ピンクオパール｜愛を叶える石キューピットストーン

女性が大好きなピンク色の石には、愛の石として知られる様々な天然石があります。その中でもピンクオパールは別名「キューピットストーン」と呼ばれ、縁結びの石としてとても人気があります。

ピンク色は女性の憧れの色でありながら、お洋服や靴にピンク色を持ってくるのは少し抵抗がある、といった方も多いのではないでしょうか。ピンクオパールなら、さりげなくあなたを際立たせてくれる天然石であることは間違いありません。今回は、女性必見のピンクオパールについて、ご説明させていただきます。

ピンクオパールの鉱物データ

英名	Pink Opal
和名	蛋白石（たんぱく石）
分類	酸化鉱物
化学式	SiO2.nH2O
色	淡桃～桃
モース硬度	5.5－6.5
劈開性	－
屈折率	1.60－1.63
結晶系	非晶系
断口	貝殻状
条痕	白色
比重	1.99－2.25
光沢	ガラス状～樹脂状光沢
主な産地	ペルー・オーストラリア
石言葉	「愛」「希望」「無邪気」「友情」

オパールの種類

オパールと聞くと、見る角度や光の入り方によって独特の異なる色彩を楽しめるホワイトオパールやブラックオパールなどの宝石を思い浮かべる方も多いと思います。オパールは、種類が多く産地や色によって複数の呼び名があります。一般的に広く知れ渡っているものは前述したように見る角度によって赤や緑、黄色,青色など多彩に変化するレインボーの色彩が一つの石の中で戯れるオパールです。

このような光の色彩の効果を、遊色効果（プレイ・オブ・カラー）と言います。遊色効果（プレイ・オブ・カラー）の出ないオパールを、コモンオパールと言います。

オパールは大きくざっくり分けるとしたら、遊色効果（プレイ・オブ・カラー）の出る「プレシャスオパール」と、遊色効果（プレイ・オブ・カラー）の出ない「コモンオパール」に分類されます。今回ご紹介するのは、コモンオパールの中でも大変人気のある「ピンクオパール」です。ピンクオパールは、女性にとって強い見方になってくれる女性のための天然石です。

ピンクオパールの特徴

コモンオパールに属するピンクオパールも、プレシャスオパールも同じ成分である「珪素」を含みます。プレシャスオパールの独特の虹色に煌めく「遊色効果」は、この珪素が規則的に配列し、さらに粒子の大きさに起因するものです。

ピンクオパールは、珪素が不規則に集合しているため「遊色効果」が出ないのです。独特の色彩の輝きはないものの、オパールそのものがもつ本体の地色である穏やかでやさしい魅力を楽しむことができます。「プレシャスオパール」に比べ、手頃な価格でお楽しみいただけるのもピンクオパールをはじめとするコモンオパールのメリットの一つです。

ピンクオパールの名前の由来

オパール（Opal）は諸説ありますが、サンスクリット語の「upala(宝石）」,ギリシャ語の「Opalios(色が変化する)」、ラテン語の「Opalus（貴重な石）」などが変化して「オパール」になったと言われています。

和名は、「蛋白石（たんぱく石）」です。きめ細やかなでゆで卵の白身の質感に似ていることから名付けられたと言われています。

その中でもピンク色の地色を持つものをピンクオパールと呼びます。

ピンクオパールの色/質感

ピンクオパールの色は乳白がかったパステルピンクで、不透明から半透明です。ピンク色の幅は広く、ミルキーな色合いの淡い薄めのピンクオパールから、濃い色のピンクオパールまであります。ピンク色の地色に白やグレイの斑点が見られる物が多く、表面に白い条線が出ているピンクオパールもあります。

質的には、単色で透明に近い方がよいと言われています。ピンクオパールはコモンオパールに属し遊色効果（プレイ・オブ・カラー）はありませんが、やさしい色合いで温かみのある艶やかな見た目をもちます。まるでいちごミルクのようで甘酸っぱい香りが漂うように愛らしく、女性の肌色にとても映えます。美味しそうな色合いのピンクオパールですが、間違って口にふくまないようにしてくださいね。

ピンクオパールの主な産地

ピンクオパールの主な産地は、ペルー、オーストラリア、メキシコ、アフリカなどから産出されます。色が均一で色むらのないピンクオパールは年々減少してきています。オパールの中でピンクオパールは比較的お求め安い価格で取引されていますが、近年産出量が減少しつつあり、特にピンク色の発色が良く色むらのない単色のピンクオパールは、希少で高額になってきています。

