フローライトの魅力と特性-世界で最もカラフルなジェムストーン

フローライトはそのカラーバリエーションの豊富さから「世界で最もカラフルなジェムストーン」として知られる天然石。フローライトはグリーン・イエロー・ブルー・パープルといった様々な色合いのものがあり、中にはカラーチェンジや、バイカラー・ミックスカラーなど1つの石の中に多様なカラーを見せるものも。フローライトは原石の形も正六面体や正八面体、サイコロ型のような個性的な形のものも多く、知れば知るほど集めたくなってしまう魅力を持ちます。

フローライトの原石

この記事では、フローライトがさまざまな色彩を持つ理由や主な産出国をはじめ、フローライトと相性の良いジェムストーンについてもご紹介していきますので、ぜひ、アクセサリー作りの際の参考にもしてみてください。

この記事の内容

フローライトの歴史や命名秘話

フローライトの写真

フローライトの歴史

フローライトと人類の歴史は長く、古代エジプト時代には、彫刻石として用いられてきました。復活の象徴として崇拝されていたスカラベ(神のシンボル)にもフローライトが使われています。1つの石に様々な色を内包することから、協調と平和の象徴として用いられてきたのかもしれませんね。

古代ローマ時代には、グラスや陶器などの形に研磨されて大流行した時期もあるのだとか。さらに中国では彫刻素材としてだけでなく、18世紀には、腎臓のための漢方薬としても重宝されるように。

現代では、「蛍石レンズ」と呼ばれる性能の高さで知られるカメラレンズにもフローライトが使用されています。工芸品・装飾品としてはもちろんのこと、多様な用途で人々の生活を豊かにしてきた、身近なジェムストーンとしての歴史がフローライトにはあります。

フローライトの意味・語源

フローライトの英名はFluorite、和名では螢石(ほたるいし)です。
ラテン語の「流れる」を意味する「fluere」からきているのですが、これはフローライトには金属を溶かす性質あると言われ、かつては金属の精錬に使われていたことが関係しているのだとか。
金属が溶けて流れる➡「fluere」➡フローライトと呼ばれるようになったようです。

さて、そんなフローライトは和名では「蛍石」と呼ばれています。和名版「蛍石」の由来は、フローライトを火の中に入れると光が弾け飛ぶ性質に由来します。光がはじける様子が、まるで飛び交う蛍の光のように見えることから「蛍石」として命名されたと言われています。

フローライトの特徴・特性

世界で最もカラフルな鉱物

カラフルなフローライト

トルマリンやサファイアなどカラーバリエーションが豊富な宝石は他にもありますが、フローライトは中でもトップクラスのカラーを誇ります。

透明はもちろんのこと、パープル・ブルー・イエロー・グリーン・レッド、そして1つの色にいくつものカラーが入れ込む一品も。このフローライトのカラーバリエーションの豊富さの理由は、微量元素が加わることで生み出されています。不純物として希土類元素(レア・アース)を含むものは、紫外線を照射すると蛍光を発することで有名です。

主要な産出国

フローライトの主要な産出国は中国、モンゴル、アメリカ、イギリス、ドイツなど。中でもアメリカのイリノイ州は、上質なフローライトの産地として知られています。

多色の帯が魅力

フローライトが目を引く理由の1つに、2色、またはそれ以上の多色の帯が見られるところにあります。さらに、結晶の輪郭に平行して色が入るため縞模様になるものが多いのも特徴の1つです。

丸々としたフローライトの玉を糸に通すと、この珍しい現象がよく分かり、アクセサリーに用いられる天然ビーズ素材として根強い人気を持ちます。

【アクセサリーに人気】天然石ビーズとしてのフローライト

ハンドメイドジュエリーの素材として人気のフローライト

フローライトは多色性と、独特の形状、透明度の高さから、天然石ブレスレットやペンダントなどの素材として人気の高い天然石です。

■ブルーフローライト

ブルーフローライトの画像

ブルーフローライトは主にナミビアで産出されます。落ち着きのあるクリアブルーが魅力的。基本的にはブルーアパタイトのようなカラーが多いですが、カイヤナイトの深い青を思わせるフローライトもあります。他の色の混ざりがないしっかりとしたブルーのフローライトは、流通数が少なくなかなかお目にかかれません。

■ピンクフローライト

ピンクフローライトの画像

ピンクフローライトは内モンゴル産のものが主流です。ピンクのフローライトはあまり産出されず、フローライトの中では、カラーレスやブラックとともに希少な色といわれています。

