徴は「ラブラドレッセンス」と呼ばれる、石の表面に虹色の光が浮かんで見える現象です。灰色の石の表面にぼんやりと浮かぶさまざまな色の光は、まるで雨上がりに空に浮かぶ虹のように美しく、そして捉えどころがない、不思議な魅力があります。このような現象が起こる秘密は、ラブラドライトの構造にあります。

ラブラドライトはアノーサイトとアルバイトの薄い層と、マグネタイト(磁鉄鉱、じてっこう)やヘマタイト(赤鉄鉱、せきてっこう)などの金属鉱物の薄い層が交互に重なっている構造をしています。その構造に光が当たると「光の干渉」という現象が起き、反射された光がさまざまな色に変化して目に入ってきます。これにより、石の表面に虹色の光が浮かんで見えるのです。

ラブラドライトの種類

一口に「ラブラドライト」といっても、産地や色味によってさまざまな種類があります。ここでは、代表的なラブラドライトの種類をご紹介いたします。

ラブラドライト

ラブラドライトは虹色の輝きを放つ天然石

地色が灰色で、ラブラドレッセンス効果を持つプラジオクレースです。宝石質のラブラドライトが採れる主な産地はマダガスカルです。他にもカナダ、アメリカ、オーストラリア、ノルウェーなどで産出します。

スペクトロライト

フィンランド産のラブラドライトはスペクトロライトと呼ばれる

スペクトロライトは主にフィンランドのユレマー地方で採掘されるラブラドライトの一種です。他の産地のラブラドライトよりもゆっくりと長い時間をかけて成長するため、層状の構造がしっかりとしており、強いラブラドレッセンスが現れることが特徴です。地色は、通常のラブラドライトよりも濃い灰色や黒を示します。

ホワイトラブラドライト(レインボームーンストーン)

白いラブラドライトはレインボームーンストーンと呼ばれる

ホワイトラブラドライト(レインボームーンストーン)はラブラドライトの中でも、地色が白いものを指します。闇夜に浮かぶ月のような色合いから、ホワイトラブラドライトよりも「ムーンストーン」と呼ばれることが多い天然石です。通常のラブラドライト同様に虹色の光が浮かび上がることが特徴ですが、その光の効果は、ラブラドレッセンスではなく「シラー」と呼ばれます。

ラブラドライトの石言葉と意味

ラブラドライトの石言葉とその意味

ラブラドライトの石言葉

ラブラドライトの石言葉は諸説ありますが、中でも有名なものは「思慕」「記憶」「調和」などです。その不思議な光の効果から、人の意識に干渉する効果があるとされており、石言葉も意識に関することが多いのが特徴です。

ラブラドライトのパワーストーンとしての効果

パワーストーンとしてのラブラドライトは「月と太陽」を象徴し、陰陽の両方の波動を持つとされています。石言葉と同じように、人の意識に影響を及ぼす効果があるといわれています。

虹色のラブラドレッセンスが潜在意識に働きかけることで、秘められた能力を引き出し、本来の力を発揮できるようにサポートしてくれます。また、潜在意識に刻まれたトラウマを癒し、悲しみや孤独を開放する効果もあります。さらに、その輝きが宇宙をイメージさせることから、宇宙とのつながりを高め、ひらめきや直感力を高めてくれる効果があるとされています。

ラブラドライトの使われ方

ラブラドライトを使用したアクセサリー

ハンドメイドアクセサリーとしてのラブラドライト

ラブラドライトは産出量が多く、天然石の中では比較的安価で手に入れることができます。お手入れも簡単なので、ハンドメイドアクセサリーの材料として高い人気を誇ります。大ぶりのルースなら、リングやマクラメ編みのペンダントにすると、カジュアルな普段着コーディネートによく似合う、素敵なワンポイントになります。小さなルースなら、揺れ感を楽しめるイヤリングやワイヤーを使った繊細なペンダントにぴったり。