ピンクオパールの効果

ピンクオパールは、女性の象徴とも言われ、女性性を高めてくれる天然石です。ピンクオパールには女性ホルモンの分泌を高め、美容効果もアップし、更年期障害の緩和など女性特有のお悩みにオールマイティーに効果があると言われているのです。

それは、鉱石の中でもオパールは水を含むことから水の気に属し、潤いを与えてくれると考えられているからです。これから女性がどんどん社会に進出し、活躍する場が増えてきます。ピンクオパールは可愛らしい見た目ながらも、そんな女性達を応援してくれる力強い味方なのです。

ピンクオパールの石言葉/意味

オパールの石言葉は「愛」「希望」「無邪気」「友情」です。古来よりオパールは、異なる物体から美しい宝石を作ることから、愛と希望の石として大切にされてきました。それはコモンオパールに属するピンクオパールも同じで、別名「キューピットストーン」とも呼ばれ、愛の石として人気を集めています。

ピンクオパールは愛する人を引き寄せることで自信もわき、愛情表現も豊かになり魅力が増し、周囲の人間関係も良くなり友情も芽生え、生きる希望が湧き出るといった意味を持つ天然石なのです。

誕生石としてのピンクオパール

オパールは10月の誕生石ですが、もちろんピンクオパールも10月の誕生石に属します。ピンクオパールを誕生石として持つことでお守りとなり、より一層女性らしさを磨けるのではないでしょうか。とってもクールな10月生まれの方は、恋より仕事タイプが多いそうです。それはとっても素敵なことですが、たまには甘えてみることも大切かもしれません。是非ピンクオパールを自分自身にプレゼントしてみてください。

ピンクオパールの取扱注意点

女性の肌はとってもデリケートです。日焼けどめクリームや乾燥肌には保湿効果の高い美容液も必須です。美しくありたいと思うのは皆同じ。まして先頃は、男性も美に対してとっても積極的です。男性専用の化粧品も飛ぶように売れているそうです。ピンクオパールも美を追求するために、お肌と同じでとっても注意が必要なのです。

ピンクオパールの大敵は日光の日差しと、乾燥です。私たちの肌と同じように日光を強くあてたり、極端に乾燥させたりしてはいけないのです。オパールは、鉱物の中でも珍しい水分を含む鉱物です。宝飾店などで、オパールのケースの中に水を入れたグラスを見かけることがあるのは、そのためです。

ピンクオパールを美しく保つためには、長時間日光にあてたり、エアコンやファンヒーターのそばなど極端に乾燥する場所には置いたりしないようにしてください。ピンクオパールを長時間つけた後に汗や皮脂が付着した場合は、私たちもクレンジングをするように、乾いた布でふいてあげることも大切です。また、ピンクオパールは振動には弱いので、超音波振動器には入れないでください。オパールは多孔質であるためきれいにしようと超音波で洗浄したつもりでも、汚れた水が穴にしみこんでしまい逆に黒ずんでしまうことがあるので要注意です。

ピンクオパールってなんだか取扱い難しくない？なんて思っていませんか？そんな心配はありません。ピンクオパールを普通に使用する分には十分にお楽しみいただけます。ただ、お手入れは女性と一緒というだけなのです。ピンクオパールを思いやる細やかな気持ちこそ、あなたの優雅さを一層引き立たせてくれるということです。そんな女性にこそピンクオパールはふさわしいのです。お互い美しく艶やかに参りましょうね。

ピンクオパールについて　まとめ

女性の象徴とも言うべきピンクオパールは、男性がつけると浮気の防止や、マザコン解消などの効果があるのだそうです。女性の立場を優位にしてくれるピンクオパールは、なんて力強い味方なのでしょう。ピンクオパールが女性にとってオールマイティーな天然石であることはもはや言うまでもありません。

あなたの恋人やご主人の鞄に、そっとピンクオパールを忍ばせておくのも良いかもしれませんね。しかしながら、このピンクオパールのパワーは、そんな女性の思惑が裏目にでてしまうこともあるのです。男性がピンクオパールを持つと、男性の中にある女性性を目覚めさせてしまうのだとか･･･。

でもそれはそれで、良いですね。今は、ジェンダーレス、ジェンダーフリーなのですから。あしからず･･･。

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