■エンジェルフェザーフローライト

エンジェルフェザーフローライトの画像

エンジェルフェザーフローライト、近年中国で産出されるようになりました。結晶の内部に羽のように見えるフェザー状の内包物を含有しているタイプのフローライトで、パワーストーンとしての人気が高まっています。フェザー状の内包物がいくつも見られるものや縞模様の上にフェザーが見られるものなど、個性的な様相も人気の理由でしょう。

フローライトと相性の良い組合せ

フローライトと様々な天然石

アクセサリーの素材として人気の高いジェムストーンの1つであるフローライト。相性の良い組合せについてピックアップしてみましたので、アクセサリー製作の際に少しでもお役立てくださいませ。

■水晶(クリスタル)

パワーストーン的には美しさと知性を高める組合せと言われ、どんな色合いのフローライトとも組合せやすい素材です。

■アメジスト

水晶の変異種で紫もしくは紫に近い色をした水晶がアメジストと呼ばれます。ブルー・イエロー・グリーン・バイカラーなど複数のフローライトと馴染みやすく、様々な組み合わせができそうですね。

フローライトとアメジストの組みあわせは、パワーストーン的には、気を正常に戻すなどの意味合があります。

■アンバー

自然の癒しの力を意味する組み合わせとされ、リラックスやヒーリングアイテムに適しています。

■セラフィナイト

深緑の天然石で、深みのある緑色にシルクのような光沢が美しい模様が特徴的。フローライトとセラフィナイトの組み合わせは、お子さまの成長に良い影響を与えると言われています。

■ムーンストーン

乳白色の幻想的な表情が魅力のムーンストーン。
女性のお守りとしても人気のあるムーンストーンに、女性人気の高いピンクのフローライトを組み合わせれば、大切な方へのお守りアクセサリーとして活用していただけそうですね。

■クリソプレーズ

フローライトもクリソプレーズもマイナスな力から心をクリアにしてくれる石とされています。柔らかな緑色で、見ているだけで心が落ち着きそうですね。
癒しパワーを高めたい時におすすめの組みあわせです。

■ラリマー

世界三大ヒーリングスト-ンの1つとして有名なラリマー。鮮やかなブルーに波が揺らめくような白のコントラストが美しい一品や、ぼんやりとした乳白がかかった柔らかな雰囲気のアイスラリマーなどもあります。

天使の羽が舞い降りてきたようなエンジェルフェザーインフローライトとの優しい色合いの組みあわせは、ほっとしたい時のアクセサリーに最適。

ラリマーとフローライトの組み合わせは変化を怖がらず、新しい流れ・運気を作り出したい時におすすめとされています。

■ブルートパーズ

ブルートパーズは透明感のあるジェムストーンとの組み合わせが抜群です。アメジストや水晶はもちろん、アメジストや水晶とも相性がよいフローライトも組合せの相性としてぴったり。

■シトリン・ローズクォーツ

シトリンもローズクォーツもアメジストと同様の水晶です。黄色の水晶がシトリンと呼ばれ、ピンク色をした水晶はローズクォーツと呼ばれています。
そのため、水晶・アメジストとフローライトの相性が良いように、シトリン・ローズクォーツとフローライトとの組み合わせも相性の良いものになります。

フローライトの取り扱い上の注意点・お手入れ方法

フローライトは硬度が4と低いため、衝撃に弱いため、ぶつかりや擦れに十分に注意をしたいところです。
紫外線や水にもあまり強くなく退色の原因になるので、直射日光が当たる場所での保管は避けるようにします。
定期的に柔らかい布で拭き取って、綺麗に保ってあげるようにしましょう。

まとめ

天然アクセサリーの素材として、様々なカラーや色合いの個性を持つフローライトは飽きることがなく、ハンドメイドアクセサリーなどを作る楽しみも増えるジェムストーンとなっています。

ジュエリーとして着用をしなくても、紫外線を当てると蛍光性を発揮するものもありますので、原石のままでも十分に楽しめるのではないでしょうか?

英名Fluorite
和名蛍石(ほたるいし)
分類ハロゲン化鉱物
化学式CaF2
緑、青、紫、白、黄、桃、無色
モース硬度4
屈折率1.43
劈開性4方向に完全
条痕色白色
結晶系等軸晶系
光沢ガラス光沢
比重3.01-3.25
愛称フローライト、フルオライト、けいせき



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フローライトの商品一覧

このコラムのフローライトのビーズやルースをはじめとする天然石アイテムをご紹介しています。

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