また、ラブラドライトのシックな輝きは、女性だけでなく男性にも人気があります。シルバーと合わせたネックレスは、身につける人にクールな印象を与えてくれるでしょう。ラブラドライトは他の天然石とも組み合わせることで、その魅力をますます引き出すことができます。どんな組み合わせで美しい色合いを演出できるかは、ハンドメイド作家の腕の見せ所です。

ラブラドライトと相性のいい石

ラブラドライトの原石表面

落ち着いた地色と、不思議な虹色の光を放つラブラドライトは、ブルー系の天然石と組み合わせると魅力的なバランスになります。たとえば、明るい水色のラリマーと組み合わせると、爽やかな雰囲気を演出できます。この2つの石はパワーストーンとしても相性がよく、癒しの運気を高めることができます。癒しを求めたい時は、ぜひこの組み合わせでアクセサリーを作ってみてください。

また、シックな深いブルーのラピスラズリと組み合わせると、落ち着いた大人の雰囲気のアクセサリーができあがります。パワーストーンとしては厄除けの運気を高めるため、お守りにするのもよいでしょう。さらに、ラブラドライトの仲間であるムーンストーンと組み合わせることで、ラブラドレッセンスとシラーの美しい光の効果を楽しむことができます。

その他の使われ方

アクセサリーとしても人気の高いラブラドライトですが、色合いの美しさから、コレクターの間では鉱物標本としても高い人気を誇ります。鉱物標本として取り扱われているものの多くは一面だけを磨き、ラブラドレッセンスと原石そのもののマットな質感の両方を楽しめるようになっています。たまには、原石そのものの美しさを味わってみるのもいいかもしれません。

取扱い上の注意

ラブラドライトは人気の高い天然石

ラブラドライトは、傷つきにくさを示す硬度は6~6.5と、やや柔らかい天然石です。そのため、クォーツやトパーズ、ルビーやサファイアなどのラブラドライトよりも硬度が高い石とぶつけると、ラブラドライトに傷がついてしまう可能性があります。他の石とぶつからないよう、仕切りのある箱や小袋に入れるなどして、個別に保管すると安全です。

水には非常に強い石なので、水洗いが可能です。皮脂汚れなどが気になる際は、中性洗剤を垂らしたぬるま湯でもみ洗いをします。汚れが落ちたら、洗剤が残らないように水でしっかりとすすぎます。すすいだ後は、乾いた布で水気をよく拭き取ります。また、アルコールティッシュで軽く拭くことでも汚れを落とすことができます。

ラブラドライトのアクセサリーを身につけた後は、乾いた布で空拭きをすると、ラブラドライトの美しさを長い間楽しむことができます。また、ラブラドライトは長時間直射日光に当て続けると退色してしまう恐れがあります。そのため、保管する際は蓋付きの箱に入れるなどして、直射日光が当たらないようにして保管するとよいでしょう。

まとめ

ラブラドライトはその虹色のラブラドレッセンスや、お手入れの簡単さから、ハンドメイドアクセサリーとして非常に人気が高い天然石です。天然石ビーズやルースなどをお手頃な価格で手に入れることができるので、ハンドメイドアクセサリーを初めて作る方や、普段とは一味違うアクセサリーを作ってみたい方は、ぜひとも購入してみてはいかがでしょうか。

ラブラドライトの鉱物データ

英名Labradorite
和名灰曹長石(かいそうちょうせき)斜長石系列
分類ケイ酸塩鉱物
化学式(Na,Ca)Al1-2Si3-2O8
灰、橙、桃、黄、青、黒、緑、紫、無色
モース硬度6-6.5
劈開性完全
屈折率1.56-1.57
結晶系三斜晶系
断口凹凸状
条痕白色
比重2.70
光沢ガラス光沢
誕生日石8月、6月
石言葉意識の変革

ラブラドライトの販売商品

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ラブラドライトの販売

ラブラドライトの商品一覧

このコラムのラブラドライトのビーズやルースをはじめとする天然石アイテムをご紹介しています。

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